<観音茶屋で祝賀会>
三角髭のTさん登頂1700回記念の丹沢:塔ノ岳(今年22回目)
(多数のご常連とご一緒に登る)
2012年5月12日(土) 雲多し
■天気なら出掛けるしかない
昨日(5月11日),山旅スクール5期同級生のオバサマ達と三浦アルプス南尾根を縦走したばかりなので,その翌日の今日の塔ノ岳詣では,色々な意味で多少気が引けるが,前回,塔ノ岳に登ってから,早,1週間も経っている.ここはもう塔ノ岳に出掛けるしかない.
渋沢発大倉行の1番バスは,今日が土曜日なので,先週の土曜日ほどではないにしても,結構混雑してる.混雑する乗客の中にご常連の方々も沢山乗車している.韋駄天のTさん,韋駄天のSさん,三角髭のTさん,掲示板編集長Y川さん,ゲザンシュタインさん,大三郎さん,K大Nさん,K井さん,F田女史,U村さん,T添さんなど実に沢山のご常連が乗っている.
伺うと,今日は12時から14時まで,三角髭のTさんの「塔ノ岳登頂1700回記念」を,観音茶屋で行うとのこと.私も当然参加するつもりである.
■マイペースではないが・・
7時13分,私はゲザンシュタインさんのご一行に加わって登山を開始する.例によって歩き出しが,ヤケに速い.ロートルの私には,少々辛い.それでも,皆さんとの会話のおもしろさに引きずられて,私にとっては少々オーバーペースかなと思いながらも,まあ,この程度なら良いかなと付いていく.
やがて,堀山の尾根道に入る.残念ながら,西の空に雲がモクモクと沸き上がっていて,富士山は見えない.
堀山の家から先の急登は,到底,皆さんの後は付いて行けないなと自覚した私は,平らな所だけは少々高速で先に行かせてもらう.
堀山の家から先の坂道に差し掛かると,案の定,殆どの皆様に追い抜かれれる.私はトボトボと後ろから付いていく.
<ご常連が登る>
<新緑の見晴階段>
<富士山は雲の中>
■萱場平
9時04分,やっと,萱場平を通過する.上空には霧が出始めている.気温は16℃.湿度が若干高めで,少々蒸し暑い.大倉から歩き出してから,もう少しで2時間になる.シンドイ思いをしている割には,随分と時間が掛かっている.マイペースを維持していれば,もっと楽に歩いていても,もう少し早く萱場平を通過できていたはずである.この辺りの登山の微妙さに,改めておもしろさを感じる.
萱場平の短い水平道で,少し体力が回復するが,そこから先は,皆さんの後を付けるのが精一杯.
<新緑の萱場平>
■チャンピョンが下る
9時20分,上から下ってくるチャンピョンとすれ違う.早速写真を撮らせていただく.
チャンピョンは両手を挙げて万歳をしながら,
「今日は後2回登るよ.だから,(通算)4012回になるよ・・」
とますます意気盛ん.
そうこうしている内に,また,皆さんとの距離が開く(この写真に皆さんの後ろ姿が小さく写っている).
続いて,9時20分,超韋駄天のN村(弟)さんが下ってくる.
<偉大なるチャンピョン>
■韋駄天のSさん
後7分坂に差し掛かるところで,私は自分の限界を感じる.
「今日は,(後7分坂を)7分では登れません.8分ほど掛けて登ります・・・」
と宣言して,一番後からヨタヨタと登り続ける.瞬く間に,皆様との距離が開いてくる.
9時22分,韋駄天のSさんが下ってくる.相変わらず超俊足である.
「おや相変わらず速いですね.写真を撮らせて下さい」
とお願いする.
「男前でしょう・・・」
と言いながら応じて頂く.その間に,皆様との距離はますます開く.
<韋駄天のSさん>
<つらい後7分坂>
■花立山荘
9時20分,やっと花立山荘に辿り着く.一足先に到着した皆さんが,一息ついている.あるいは私を待っていてくれたのかな.
大倉を出発してから,2時間07分経過している.それほど速い速度ではないのに,ヤケに疲れた感じがする.
引き続き,花立山山頂を目指す.ますますシンドイが,9時37分,漸く花立山を通過する.2年ほど前ならば,そろそろ山頂に到着していた時間である.
辺りの霧はますます濃くなり,視界が全く利かないのが残念.
山頂付近で下山してくる女流超韋駄天のマコさんとすれ違う.
「先に,(懇親会場に)行っています・・」
と挨拶して,軽い足取りで下山していく.
<金冷シ>
<山頂付近の階段道>
■塔ノ岳山頂
9時41分,金冷シを通過する.
金冷シを通過して,平坦なところを歩いている内に,身体が大部楽になる.もう,ここまで来ていれば,船長は間近である.急ごうとゆっくり行こうと,所要時間に大差はない.
私はご一緒の方々の数メートル後ろを何とか付いて登り続ける.そして,9時59分,漸く塔ノ岳山頂にたどりつく.大倉からの所要時間は2時間46分.こんなに時間が掛かっているのに,この疲労感.
「こりゃ~ぁ・・・いくら何でも情けない!」
私は,山頂から四方八方の写真を撮る儀式を済ませる.そして,自分で自分の記念写真を撮る.
