中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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積乱雲とアジサイの鎌倉散策;仏行寺と夫婦池公園を一回り

2014年06月14日 17時02分50秒 | 鎌倉あれこれ

                                      <仏行寺庭園を見下ろす>

    積乱雲とアジサイの鎌倉散策;仏行寺と夫婦池公園を一回り
                (単独散策)
          2014年6月13日(金) 快晴


<湧き上がる積乱雲を見上げながら…>


■天気が良いので散歩に出掛けるぞ…
 今,梅雨の真っ盛りだ.
 昨日までは如何にも梅雨時らしい憂鬱な雨の日が連続していた.でも,今日はどうしたことか,昨日までの陰鬱な天気が激変して,朝からピーカンの青空が広がっている.同時に今日はこれまでの梅雨寒がウソのように,朝から蒸し暑くて,まるで盛夏のようである.
 少々蒸し暑いのには閉口するが,久々の晴天となると,とてもとても終日家の中で閉じこもっているなんて飛んでもないことである.私はすぐにでも青空の下で散歩をしたくて仕方がないが,そこはまだ仕事のしがらみのある身である.私はイライラしながらも,今日のノルマをを午前中に済ませてしまう.
 そして,昼食を済ませてから,まずはともかく,自宅近くの深澤にあるI氏宅のアジサイでも見に行こうかと思い立つ.自宅から歩き出したときは,まあ,せいぜい30分ほども歩けば良いだろうと思っていた.
 “さて,何処の道を通って深澤まで降りようかな…”
 私は自宅の玄関を出た途端に,何処をどう歩くかで迷ってしまう.
 “あっ…! そうだ! ハガキを出さなければ…”
 私は,ここ2~3日の間,投函すべきハガキを持ち歩いている.
 “なぜって…?”
 理由は極めて簡単.要するに毎日投函を忘れていたからである.
 …で,山の上ロータリー付近にある郵便ポストへ,まずは直行することにする.勿論,忘れないように投函ハガキを手に持って…

■巨大な積乱雲
 歩き出しが深澤とは違ったルートになってしまったので,
 “まあ,仕方がないな…”
ということで,歩くルートは私の足任せということにする.といっても私の足に脳みそが付いているわけではないが…
 山の上ロータリーから笛田方面に下る坂道を歩く.
 フト気が付くと,北東の方向にもの凄い積乱雲が立ち上がっている.折角だから積乱雲の写真を撮りたい.ところが電柱,電線,家の屋根,庭木などが邪魔をして,なかなか良い写真が撮れない.随分沢山の写真を撮ったが,その中で何とか見られるのが下の写真である.
 写真を撮りながら,積乱雲を見ていると,時々刻々と形を変えながら向かって右の方に移動している.
 “これは大変だ.多分,東京辺りは強い雷雨が降っているだろうな…”
と想像する.
 案の定,夕方のテレビで,東京方面で激しい雷雨があったと報道していた.


<北東の方向で湧き上がる積乱雲>

■お気に入りのアジサイ小径を下る
 寺分の住宅地をブラブラ,何となく深澤中学校近くを歩いている.
 “…ん,じゃぁ~…まあ,久々にアジサイ小径でも歩いてみるか”
ということで,深澤中学校脇のアジサイ小径を下る.もちろんアジサイ小径なんていう名前は,私の創作である.

<アジサイ小径>

■鎌倉山が見える
 アジサイ小径を少し下ると,進行方向左手の視界が開ける.
 眼下の住宅密集地は笛田,その先の山は鎌倉山である.この風景を見ている内に,
 “そうだ! 仏行寺のアジサイを見に行こう…”
ということになる.
 仏行寺は,笛田運動公園近くにある.

<アジサイ小径から鎌倉山を望む>

<仏行寺へ>

■野趣豊かな笛田の谷戸
 縣道藤沢鎌倉線を越えて,笛田の谷戸に入る.勿論,舗装されたバス通りなど通らない.谷戸の中をクネクネと続く昔ながらの砂利道を通る.
 田植え前の田んぼが広がっている.ここも紛れもなく鎌倉市内なのである.
 向こうに見えている山は鎌倉山である.

<笛田の谷戸を行く>

■仏行寺の石仏
 笛田の谷戸の突き当たりにある仏行寺に到着する.
 三門に置かれている無人スタンドに拝観料100円を入れて境内に入る.
 アジサイの脇に安置されている石仏が,参拝者を出迎える.

<仏行寺の石仏とアジサイ>

■境内のアジサイ
 頂上に源太塚のある裏山に登る.墓地に通じる階段道である.階段道の両側にある沢山のアジサイがもう少しで見頃になりそうである.
 ぶっちゃけて言えば,仏行寺のアジサイは長谷寺のアジサイに「勝らないとも劣る」かもしれないが,年を追うごとに仏行寺のアジサイも大きく育っているようである.

