今日も眠い

数年間眠らせていた証券の口座が再起動。気ままに中期ホールド。

太田光の私が総理大臣になったら・・・秘書田中(2)

2006-01-05 00:01:46 | Weblog
さて本日書いた、TV番組の感想の続きである。

2つ目の議題は子育て問題。
3つ目の議題はインターネット免許制についてであった。
太田総理(役)の提案で「インターネット利用を免許制度にすべき」
というもの。要は、インターネットを利用するには資格が必要で
資格を得るためには、18歳以上の男女が教習所に通い
正しいルールマナーを勉強しなければならないというもの。

さらにネット上で警察が誹謗中傷、風説の流布、ポルノなどを取り締まり
違反をしたら自動車免許のように減点をし、場合によっては免許取り上げにし
インターネットを使用できなくするというシステムだ。

しかしこの案は問題外。論ずるのも馬鹿馬鹿しいほどの案だ。
インターネットは情報革命であり民衆が情報を世界に向けて発信することが
可能になった初めてのメディアである。
太田光氏は有名人だからTVなり何なりを通じて、
プロパガンダ垂れ流しやら啓蒙活動やらをすることができるが
民衆にはその力は無い。
その民衆が始めて意見を広く発信し交換することができるようになったのがインターネットであり
私は第五の権力であり第三のメディアだと考えている。

確かにインターネットに誹謗中傷や嘘があふれ、さらには
詐欺や違法の品々の取引、騙しサイトや、殺人予告まである。
責任の所存というのがネットの最も大きな問題だろう。

匿名掲示板なら大抵の噂話は容認されるし、ガセだろうと問題にならない。
そしてその広がるスピードは井戸端会議の比ではない。
悪口も嘘もポルノも情報流出も、なかなか逮捕も直談判もできない。
難しいものだ。
ただ、無法地帯と思われている例えば2ちゃんねるでも、
犯罪予告をやらかせば逮捕される。
近年はIPを記録するようになっているためで、逮捕者が出るというのは
警察のサイバー班とサイト側が対応しているからでもある。

このように様々な問題が現存する未成熟な世界ではあるが
免許制にして取り締まるのはやりすぎである。
言論の封殺に他ならない。

マスメディアの人々は言論の自由を声高に主張しながら
自分たちの言論だけは守り、そして民衆の手にしたメディアは潰そうというのだろうか。
中国は政府がインターネットをコントロールしていると聞く。
太田総理はそのように、政府がインターネットを管理する世の中にしたいのだろうか。

第一、TVもTVである。
インターネットに押されているのか最近視聴率が全体的に低下していると言うが
それは民衆の声を反映しきれていない部分にもあるのではないか。
TVは第一の情報源ではなくなりつつある。
人々はただ、情報を受け取るだけの状況をもはや望んではいない。

ビデオリサーチというインチキをいつまでも信用し続け
広告会社から強い影響を受け続けるテレビは
徐々に人々の心から離れつつある。
視聴率を量る機械は首都圏の家庭に設置してあり
その数が600台程度だという。1000台にも満たないそうだ。
しかも、その設置してある家庭は変化しない。
よって"新しい家庭"の視聴率は反映されない。

ホリエモンの発言、やり方に問題はあったと思うが
マスメディアとITの融合は視聴者にとって歓迎すべきことである。

例えばテレビも
視聴者がリアルタイムで電話やインターネットを通じて
賛成か反対かを投票できるような番組を作っても良いのではないだろうか。
最終的には、インターネット回線を利用し、
リアルタイムで視聴率の変動を見られるようになるようになれば
スポンサー企業にも視聴者にも、テレビ局側にも良いだろう。
さらに、複数社が視聴率調査をすれば、一社の強力な影響下から
徐々にだが抜け出すことができるかもしれない。

新しい潮流が来ると古い世代はそれに反発する。
しかし時代の潮流に取り残されていることに気がつかなければ
あとは凋落の一途を辿るだけだ。