トレーサビリティ

横浜のマンション手抜き工事が毎日報道されている。
今日の会見で同じ担当者のもと行った工事件数は４１件、
その携わった案件が公表された。

工場ではこのトレーサビリティがＩＳＯ９００１を取得する上で重要だ。
分かりやすく言うと、製品に問題が発生した時にリコールで回収するとき、
製造番号何番から何番が該当するということから、真の原因まで追究するのに役立つ。

同じ製品に組み込まれている部品でも、２社購買している事も多く、
記録を正しく取っていればどちらの部品が原因か突き止められる。
これらの履歴は決まった期間保管しなければならない規定だ。

旭化成が取得しているかは分からない。誠意ある対応を願うばかりだ。
このＩＳＯ、製造に関しては９００１、会社が環境保全に取り組むのが１４００１だ。
取得して終わりではなく、監査が入る。常にチェックされるのだ。

企業は相当の金をつぎ込んでまでこの「太鼓判」を手に入れる。
これを取得している会社としか取引しないところもあるほど。
せっかくこういう制度があるんだ、何かあったときは安心できる。

安心できるメーカーの製品を買おう。