中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
最初に左下の“カテゴリー”を選んで,クリックして下さい.

「堀山の家」でカレーうどんを楽しむ丹沢:塔ノ岳(今年8回目)

2014年02月23日 04時44分38秒 | 丹沢の山旅

                           <「堀山の家」のカレーうどん;本日から発売>

  「堀山の家」でカレーうどんを楽しむ丹沢:塔ノ岳(今年8回目)
              (単独山行)
           2014年2月22日(土)   曇

■今日も寒いぞ!
 例によって,前日(2月21日)の夜から登山着に着替えて就寝.少々気合いを入れすぎたのか,1時半に目が覚めてしまう.もう少し睡ろうかと思って,枕元の目覚まし時計を3時30分にセットしてから静かに目を瞑る.でも,どうしても寝付けないまま,ついに3時を過ぎてしまう.昨夜就寝したのが9時30分頃.明らかに睡眠不足である.
 “でも,まあ…良いか”で起床する.
 天気予報では,ここ2~3日,寒い日が続くと盛んに言っている.今日の塔ノ岳山頂の天気予報では,「最低気温がマイナス13℃.最高気温がマイナス1℃」とのことである.とはいえ,わざわざ寒冷地仕様の重登山靴を履いていくのシンドイ.そこで,私は,厚手の靴下の上に,30センチメートル四方に切ったアルミホイルを巻き付けてから,軽登山靴を履くことにする.これが後で大変なことになるのも知らずに…
 何時も通りに,4時10分に自宅を出発する.
 天気予報で脅かされていた割には,外の空気は,それほど寒くはない.むしろ,路面は凍結していないし,ここのところの毎日に比較すれは暖かくすら感じる.
 大船駅に4時40分頃到着する.駅前のコンビニで昼食用オニギリなどを購入して,大船発東海道本線下り5時10分始発電車に乗車する.小田原で小田急電車に乗り換えて,6時20分過ぎに渋沢に到着する.
 今日は土曜日,正規の1番バスの前に臨時バスが1本出る.この臨時バスに乗り合わせたのは,TGさん,SSさん,マラソンのHさんなど.6時55分頃,臨時バスは大倉に到着する.待合室で,身支度を調えている内に,KIさん,MTさん,HNさん,TDさん,STさん,久々にお会いするSTさんなどのご常連が揃う.

■観音茶屋

 7時08分,私はTGさん,SSさん,HNさん,STさんと一緒に大倉から歩き出す.
 大倉から登山口までの舗装道路は,所々凍結しているところもあるが,3日前の水曜日に登ったときに比較すると,随分と歩き易くなっている.
 7時16分,登山口に入る.相変わらず登山口から登山道に入った途端,急に残雪が増える.ただ,3日前に比較すると残雪も大分少なくなっている.たまたま私が先頭を歩いている.一緒に出発した方々がバラケ始めたのか,次第に話し声が聞こえなくなるが,私はすぐ後ろから聞こえてくる足音を頼りに,付かず離れずの速度で歩き続ける.
 その内に,後ろから聞こえてくる足音の調子が,何だか変だなと気が付く.振り返って見ると,若い男性が数名,私の直ぐ後に付いている.私は後ろの足音はてっきりSSさんだとばかり思っていたので,随分とビックリする.
 “こんな若い方々の前を歩いていたら,こっちがのびちゃうな…”
と思った私は,若手グループに先頭を譲るが,私の直ぐ後に居られるはずのSSさん達の姿が見えない.
 “まあ,いいか…,先に行っちゃおう…”
ということで,速くも一人旅が始まる.
 7時35分,観音茶屋に到着する.
 先日の大雪で,観音茶屋の大きな庇が押しつぶされていたが,今日は,押しつぶされた庇の撤去作業が始まっている.大変な損害だが,これにめげずに茶屋が再びオープンされることを願いながら通過する.

<大雪被害の後始末が始まった観音茶屋>

見晴階段
 7時58分,見晴茶屋に到着する.
 見晴茶屋に私より先に到着したKIさんとMTさんが茶屋の前のベンチでアイゼンを装着している.私もここでアイゼンを装着することにする.
 実は,今日,私は4本爪と6本爪の2組のアイゼンを持参している.ただ,6本爪の左側の爪1本が欠けているので,正確には,左側は5本爪だが…
 今回の大雪では,何時もと違って4歩爪アイゼンでは少々心許ないので,多少欠損があるにしても6本爪アイゼンを装着することにする.
 5分ほどでアイゼン装着作業を終えて,7時58分に見晴茶屋を出発する. 
 すぐに見晴階段に差し掛かる.例によって,階段下から階段の上を見上げた定点観測の写真を撮る.坂の遙か上の方に,私より先に見晴山荘を出発したKIさんとMTさんの後ろ姿が見えている.

