題名 胸の香り
著者 宮本輝
出版社 文藝春秋
価格 1200円(税別)
『月に浮かぶ』
船の上で、自分の子を身ごもった美幸を待っている。そんな中、妻から母親の様子がおかしいと連絡が入る。自分のお腹の中に子どもがいると思い込んでいるらしいのだ。そして美幸は流産したと言い…。
『舟を焼く』
珠恵と小さい旅館に来ている。ふたりの関係はここで終わる予定だった。滞在中、旅館を経営する若夫婦と出会う親しくなる。ふたりは小さい頃から一緒だったが、離婚することにしたと言い…
『さざなみ』
一夜限りの関係だと思っていた真須美という女と、リスボンで再会した。彼女は亡き夫の両親の元へ、私を案内してくれて…。
『胸の香り』
母が奇妙なことを言い出した。それはボケではなく、信念を持っていた。父がパンを買って帰ったこと、父の香りのこと、郵便局員だった女の奇異な態度と妊娠、病室で隣合わせたパン屋の嫁がその息子に嫁いでいたこと…。
『しぐれ屋の歴史』
「しぐれ屋の歴史」の発行者がなぜか15歳の私になっていた。そもそもしぐれ屋とは何なのか…?母宛てに届いた手紙から、しだいに謎が解けてきて…。
『深海魚を釣る』
「カバちゃんには二人の父親がいる」と、息子から聞かされる。家族ぐるみの付き合いがあった私たちだが、カバちゃんたちが引っ越してから数年後、ある事件が起きたのだ。
『道に舞う』
幼いころ、近所に物乞いの母娘がいた。母親は盲目だった。数年後、母親が死んだらしい…では娘は?更に数年後、娘である春子を目撃したと聞き…
~感想~
私のなかで、主人公は40代~60代の男性です。
不倫をしている男性の話が続きましたが、「実際男ってこうなの?それともただの願望?」と、なぜか母と話し合いになりました…。私の父も浮気心はあるみたいだけど、行動に移す勇気は無いみたいだけど。
やはり表題作が一番ストーリーに意外性もあって面白かったですね。
著者 宮本輝
出版社 文藝春秋
価格 1200円(税別)
『月に浮かぶ』
船の上で、自分の子を身ごもった美幸を待っている。そんな中、妻から母親の様子がおかしいと連絡が入る。自分のお腹の中に子どもがいると思い込んでいるらしいのだ。そして美幸は流産したと言い…。
『舟を焼く』
珠恵と小さい旅館に来ている。ふたりの関係はここで終わる予定だった。滞在中、旅館を経営する若夫婦と出会う親しくなる。ふたりは小さい頃から一緒だったが、離婚することにしたと言い…
『さざなみ』
一夜限りの関係だと思っていた真須美という女と、リスボンで再会した。彼女は亡き夫の両親の元へ、私を案内してくれて…。
『胸の香り』
母が奇妙なことを言い出した。それはボケではなく、信念を持っていた。父がパンを買って帰ったこと、父の香りのこと、郵便局員だった女の奇異な態度と妊娠、病室で隣合わせたパン屋の嫁がその息子に嫁いでいたこと…。
『しぐれ屋の歴史』
「しぐれ屋の歴史」の発行者がなぜか15歳の私になっていた。そもそもしぐれ屋とは何なのか…?母宛てに届いた手紙から、しだいに謎が解けてきて…。
『深海魚を釣る』
「カバちゃんには二人の父親がいる」と、息子から聞かされる。家族ぐるみの付き合いがあった私たちだが、カバちゃんたちが引っ越してから数年後、ある事件が起きたのだ。
『道に舞う』
幼いころ、近所に物乞いの母娘がいた。母親は盲目だった。数年後、母親が死んだらしい…では娘は?更に数年後、娘である春子を目撃したと聞き…
~感想~
私のなかで、主人公は40代~60代の男性です。
不倫をしている男性の話が続きましたが、「実際男ってこうなの?それともただの願望?」と、なぜか母と話し合いになりました…。私の父も浮気心はあるみたいだけど、行動に移す勇気は無いみたいだけど。
やはり表題作が一番ストーリーに意外性もあって面白かったですね。