メナモミ
和名:豨薟
生薬名:豨薟(きれん)
学名:Siegesbeckia pubescens
北海道、本州、四国、九州の林縁、原野などに自生
群馬県の山の中を歩いてて見ました。
花の下の部分(総苞片)には腺毛があって、粘液が分泌されているのでもしや食虫植物では?
と思いましたが、このベタベタした腺毛は虫を捕らえるためではなく、
花後、衣服などにくっついて種子がはこばれるためのものでした。
有効成分にジテルペノイドの6種類があり、
実を煎じてかぜ薬にしたり、はれものには、1日量5~10グラム、水約0.4リットルで半量まで煎じて服用するそうです。
また、奈良・平安時代の古代の強壮薬「神麹(しんき)」の材料のひとつだったそう。
薬になるなら、今度見つけたとき、種を取ってこようかな。
花もかわいいです。