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嫌韓本がついに発売!?「マンガ嫌韓流」

2005-07-20 03:08:58 | Weblog

最近、嫌韓本が発売されるという話題がネットを賑わしている。
本の名は「マンガ嫌韓流」。

表紙画像とタイトルですぐわかるだろうが
マンガ形式で韓国を批判するという内容の本である。

で、この本が何と、現在アマゾンで予約1位なのだ。
まだ発売はされていないので、あくまでも売り上げではなく"予約"1位だが
それでもこの結果は、何か時代の変化を予感させる。

さて、内容について少し考察してみる。
当然、まだ発売されていないのだから、予想することしかできないのだが・・・。
事前に公開された画像(この日記に添付されている画像がそれ)を見ると
「あまりにも危険すぎて各社に出版拒否された問題作!」
というキャッチコピーが目に入ってくる。
・・・正直なところ、胡散臭い・・・キワモノの臭いがしている。少なくとも私はそう感じた。
一時期流行ったネットアングラ本のキャッチコピーと実に似ている。

で、その下には、キーワードが並ぶ。
竹島、日韓併合、在日、強制連行など、何年も前から争点となってきたものや・・・
W杯、ヨン様、教科書問題、外国人参政権など比較的新しい話題が並んでいる。

さらには ウリナラマンセー、嫌韓厨、半万年属国など
ネット上はともかく、一般的にはあまり見かけない単語も並ぶ。
正直、ネットの韓国批判ページのノリをそのまま持ってきた本では無いだろうかという不安がよぎる。
私が考えているのは、ネット上の韓国批判がいけないということではない。
むしろ私は、差別と言われることを恐れ逆差別をする状態になってしまっている現状を憂いている。
批判というのは、正常な関係であればあってもおかしくないことであり
タブー視している現在の状況はとても不自然であると思っている。
話題が少し逸れてしまった。

つまるところ、私がいいたいのは、ネットになじみのない人が読んでも
拒否反応を起こすことなく、偏見を持つことなく読むことのできる本なのだろうかということだ。
日本人は教育で、「日本人は韓国人に酷いことばかりをしてきた」と教えられている。
その価値観とあまりにも食い違いすぎて、価値観が崩れるのを恐れ耳をふさいでしまう人はいないだろうか。ということだ。
一方的ではなく、反証もしながらロジックを積み上げていくような内容だったらいいのだが・・・大丈夫だろうか、ということだ。

ふとそこで、この本の著者はどういう思想の持ち主なのかを少し知りたくなり
ホームページを訪れることにした。
「初めに」を読むと、
マスコミ・テレビは差別を恐れるあまり、韓国ばかりを優遇し(逆差別をし)
批判さえもが封じられ、韓国についての話題では言論の自由が存在しない状態であった。
というようなことが書かれている。

私もこれには大いに同意するところである。
マスコミは友好ばかりは叫ぶものの、問題点を指摘することは殆ど無い。
対米報道と対韓報道を見れば一目瞭然だろう。

そして、逆差別をしてきたことが歴史の歪曲に繋がったと書かれている。
これも大いに賛同できるところである。

例を挙げると・・・
韓国人はいまだに「日本は韓国に賠償をすませていない」と思っている人も多い。
韓国が個人補償ではなく国家補償
(訂正:国家補償という単語の意味を勘違いしておりました。さらに訂正しますが補償というよりは経済援助という形で決着がついた話でありました。)
つまり一人一人が賠償金をもらうのではなく
国がまとめて貰い、それをインフラの整備や国家の発展のために使うことによって
国民に還元するという形をとったことを知らない人が多いのである。

これはまさしく、主張すべきところで主張をしてこなかったことによって
おこった問題だと言えよう。

そしてもっとも大切な点。
この本の著者は、真の日韓友好を築きたい。と考えている点である。
韓国の反日活動は日の丸を燃やしながら
「日本にミサイルを撃ち込め」「日本を占領しろ」「日本人は皆殺しだ!」
などという非常に攻撃性が強く、民族主義的、排他的な部分が目立つ。

ところが、この本の著者の考えるところはどうやら
「日本と韓国が本音をぶつけ合える状況を作りましょう」ということのようだ。
要するに、「論争OK、喧嘩OK」ってことなんじゃないかと思う。

真の友好関係には時には対立もある という考えは非常に納得のいくものである。
喧嘩をやたらと禁止して
その結果、関係が拗れたり、溜め込んでしまって重大な事件に発展してしまう
ということが最近はしばしば見られるようになったが
何も、人間対人間に限った話ではない。

最初、まったく胡散臭いとしか思えなかった嫌韓本だが
著者の主張を見る限りでは、これは期待できそうだと思えてきた。
発売前から話題になっている「マンガ嫌韓流」。
期待はずれにならないことを期待したい。