<見晴階段>

駒止階段
 見晴階段をそろそろ登りきる頃,爪を1本欠損している左側のアイゼンのストッパーが利かなくなり,グラグラし始める.これはもう直しようがないので,不具合を承知でそのまま羞じ続けるか,それとも予備の4本爪アイゼンに履き替えるかのどちらかにしなければならない.
 でも,いくら具合が悪いといっても,6本爪アイゼンの利き具合は4本爪の比ではない.
 “このまま,暫くの間は6本爪アイゼンを使い続けよう…”
と私は決心する.その代わりに,坂道に来たら一段と歩行速度を落とそうと思う.
 8時15分,一本松を通り過ぎて,やや平坦な道になる.ここでは,鈍足の私でも,歩行速度を速めることができる.
 やがて,駒止階段に差し掛かる.先ほどの平坦道を速歩で歩いたので,MTさんとKIさんの後ろ姿がすぐそこに見える所まで追い付いている.ただ,アイゼンの調子が悪いので,これ以上歩行速度を上げることができないので,ふたたびジワジワと距離が開き始める.
 駒止階段は相変わらず雪の深い吹き溜まりの下になっている.ただ,3日前の水曜日に比較すると,雪の量が大分少なくなっているだけではなく,積雪の上に踏み跡階段ができているので,随分と歩き易くなっている.
 8時34分,ようやく駒止茶屋を通過する.大倉からの所要時間は1時間25分.雪のない時に比較すると,12~13分余計に掛かっているが,アイゼン装着に5分ほどのタイムロスがあることを考慮すれば,まあ,こんなものだと納得する.

<雪の吹き溜まりに埋まった駒止階段>

■富士山は見えない
 堀山の尾根道に差し掛かる.尾根道間での間に,相変わらず2~3箇所の雪の吹き溜まりを登り下りするが,残雪は確実に減っている.
 やがて,富士山が良く見える場所に到着するが,今日の富士山は完全に雲の中で,全く見えない.残念な証しに富士山が見えるはずの写真を写す.

<堀山の尾根道から見えない富士山を撮る>

■萱場平
 8時55分,堀山の家に到着する.堀山の家は,もう開店しているが,下山のときに立ち寄ることにしてそのまま通過する.
 今日はアイゼンの調子が悪いので,ここから花立山荘までは,50分ほど掛けて,ユックリ登ることにする.3日前に登ったときに比較すると,残雪の量はかなり減ってはいるものの,まだまだ大量の積雪がある.ゆっくり慌てずに一歩一歩慎重に登り続ける.
 階段道は完全に雪に埋まっているので,ときどき自分がどの辺りを登っているのか分からなくなるが,辺りの風景を見回して,
 “はは~あん…今,この辺りだな…”
と見当を付ける.
 9時15分,戸沢分岐に到着する.この辺りは大量の残雪に覆われていて,3日前には分岐を示す道標が雪に埋まっていたが,今日は道標の頭だけが雪の上に出ている.
 大きな雪の吹き溜まりを乗り越える.吹き溜まりの上から,萱場平の定点観測用の写真を撮る.何時もと一寸違ったアングルの写真が撮れるのが面白い.

<萱場平>

■後7分坂
 萱場平の平坦部分には,残雪は殆どなく,凍結した泥道になっている.下山時の泥道が思いやられる.
 萱場平を過ぎると再び雪山になる.階段道は殆ど全部雪の中である.何時もなら大きな岩を廻り込むようにして登る箇所も,急傾斜の直登道になっている.こんな急斜面を登るのは結構シンドイが,まあ,ユックリと登れば何とか無難に登り続けることができる.
 やがて後7分坂(花立階段)に差し掛かる.階段道の下の方は雪が溶けて土が露出しているが,中程から上は残雪がタップリあって,階段は雪の中である.相変わらず調子が悪いアイゼンを引きずりながら,ユックリと登り続ける.
 あともう少しで花立山荘に到着するところで,私を猛スピードで追い越して行く人が居る.その人の後ろ姿を見て,ご常連のTTさんだと気が付く.私は
 「MTさあ~ん…」
と呼び止める.
 不思議なことに,TTさんがTTさんであることは,私も百も承知している.でも,なぜか,TTさんに声を掛けるときには,無意識に「MTさん…」と言ってしまうことが,ここ数回ある.
 「私,TTですよ…MTさんではないですよ…」
と言われてしまう.私,恐縮.
 “自分の頭の中,MRIでチェックして貰わなければダメだな…”

