
コンパスのようにすっきりとした横姿のこちらの椅子は、完成したばかりの新作キッズチェア『A kids chair』。

華道教室でお使いいただくための子ども椅子をオーダーいただいたところから開発がスタートした、こちらのキッズチェア。
ウォールナット材特有の流れるような木目、緩急をつけたフレームのライン、すべすべに磨かれた木肌など、
どこから見ても気品ある佇まいはレストランやホテルにもぴったりです。

折りたたむとこんなふうに。
そのままの状態でも折りたたんだ状態でも、どちらでも美しい姿になるようデザインしています。

こちらがデザイン・製作ともに担当した、finger marksオリジナル家具のデザイナーであるオカノ。

オリジナル家具の開発を一手に担う彼のデスク兼作業場は、工場の一角に。
日々この場所で木工・椅子張り・塗装の各職人たちとあれこれやりとりしながら、より良い家具づくりのための研究を重ねています。

finger marksオリジナルチェアで初めての「折りたたみできる」機能を持った『A kids chair』。
いかにスムーズに折りたためるか、いかにデザインを損ねずにその機能を実装できるか、オカノも苦労したようです。

座面の下に取り付けたツマミを緩めて座面を跳ね上げれば、

前後の脚を合わせられるようになる仕組み。

ツマミは引き戸などに使われる鍵金物ですので、勝手に外れたりすることはありません。

そして、『A kids chair』のチャームポイントのひとつが、パーツの接合部分に使用している金物。
深みのあるウォールナット材の上でひかえめに光る真鍮のネジは、なんとオカノがこの椅子のためだけに自社で加工したもの。

真鍮の丸棒の片方をネジ切り。

真鍮製のネジは、既製品では太いものが無いため、使用する部分に合わせて作ることにしたのだそう。

大人顔負けのデザインですが、お子さまの体が当たっても痛くないよう、すべての角をまるく落としなめらかな手ざわりに磨き上げました。
座面のクッションには粘りのある上質なソフトウレタンを使用。お子さまのお尻を優しく受けとめてくれます。
また、座面は簡単に取り外せますので、汚れたり破れたりしても張り替えが可能。
無垢材・オイル仕上げのフレームは、汚れや小傷がついてしまった場合でもご自宅でメンテナンスいただけますので、長くご愛用いただけます。
張地は他のオリジナルチェアと同様、ファブリック77種類・レザー4種類から、お好きなものをお選びいただけます。
最後に・・・
できたてほやほやのため、かわいらしいキッズに座ってもらった写真が、まだありません。
代わりと言ってはなんですが、

女性スタッフ(身長155cm)が座ってみました。
キッズチェアですが、大人の方でも普通に座っていただけます。
あまり参考にはなりませんが、サイズ感の目安にしていただければ幸いです・・・!
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