題名 もう一人の私
著者 北川歩実
出版社 集英社
価格 1700円(税別)
~分身~
金を借りるために訪れたおばの家で、従兄弟の功が交通事故に遭って寝たきりになっていると知る。しかし次の日、おばから連絡があり功が死んだという。おばはそのことを隠し、事故の原因を作った功の妻百合を騙すため、俺に功のふりをしてほしいと頼んできた。でもこの話、さらに裏があるようで…
~渡された殺意~
「お前は本当の石川信一じゃない」と告げられた僕は、病院で取り違えられたという横井浩介と出会う。横井はこの事実を隠すために、僕の本当の父親であるという横井大二郎を殺して欲しいと持ち掛けて来たのだが。
~婚約者~
僕、塩谷孝昭を名乗る男に騙されたと言い張る、キムラリエという女があらわれた。本当にそんな話があるのだろうか?そして下の階で死んでいる男を見てしまい…
~月の輝く夜~
パソコン通信で出会った月世界という女性に、会いたいと言われ困ってしまう。なぜから僕は年齢も経歴も偽っていたからだ。塾の講師馬島に頼み、月世界に会うことになる。しかし彼女もまた僕を騙していたのだ。彼女の本当の正体とは!?
~冷たい夜明け~
目覚めると首から下だけの見覚えある胴体が横たわっていた。あれはわたし?人間の冷凍保存が可能になったと言われ、私たち双子が実験台にさせられたのか?
~閃光~
コンビニの女店員が気になって仕方ない。この気持ち、昔も体験していた。しかしそれは彼女が死んでくれたから解決したのだ。そしてコンビニの女店員も何者かに殺される。今度こそ気になる理由はなくなるはずなのに…
~ささやかな嘘~
俺の恋人はアイドルの朝溝真理子。自分がついたささやかな嘘が自分を苦しめることになる。
~鎖~
セールスが苦手な僕は研修セミナーに参加させられる。しかしそのセミナー中、同僚の杉村が死んだ。それは病死ということになっていたが、杉村を死んだようにみせかけて会社に残らせようとした作戦だったのではないか、と思うようになり…
~替玉~
軽い気持ちで出会った女の家に行くと彼女が死んでいた。自分が容疑者にならないように、自分の替玉を用意することを思い付く。その替玉は、俺が大学の身代わり受験をしてやった男。驚くことに、その替玉の男が彼女を殺したというのだ…
すべて題名どおりの『もう一人の私』でした。
短篇だからこそ、展開の変わりように驚かされました。どんでん返しがものすごくて、思わず「えぇっ!?」と叫んでしまうほど…
面白かったです♪
著者 北川歩実
出版社 集英社
価格 1700円(税別)
~分身~
金を借りるために訪れたおばの家で、従兄弟の功が交通事故に遭って寝たきりになっていると知る。しかし次の日、おばから連絡があり功が死んだという。おばはそのことを隠し、事故の原因を作った功の妻百合を騙すため、俺に功のふりをしてほしいと頼んできた。でもこの話、さらに裏があるようで…
~渡された殺意~
「お前は本当の石川信一じゃない」と告げられた僕は、病院で取り違えられたという横井浩介と出会う。横井はこの事実を隠すために、僕の本当の父親であるという横井大二郎を殺して欲しいと持ち掛けて来たのだが。
~婚約者~
僕、塩谷孝昭を名乗る男に騙されたと言い張る、キムラリエという女があらわれた。本当にそんな話があるのだろうか?そして下の階で死んでいる男を見てしまい…
~月の輝く夜~
パソコン通信で出会った月世界という女性に、会いたいと言われ困ってしまう。なぜから僕は年齢も経歴も偽っていたからだ。塾の講師馬島に頼み、月世界に会うことになる。しかし彼女もまた僕を騙していたのだ。彼女の本当の正体とは!?
~冷たい夜明け~
目覚めると首から下だけの見覚えある胴体が横たわっていた。あれはわたし?人間の冷凍保存が可能になったと言われ、私たち双子が実験台にさせられたのか?
~閃光~
コンビニの女店員が気になって仕方ない。この気持ち、昔も体験していた。しかしそれは彼女が死んでくれたから解決したのだ。そしてコンビニの女店員も何者かに殺される。今度こそ気になる理由はなくなるはずなのに…
~ささやかな嘘~
俺の恋人はアイドルの朝溝真理子。自分がついたささやかな嘘が自分を苦しめることになる。
~鎖~
セールスが苦手な僕は研修セミナーに参加させられる。しかしそのセミナー中、同僚の杉村が死んだ。それは病死ということになっていたが、杉村を死んだようにみせかけて会社に残らせようとした作戦だったのではないか、と思うようになり…
~替玉~
軽い気持ちで出会った女の家に行くと彼女が死んでいた。自分が容疑者にならないように、自分の替玉を用意することを思い付く。その替玉は、俺が大学の身代わり受験をしてやった男。驚くことに、その替玉の男が彼女を殺したというのだ…
すべて題名どおりの『もう一人の私』でした。
短篇だからこそ、展開の変わりように驚かされました。どんでん返しがものすごくて、思わず「えぇっ!?」と叫んでしまうほど…
面白かったです♪