■花立山荘
 9時42分,ようやく花立山荘に到着する.山荘前のベンチで数人の登山客が休憩を取っている.相変わらず富士山は見えない.
 大倉からの所要時間は2時間38分.
 “いくら何でも遅い!”
 “何をか言わん哉! 嗚呼!”.
 堀山の家からの所要時間は47分,
 “あれっ…! 予定の50分より3分速いぞ”
 何だか良く分からないが,とにかくもう少し脚力を付けたいものである.
 引きつづき,花立山を目指して登り続ける.また,大きな吹き溜まりがある.吹き溜まりの手前は雪の急坂になっている.この吹き溜まりを越えると,今度は残雪が殆どないガレ場になる.
 このガレ場を登りきって,9時54分頃,花立山山頂に到着する.山頂付近で下山してくる韋駄天のSTさんとすれ違う.

<花立山手前の雪の吹き溜まり>

■冬らしい厳しい風景
 花立山を過ぎると,辺りは一段と厳しい冬景色に変わる.辺りは一面の雪景色である.分厚い雲が頭上を覆っている.なかなか美しい山の風景である.私は立ち止まって,厳しい風景の写真を数枚撮る.
 10時丁度に金冷シを通過する.

<金冷シ付近の風景>

■塔ノ岳山頂
 金冷シを過ぎると残雪が一段と多くなる.階段道は完全に雪に埋もれている.弓後道は,尾根筋を直登するように付いている.登るのがイヤになるほどの急傾斜である.
 どの辺りを歩いているのか良く分からないまま,自重しながら登り続ける.
 10時19分,漸く塔ノ岳山頂に到着する.山頂の気温はマイナス2℃.一面の雪.雲が低く垂れ込めていて,風景は全く見えない.それほど強い風ではないが冷たい風が海の方から吹き上げてくる.
 大倉からの所要時間は3時間11分.花立山荘からの所要時間は27分.
 “あれ~っ! 何かおかしいぞ”
 こんな雪の中,花立山荘から27分で山頂まで登れるわけがない.どこかで時計の針を読み違えているようである.アナログ時計を使っているので…
 もう一度時計を見直す.山頂到着の時間は,やっぱり合っている.
 多分,花立山荘到着時間を2~3分読み違えているんだろう.
 “まあ…面倒だから間違いを承知の上,記録はそのままにしておこう”. 

<塔ノ岳山頂は霧の中>

■尊仏山荘は素通り
 霧の中,どうでも良い写真を撮りまくる…どうせ後で消去するのが分かっているのに.尊仏山荘を少し通過して裏手に回ってみる.ひょっとして霧氷でも見えないかなと期待して.
 尊仏山荘に立ち寄ろうかと思う.でも立ち寄るにはアイゼンを脱着しなければならない,でも,折角,宥め賺しながらやっと使っている左足のアイゼンを,一旦外してしまったら,もう付けられなくなる恐れがある.尊仏山荘の山ネコに会いたい気持ちもあるが,今日の所は,アイゼンを履いたまま山荘には立ち寄らずに下山することに決める.
 山荘の中を窓から覗くと,窓際にMTさんが座っているのが見える.私は足許に貯まっている雪の間から,窓までストックを伸ばして,“トントン”と窓ガラスをノックする.そして,窓の方を振り向いたMTさんに,ジェスチュアで,山荘には立ち寄らずにそのまま下山すると連絡する.
 10時25分,下山開始.
 今日の山頂滞在は,たった6分だけ.