<仏行寺のアジサイ>

■源太塚
 階段道を登り切って裏山の山頂に到着する.山頂には源太塚がある.ここで一休みしたいところだが,立ち止まった途端にヤブ蚊に刺されそうなので,足踏みしながら,山頂からの眺望を楽しむ.足踏みをしていても,2~3箇所,蚊に喰われたらしく,痒くなる.

<源太塚>

<夫婦池公園>

■静まり返った夫婦池
 仏行寺から深沢方面に戻るつもりだったが,
 “せっかくここまで来たんだから,夫婦池公園へ行かなきゃ後悔するよ…”
と私の胸の中に巣喰っているもう一人の私が,私を頻りにそそのかす.
 “しょうがないなぁ~…,んじゃ,まあ,夫婦池まで行ってみるか…”
 私は何時ももう一人の私の我が儘に引きずり回されることになる.
 いくらか蒸し暑くなってきた日射しの中を,夫婦池に向かう.ダラダラと続く登り坂である.
 仏行寺から徒歩5~6分で夫婦池に到着する.ここは桜の名所でもある.でも,今は濃緑の森林に覆われている,池の畔には人の姿はなく静まり返っている.

<夫婦池>

■夫婦池のアジサイ
 池の畔にある事務棟(正確な名前は忘れた)脇のアジサイを見に行く.残念ながら,ここのアジサイは,まだ,ほとんど咲いていない.
 事務等脇から谷戸を遡って鎌倉山に向かうとアジサイの群生地がある.折角ここまで来たのだから,足を延ばして鎌倉山まで登ろうかと思う…が,
 “おまえさん,もう草臥れただろう…そろそろ家に帰った方が良いよ.何時間も,かみさんを彫っておくのはマズイよ…”
と,もう一人の私が,また,私に囁く.私は,
 “たまには,オマエも良いことを言うな…”
と,もう一人の私を誉める.
 ここから更に先まで行ってしまうと,確かに帰宅が遅くなってしまう.それでは,ちょっとその辺を散策するという主旨から離れてしまう.
 私は意を決して,往路を引き返すことにする.

<夫婦池のアジサイ>

<笛田の裏道を通って深沢へ>

■緑と花の裏道
 笛田の谷戸を通って深沢へ向かう.
 笛田の谷戸を,そのまま往路を辿るのでは,面白くも何ともないので,途中で左折して裏道に入る.笛田川畔沿いの緑陰が続く,人とすれ違うことも殆どないので,ノンビリと散策するには打って付けの小径である.

<笛田川沿いの小径>

■綺麗な白い花
 笛田川沿いの小径を散策中に見掛けた民家の垣根.白い花がビッシリと咲いている.花の名前は,もちろん私には分からない.自慢ではないが私は名にし負う花オンチである.

<民家の垣根が白い花で覆われている>

<深沢からI氏宅へ>

■紫色の花
 ブラブラ歩きを続ける.
 深沢の交差点付近の民家に咲く紫色の花を見つける.見事! 早速写真を撮る.写真を撮りながら,花の形から,打ち上げ花火を連想する.
 勿論,私には花の名前など知る由もないし,覚えようとする気力もない.ただ,美しいなと思うだけだ.

<花の美しさに見とれる>

■I氏邸のアジサイ
 深沢交差点から深沢の裏道に入る,住宅街の中をクネクネと曲がる道を,等覚寺と大慶寺の前を通過して大平山丸山住宅地へ向かう.
 途中,I氏宅のアジサイを外から拝見する.I氏宅の入口の門に,「自由にご覧下さい」という主旨の案内が置いてあるが,今日の所は庭に入るのは遠慮する.
 庭の入口からアジサイの写真を撮らせて貰うが,見頃はもう一寸先の要である. 

<I氏宅のアジサイ>

■予定より大分余計に歩いてしまった
 ほんの近場を歩くつもりだったが,一旦歩き出すと停まらなくなるのが私の悪い癖である.ほんの一寸歩く筈が,結局は15,000歩ほどのダラダラ歩きをしてしまった.
 “何で,いつも行き当たりばったりなんだ…良い年をして.もう少し,メリハリを付けた生活態度を身につけないと,お前さんとはつきあえないよ…”
と,またもや,もう一人の私が悪態をつく.
 明日も天気が良さそうである.では,明日は,久々に,塔ノ岳へでも行こうかな.
                                      (おわり)

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※誤字脱字転換ミスご容赦.



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