山頂には,もうかなりの登山客が休憩を取っている.
<塔ノ岳山頂からの眺望;富士山は雲の中>
<塔ノ岳山頂>
■尊仏山荘
尊仏山荘に入る.ご常連で一杯である.山荘の温度計では山頂の気温は+8.6℃.この時期としては平均的な気温である.
今日の小屋番はオーナーのHさん,ネコのミー君の姿はない.
山小屋はご常連で賑わっている.楽しい雰囲気である.
ほどなく,小丸経由で登ってこられたU林さんが到着する.
暫くして,K大Nさんも到着する.
<尊仏山荘>
■塔ノ岳山頂で集合写真
下山開始前に,塔ノ岳山頂で,三角髭のTさんを囲んで集合写真を撮る.この写真はゲザンシュタインさん提供のものである.
<ゲザンシュタインさん提供>
■登山客とすれ違いながら下山
10時28分,皆さんと一緒に下山を開始する.最初の内は足の遅い私に合わせて頂く.
10時48分,花立山荘を通過する.山荘前のベンチは沢山の登山客で溢れ返っている.
「ここは一寸自分の速度で下ります・・」
ということでゲザンシュタインさんが,凄いスピードで下っていく.私はお年なので平衡感覚が鈍くなっていることを自覚している.怪我をしたら百年目.とにかく,此所と駒止茶屋の階段だけは慎重すぎるほど慎重に下ることにしている.
瞬く間に,一番ビリ.それでも良いんだと自分に言い聞かせる.
相変わらず引きも切らずに登ってくる登山客とすれ違いながら下山し続ける.
■観音茶屋で祝賀会
12時20分,漸く観音茶屋に到着する.
今日はここで三角髭のTさんの「塔ノ岳登頂1700回達成祝賀会」である.もう,数名のご常連が先に到着している.後から到着した私もスゴスゴと席に着く.皆さんが持ち寄られた沢山の食べ物が机の上に所狭しと並んでいる.
途中で,韋駄天のTさんの挨拶がある.Tさんによると,実は1700回は4月末日に達成済みとのこと.それにしても1700回とは凄い記録である.
その内に,T添さんが大分遅れて到着する.T添さんは先日カラバタールトレッキングに参加していた.そのときの中国のお土産と一緒に,今朝仕入れたという大きなキャベツを1個ゴロリと机の上に置く.
「キャベツは良いですよ・・どうぞ食べて下さい・・」
これには一同ビックリ.この奇抜さがとても面白い.
でも千切りながら食べるキャベツは絶品である.
「キャベジンが入っているから,身体にとても良いんですよ」
なるほど!
<観音茶屋で祝賀会>
<T添さんのキャベツ>
■集合写真を撮る
1時間余りの間,楽しい祝賀会が続く.
途中,観音茶屋前で集合写真を撮る.ブログ掲載の了承を得ているので,ここに掲載する.
<集合写真:観音茶屋前>
■無事帰宅
13時26分,祝賀会を終えて,観音茶屋を出発する.
雑談をしながらノンビリ下って,13時38分に大倉に到着する.目の前で,13時38分発のバスが発車してしまう.残念.
大倉から小田原経由で帰宅.
電車の中で,所用があって五十三次洛遊会のメンバーに,電車の中から携帯メールを発信する.
返信の中で,用件の後に,
「昨日三浦アルプスを歩いて,今日は塔ノ岳ですか! どうやったらFHさんのように元気に年を重ねられるか教えて下さい・・・」
と書いてある.
今日一日,
「オレは遅いな,ダメだな・・」
と思いながら,焦れったい気持ちで登っていた私は,この文章を見て,ちょっと妙な気分になる.
「こんな私を手本したい人が居るなんて・・・」
何時もの塔ノ岳詣でより,1時間余り遅く,無事帰宅する.
楽しかったよ,きょうの塔ノ岳は.
<ラップタイム>
7:13 歩それでmき出し
7:38 観音茶屋
7:55 見晴茶屋
8:24 駒止茶屋
8:41 堀山の家
9:20 花立山荘
9:41 金冷シ
9:59 塔ノ岳山頂着
10:28 〃 発
10:37 金冷シ
11:48 花立山荘
11:19 堀山の家
11:35 駒止茶屋
11:56 見晴茶屋
12:20 観音茶屋(13:26まで塚田さん1700回祝賀会)
13:38 大倉 着
[山行記録]
■水平距離 7.0km(片道)
■累積登攀下降高度 1269m
■登攀所要時間(雑談時間を含む)
大倉 発 7:13
塔ノ岳 着 9:59
(所要時間) 2時間46分(2.77h)
水平歩行速度 7.0km/2.77h=2.53km/h
登攀速度 1269m/2.77h=458.1m/h
■下降所要時間(雑談・懇親会時間を含む)
塔ノ岳 発 10:28
大倉 着 13:38
(所要時間) 3時間10分(3.12h)
水平歩行速度 7.0km/3.12h=2.24km/h
下降速度 1269m/3.12h=406.7m/h
(おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/be4b5ef042051812419ed2c1ab0fb1e1
「丹沢の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/01338da1fee3a0666ee54853df8b0b53
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