<雪と霧の中の尊仏山荘>

■稜線道の素晴らしい展望
 塔ノ岳山頂から雪の急坂を下りはじめる.稜線伝いの下り坂なので,結構な見晴が堪能できる.これも冬道の醍醐味だなと思いながら,急坂を下り続ける.
 山頂からほんの数分下ったところで,大倉から一緒に歩き出したSSさんとすれ違う.SSさんはTGさんと駒止茶屋付近までご一緒したとのこと.
 TGさんは一足先に下山して大倉の某喫茶店で,SSさんを待っているとのこと.
 SSさんより一足先に下山する私に,TGへの言伝を依頼される.
 「(SSさんが)無事,尊仏山荘に到着したと,TGさんに言って下さい…」
 私は下りが苦手,そんなに速く下山できないので,依頼を受けても,結果的に私の方が大倉到着が遅くなるかもしれないが,ま,とにかく伝言を承る.
 さらに下り続けると,同じバスに乗り合わせていた方,数名とすれ違う.
 すれ違ったご常連の方から,
 「あら…FHさん,アイゼンが外れそうですよ…」
と指摘されてしまう.
 その後も,何人かの方々から,アイゼンのストッパーが緩んでいるというご指摘を受ける.


<稜線道からの素晴らしい展望>

■花立山荘
 故障で緩み欠けたアイゼンとは言え,6本爪アイゼンの威力は,4本爪とは比較にならないくらい滑らないので,実に歩き易い.ただし,ユックリだが…
 10時54分,花立山を通過する.雪の吹き溜まりでできたコルを越えて,花立山荘近くまで降りたところで.同じバスに乗車していた長老STさんとバッタリ.1~2分,STさんと立ち話をする.
 11時04分,花立山荘に到着する.
 山荘前のベンチは,これから登る登山者で一杯である.相変わらず富士山は見えない.
 後7分坂を下りかけたときに,後から下山を開始したKIさんとMTさんが私に追い付く.ボッタレアイゼンを使っている私は,とてもお二人と一緒には下山できないので先に行ってもらう.

■堀山の家でカレーうどんを賞味する
 6本爪アイゼンのお陰で,滑って転倒することもなく,11時34分,小草平に到着する.小草平のベンチも,これから登る登山者で一杯である.
 先ほどSSさんから言付かった伝言のことも気になるので,堀山の家に立ち寄るか素通りするかで少々迷う.でも,まあ,13時30分までに大倉へ下山できれば良いらしいので,一寸だけ立ち寄ることにする.
 堀山の家の中に入る,
 KIさん他常連の方々が居られる.
 堀山の家では,今日から新メニューの「カレーうどん」の販売を始めたという.1杯500円也.珍しさも手伝って,早速,このカレーうどんを賞味する.
 カレーにしては,さらりとした感じのタレである(冒頭の写真).なかなかの味である.カレーのほどほどの辛さで,食べている内に身体が温まってくる.
 “これは良いぞ…また,下山のときの楽しみが増えるな”
 私はカレーうどんを食べながら,次の土曜日の登山が待ち遠しくなる.

<堀山の家でカレーうどんを賞味する>

■アイゼンを取り替える
 これまでずっと装着していた6本爪アイゼンを,堀山の家で脱着する.そして予備に持ってきた4本爪アイゼンに取り替える.
 こんな歯っ欠け5本アイゼンでも,4本爪よりは良く利くから驚きである.ただご覧のような有様なので,このアイゼンをシッカリ靴に固定するのは至難の業である.
 私は,下山次第,自宅近くの山の専門店で,シッカリした6本爪アイゼンを購入するつもりである.

<爪が欠けてしまった6本爪アイゼン>

■復旧した観音茶屋
 12時05分,堀山の家を出発する.ここからは4本爪アイゼンを装着している.
 堀山の尾根道に入ると,度々,融雪の泥道を通るようになる.富士山が良く見えるところを通過するが,相変わらず富士山は雲の中である.
 12時21分,駒止茶屋を通過して,いよいよ下りの難所,駒止階段の下りに入る.4本爪の利きの悪さを実感しながら慎重に下る.
 高度が下がるにつれて,融雪の泥道が増え始める.特に見晴階段の下りは,4本爪では大変,転倒することもなく何とかクリアーして12時50分,見晴山荘を通過する.
 その後は,泥道が凄くはなるものの急坂はないので順調に下山し続ける.
 13時02分,観音茶屋に到着する.
 破損した庇は,もうすっかり取り片付けられている.湖野子屋のオーナー夫妻が後片付けにしている.
 「とんだ災難でしたね…」
と口べたながら,私はご夫妻をねぎらう.
 逆にご夫妻から,
 「(FHさんの)奥さんのお身体はその後如何ですか?」
と質問を受けてしまう.
 「おや…? どこからお聞きでしたか…まだ完全復帰ではないですが,随分と良くなりました」
 「いろいろなところからお話を伺っていますよ…」
 私,びっくり.いろいろな情報がすぐに広がるようである.それだけ私に関心を持って頂いているのは有り難いことである.

