http://ecweb1.avexnet.or.jp/sa4web/050930info.htm
のまネコ問題に大きな動きがあった。
以下、avexのサイトでの見解を全文引用する
■いわゆる「のまネコ」問題についての当グループの考え方
この度、私たちが販売しております「のまネコ」に関して、これまで皆様に混乱を招いたことを反省しつつ、「のまネコ」にかかわって今まで私たちがしてきたことをすべて見直しました。
結論から言いますと、現在CDに特典としてつけているマイアヒ・フラッシュを今後はもうつけないことにしようと思います。また、「のまネコ」の図形商標の登録出願を有限会社ゼンに中止してもらおうと思います。こうすれば、多くの方々が共有財産として楽しんでいる「モナー」等について、私たちが何らかの権利を持っているかのような誤解を完全に払拭できると考えたからです。
私たちは、昨年10月に、「恋のマイアヒ」の楽曲を使ってアスキーアート文化の影響を受けた映像と共に音楽を楽しむ面白いフラッシュを見つけました。そのフラッシュは、使用許諾なく楽曲を使用していましたが、「これは非常に面白いので、是非皆さんにも楽しんでもらおう」と思い、作者の方に私たち用に改めてフラッシュを作ってもらい、もちろん作家の許諾を取った上で、CDの特典映像としました。それがマイアヒ・フラッシュの始まりだったことは皆様ご存知のとおりです。
しかし、その後CDの売れ行きが予想もしないぐらい伸びたことを背景に、私たちはビジネスとして、ぬいぐるみ等の「のまネコグッズ」をオリジナル商品として出すことにしました。その商品は、マイアヒ・フラッシュのイメージを残しつつ新たなオリジナリティを加えて別のキャラクターとして描き下ろされたものであり、もちろん「モナー」とは異なるものとして作っていただいたものですが、皆様には、「のまネコ」は上記のような経緯で誕生したマイアヒ・フラッシュと同様のものであると受け取られ、「のまネコ」によって「モナー」等のアスキーアートの自由な使用が制限されるのではないかといった様々なご不満・お叱りをいただきました。
私たちは、「のまネコ」は「モナー」とはまったく別物であり問題ないと考えていたからこそ、海賊版に対抗すること等を考えてごく普通に商標登録出願をしてもらったのですが、皆さんの気持ちの中では、「同じようなもの」というように捉えられたのだと思います。正直なところ、私たちは、別物ではあるものの、上記のとおりアスキーアート文化をバック・グラウンドとしてもつマイアヒ・フラッシュの知名度が「のまネコ」グッズ販売の一助になると考えておりました。
しかし、このことが原因で今回の混乱を招いた以上、直ちにマイアヒ・フラッシュの提供を中止し、「のまネコ」の図形商標の登録出願も取り下げることで、皆さんに安心していただこうと決心した次第です。と、発表しようと思っていた矢先、本日未明、2ちゃんねるにエイベックス社員に対する殺人予告が載せられました。「のまネコ」問題が取りざたされるようになってから、今までも、一部の心ない方から嫌がらせまがいのことが私たち及び関係者に対して行われてきましたが、善意のファンや一般消費者の方々の声を真摯にうかがおうと思い、特段の措置はとりませんでした。しかし、今回のものは明らかに不法かつ著しく反社会的であって到底見過ごすことができるものではないので、警察に被害届けを出すことにしました。
この事件に接して、正直言って、冒頭からの発表文を出すことにややためらいを感じましたが皆様を信じて当初の予定通り発表させていただきます。
エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社 2005年9月30日
と、いうことだそうだが、いくつか気になる部分がある。
まず第一に、のまネコはモナーにインスパイヤされたものであると発表していたのに
「まったく別物であり問題ないと考えて」のくだりである。
これは矛盾ではないだろうか。
のまネコの権利を持っているのはZENということになっている。
avexの言い分によると、のまネコの取り下げをZENに依頼し、その判断はZENがするものだそうだ。
つまりavexが取り下げ決定と言ったとしてもZENが突っぱねれば取り下げは実行されない。
また、avexはZENとはまったく関係ないように装っているがこれも怪しい。
が、これは証明は困難であるためひとまずおいておくことにする。
さらにはこの文章、断定系ではないところも気にかかる。つもりだった、思っている
などでは断定していないため言い逃れをされる可能性もある。
米酒の存在も忘れてはならない。avexは「米酒」という名前で、
モナー(しぃ)に酷似したネコキャラクターの商標を出願していた。
2ちゃんねるに犯罪予告がされ、すぐにavex側が動いたというのも実に怪しいものである。
社員の自作自演(工作)によるものだという説も飛び交っている。
さすがにそれは無かったとしても、誰かが2ちゃんねるを常時監視していないと無理なことであろう。
どちらにしろ、2ちゃんの犯罪予告があったからこそ、
それを利用するかたちでこの声明を急遽だしたものと思われる。
先ほど、フジTVの5時30ごろのニュースでのまネコ問題が取り上げられた。
さすがに陰謀論になってしまうが、それを見てふと頭をよぎったことがある。
フジのニュースに取り上げられることを知ったavexが
あせって、自らを正当化するために「犯罪予告」を持ち出して
急遽、自分たちに有利な声明文を作ったのではないだろうか。
あくまでも著者の荒唐無稽な陰謀論であって、実際そのようなことがあったとは考えにくい。
しかし今までのavexの動きを見ていると、それもありそうだと思ってしまうのも事実(笑)
民法のニュースにまで取り上げられた「のまネコ問題」
もはや、avexとしても楽観していられる事態ではない。
※いくつかの疑問をavexに問い合わせたかったのだが
電話がものすごい混雑で結局つながらなかった。残念である。
追加:犯罪予告が再度あったようだ。
犯罪予告が書き込まれた場所は2ちゃんねる、ニュース速報VIP板。
また、コメントをつけてくださった方のリンクによると、
何者かが犯罪予告を書き込んだネットカフェはavex本社とも近い位置とのこと。
これまでは慎重に考えてきたつもりだが、さすがに2回ともタイミングが良すぎるのではないだろうか。
2ちゃんのavexに抗議している側には、犯罪予告を今やってもメリットは何一つ無いのである。
そのことは明白だ。