中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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名湯湯之川温泉とお手軽ロマンチック函館2日間;第1日目(1);羽田から函館へ

2019年11月06日 06時39分39秒 | 北海道・東北・北陸

                                          <羽田空港第二ターミナル>

    名湯湯之川温泉とお手軽ロマンチック函館2日間;第1日目(1);羽田から函館へ
             (神奈川美術協会会員親睦旅行:阪急交通社)
           2019年10月31日(木)~11月1日(金)
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第1日目;2019年10月31日(木) 晴れ

<ルート地図>


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<羽田空港集合>

■朝の時間を持て余す
 いよいよ旅の初日である.
 羽田空港第二旅客ターミナル2階時計台6番の前,9次25分集合である.
 平素,3時30分頃起床している私には,この中途半端な時間を持て余す.出発前に何か仕事をするだけの時間はないのに,ただボンヤリと時間を過ごすのもイライラする.たまりかねて,まだ出発するには早すぎるのは重々承知の上で,5時少し過ぎにたまりかねて家を飛び出す.
 もう湘南モノレールの初電が動く時間だ.でも,時間つぶしと運動を兼ねて,敢えて大船駅までの2キロメートル余りを歩くことにする.時間がたっぷりあるんだから,ゆっくり歩けば良いものを,そこはセッカチ病の老人である.ついつい早足になってしまう.
 大船駅に随分と早く到着したので,駅前の某ファストフードで朝食を摂ることにする.メニューは定番のハムエッグ定食だ.土曜日,塔ノ岳に出掛けるときに,早朝4時30分頃,ここに立ち寄ることしばしばである.

<某牛丼店の朝定食>

■リムジンバスで羽田空港到着
 大船駅前から羽田行リムジンバスに乗車する.乗客はほどほど.2人分の席を1人で占有したまま気楽である.バスは順調に走行し,7時20分頃,無事,羽田空港第二ターミナルビルに到着する.
 ”集合時間まで,まだ,2時間以上もあるな,どうしよう?”
 まずはともあれ,集合場所を確認する.集合場所は,随分と端っこの方である.

<羽田空港に到着>

<羽田空港内をウロウロ>

■何じゃ・・・これは!
 まだ時間がたっぷりある.田舎者の私には,久々に(3年ぶりかな?)訪れる羽田空港が,ただ,ただ,珍しい.だから時間があるのは何とも嬉しい.
 今居るのは第二ターミナル.ここを訪れるのが初めてかどうか分からないが,最近では熊本へ行ったときに第一か第二か忘れたが,とちらかのターミナルを訪れている.・・・ま,ともかく隅から隅まで見物しようと思う.
 まずはウインドウショッピングしながら屋上まで行ってみることにする.まだ,時間が早いために,ほぼ全部の店舗が開店前である.これには参った.とにかくクネクネと曲線を描く階段やエスカレーターを使って最上階まで登ってみる.
 最初に目に付いたのが,ハロウインの飾り付けである.
 ”なんじゃ・・・これは!”
が私の第一印象である.
 ”ハロウイン(漢字変換すると波浪院かな?)なんて・・・日本には関係がないのに・・・!”
 焼け跡派の老人である私は,ちょっと憤慨するが,何でも屈託なく受け入れる日本人の長所でもあり欠点でもあるな・・・と,うがったよううな結論を勝手に導き出す.
 ”ああ,そうか! ここは国際空港だったな・・・!”
 ”ならば,ハロウインの飾り付けも,まんざら的外れではなかったな” 

<羽田空港のハロウインの飾り付け>

■屋上に出てみる
 屋上に出てみる.
 外に出た途端に,航空機のエンジン音が耳に付く.甲高い連続音である.風が吹いていて少し寒い.でも広々とした空港は,何か私の心を刺激する.
 ふと建屋を振り返る.綺麗に磨かれた窓ガラスに自分の姿が写っているのに気がつく.面白いので早速自撮をしてみる.
 自分の姿も,背景も,鏡のように全く歪みなく写っている.日本に居たらこんなこと当たり前で何を感激しているんだということになるが,東南アジアへ行ってみると,これが素晴らしいことだと分かる.あちらのビルの窓ガラスに映る風景はまるで凹凸レンズを通したように歪んで見えるのが普通である.

<窓ガラスに映る影を自撮>

■最上階の喫茶店
 最上階にある喫茶店が開店した.
 早速,喫茶店に入ってみる.勿論,私が一番乗りである.場所柄からかコーヒーは,税込みで418円,ちょっとお高いが,11時まではお替わり自由だという.器が紙コップなのがちょっと残念だがなかなか美味である.
 私の後に,どこぞの国の方々数名が店に入ってくる.かなり大声で会話を始める.何となく居心地が悪くなったので,店の外へ.
 ”そろそろ,集合場所近くへ移動するかな・・・”

<最上階の某喫茶店にて>

■沢山の飛行機
 もういちど屋上の外に出てみる.
 さすがに羽田空港はデカい.ちょっと数え切れないほど沢山の飛行機があちこちに屯している.上空一面に雲が覆っている.果たして今日の函館の天気はいかに? 函館の夜景が見えるかどうかがちょっと心配である.