<破損部分が取り払われた観音茶屋>

■バス停大倉
 観音茶屋を過ぎると,登山道はますますベタベタ,ドロドロ.もの凄い泥濘が連続する.グシャグシャと音を立てながら下山し続ける.
 13時25分,漸くバス停大倉に到着する.
 早速,バス停脇の食堂○○に立ち寄る.勿論,SSさんの言伝をTGさんにお伝えするためである.とにかく目安の時間である13時30分前に,無事,電源をTGさんにお伝えすることができた.その後,SSさんが何時頃大倉に下山されたかは分からないが,とにかくSSさんより先に下山して,伝言を伝えることができたので,これで葦としておこう.
 お店に入った序でに,何か一品を購入しなければ…ということで120円也のコカコーラを所望する.さすがに大倉まで下山すると,すべての物価が平地並みのようである.

■調子良く帰宅するが…
 GTさんと雑談をしていると,大倉発13時40分のバスがバス停に到着する.TGさんへの挨拶もそこそこにしてバスに飛び乗る.渋沢,小田原での電車の接続も理想的で,15時20分頃,無事帰宅する.
 雪道の登山は結構シンドイので,無雪期に比較すると,結構,疲労する.早速,風呂を沸かして,湯船に浸かりながら,ノンビリしたいなと思う.私は大急ぎで登山靴を脱いで家に上がる.
 靴を脱いで玄関に上がった途端に,キラキラと光る銀色の粉末や破片が,玄関はおろか,廊下一杯にバア~…と拡散する.
 “一体,何事だ…!”
 私は,一瞬,大いに驚く…が,直ぐに合点する.
 実は,防寒のために靴下の上から甲の周りにアルミホイルを巻いてから登山靴を履いていた.当初,保安がナカナカ良いので,これ幸いと思っていたが,歩いている内に何時の間にか足にアルミホイルを巻いていることを忘れてしまった.ところが,長い時間歩いている内に,アルミホイルは靴の中で粉々に砕けてしまった.それを知らずに,いきなり靴を脱いで玄関に上がったので,何膳もの砕けたアルミホイル片がそこら中に飛び散ってしまったのだ.
 飛び散ったアルミホイル片を片付けるのは実に大変である.もともと薄いホイルなので,床にピッタリとへばり付いてしまう.ホウキで掃いても,掃除機を掛けても中々取れたものではない.仕方なくぞうきんを掛けたり,手で拾ったりで,1時間以上の労働を強いられる.それでも,なかなか全部の破片を取り除けない.
 アルミホイルを足に巻く方法は,家にジッとしているときは大変具合の良い保温方法だが,ゆめゆめアルミホイルを足の甲に巻いたまま歩き回らないように…
 でも,まあ,雪の丹沢をl堪能できたので,今日も良かった,良かったで締めくくることにしよう.

<ラップタイム>

 7:08  歩き出し
 7:35  観音茶屋
 7:53  見晴山荘(7:58までアイゼン装着)
 8:34  駒止茶屋
 8:55  堀山の家
 9:42  花立山荘
10:00  金冷シ
10:19  塔ノ岳山頂着(-2.0℃)
10:25      〃  発
10:46  金冷シ
11:04  花立山荘
11:34  堀山の家(12:05まで休憩;アイゼン履替)
12:21  駒止茶屋
12:50  見晴山荘
13:02  観音茶屋(13:07まで立ち話)
13:25  大倉着

 [山行記録]

■水平距離       7.0km(片道)

■累積登攀下降高度   1269m

登攀所要時間(雑談時間を含む)
  大倉   発       7:08
  塔ノ岳  着      10:19
  (所要時間)  3時間11分(3.18h)
  水平歩行速度   7.0km/3.18h=2.20km/h
  登攀速度    1269m/3.18h=399.1m/h

■下降所要時間(休憩時間を含む)
  塔ノ岳  発      10:25
  大倉   着      13:25
  (所要時間)  3時間00分(3.00h)
  水平歩行速度     7.0km/3.00h=3.50km/h
  下降速度       1269m/3.00=423m/h
                                   (おわり)

「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5d9f3735441b4981568306f6ca29759a
「丹沢の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/2b7b389477132fb18c34f09bfe3b4940 

※誤字脱字転換ミスはご容赦下さい.



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。