<沢山の飛行身が駐機している>

 <出発ロビーへ>

■天王ご即位の横断幕
 そろそろ出発ロビーの方へ向かおうと思う.ただし寄り道しながら・・・  出発ロビーは天井が高い吹き抜けになっている.ロビーを見下ろすように作られている廊下を端から端まで歩いて見る.出発ロビーの反対側の壁に「祝天皇陛下御即位おめでとうございます」と大書した横断幕が張ってある.率直に嬉しい気分になる.
 ロビーを見下ろす廊下の反対側には何十軒もの飲食店がずらりと並んでいる.どのお店も結構客が入っている.
 このとき,今,私はボールペンを1本しか持参していないことに気がつく.念のため,予備のボールペンを1~2本買っておきたいなと思う.そこで近場に文房具を扱っている店がないか歩きまわる・・・が,見当たらない.
 そこで,出発ロビーの中央辺りに居る案内係に,近くに文房具を売っている店がないか尋ねてみる.案内係によると,中央のタワーの×(忘れた)階に雑貨店が1軒あるとのこと.ただ,今の時間間だ開店していないという.こんなに沢山お店があるのにその大多数が飲食店ばかりとは・・・改めて驚くとともに,羽田空港も案外不便だなと実感する.
 私は空港でのボールペンの買い増しを諦める.現地に着いてからどこかのコンビニで買い足すことにする.
<「御即位おめでとう」の横断幕>
<御即位祝賀の横断幕>

<ANA553便で函館へ>


■搭乗手続はQRコードで・・・
 定刻15分前に集合場所へ.
 今回の神奈美会員参加者は全部で9名.男性5人,女性4人である.定刻になっても男性1人が行方不明.調べた結果,集合場所には来ないまま単独で搭乗手続きを済ませてしまったようである.
 ・・・まあ,ともかく参加予定者全員が揃う.阪急交通社の係員から,リーダー経由で搭乗券を受け取る.この頃の搭乗券がQRコード月になっていることを初めて知る.最近,コンピュータの利用範囲が急速に広域化,拡大化しているのに,ただ,ただ,驚くばかりである.

<QRコード付きの搭乗券>

■ANA553便に搭乗
 セキュリティチェックを済ませて搭乗口へ.私の席は35J.通路側かな? それとも窓側?
 もっとも飛行時間はたいしたことないので.何処の席でも一向にかまわないが・・・」 
 まあどうせなら窓際も良いかなと思う程度の残念さである.
 それにしても長い廊下である.延々と歩いて,やっと搭乗口に到着する.

<長い廊下を延々と歩く>

■私の席は35J
 私の席は35J.登場してみたら窓側の席である.てっきり通路側だと思っていたのに・・・ 
 今回は,たった,1泊2日の旅なので,着替えは持参していない.持参しているのは.防寒用のフリース1枚と折り畳みコーモリ傘,それも洗面用具.これらをナップザックに放り込んだだけ.気楽な旅である.
 隣の席は同じ仲間.気楽である.

<搭乗手続き>

■羽田空港を出発・機内サービス
 10時18分,ANA553便函館行は搭乗口から動き出す.
 10時25分,羽田空港を離陸.私はエンジンの連続音を聞きながらすぐにウトウトと居眠りを開始する.
 その内に,何となくざわざわした気配を感じて目を覚ます.ちょうど湯茶のサービスが始まったところである.私はホットコーヒーを所望する.
 しばらくの間は,コーヒーで目を覚ましていたが,またすぐに居眠りを続行する.

<機内サービス>

<函館空港到着・専用車へ>

■函館空港到着
 私達を乗せた飛行機は,11時頃から次第に高度を下げ始め,11時10分,函館空港に着陸する.車輪が着地した瞬間,ドスンという衝撃音が伝わる.ちょっと,ドキンとする.その後ガタガタと激しく揺れながら到着ロビーへ.
 11時34分,函館空港にディッセンバーグ.預けた荷物もないし入国手続きもないので,あっけなく待合室へ.
 待合室で,今回のツアー参加者全員が揃う.添乗員はKBさん.働き盛りの男性である.参加者屋は約30名.大半が年配者だが若い人も結構沢山居るようである.参加者のほとんどが私達と同じようなグループ参加者で,単独の参加者はごく少数のようである.

<ツアー参加者集合>

■広々とした空港
 添乗員のKBさんの後を金魚のウンコのように連れたって,空港前の広場を移動する. 
 函館空港は,極々小さな空港かと思っていたが意外に威風堂々.広々とした空港である.空港の広場も清潔感があって近代的である.

<函館空港の駐車場>

■専用車に乗車
 添乗員の誘導で専用車に乗車する.大きくてなかなか立派なバスである.
 予め座席指定である.私達9人は一纏めにして後部の2列が指定されている.
 ”いろいろ考えて座席を決めていますので,ご了承下さい”
と添乗員が言っていたが,9人の団体はうるさいと思ったんだろうか?
 別に最後部の座席でも構わないし,敢えて前の方に座りたいとも思わないが,なんとなくちぐはぐな気分が漂うのも仕方がないかな.
 私達はこれから最初の訪問場所である大沼国定公園へ向けて出発する.

<私達の専用車>
                                           (つづく)
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