子どもの7割が口呼吸。
マスク生活で見落としがちな呼吸の重要性!
今やマスク着用が当たり前となっているが、特に子どもの健康に重大な弊害を及ぼすという報告がある。
みらいクリニック院長の今井一彰先生の話を紹介します。
○マスク着用が引き起こす子どもの健康被害
マスク着用によって子どもの心身に“マスクシンドローム”とも言うべき
さまざまな症状をもたらしていると、みらいクリニック院長の今井一彰先生はいいます。
「マスク生活が当たり前となった今、マスク着用による子どものさまざまな健康トラブルが起こっています。
マスクシンドロームの症状として
・歯肉炎
・虫歯
・喘息
・アトピー
・歯並びへの影響 などを挙げていますが、
なかでも1番多いのが歯肉炎です。
そして、歯肉炎の症状を引き起こす大きな原因になっているのが口呼吸。
マスクをしていると、人に見られていないからと気が抜けることや、
マスクの細かい網目によって感じる息苦しさによって、無意識のうちに口呼吸になりやすい。
口呼吸は、虫歯のリスクも高めるだけでなく、実は感染症にかかりやすいという研究結果もあります。
長崎県の子ども園の調査によると、
インフルエンザにかかる子どもは口の中が荒れていました。
虫歯が多い、歯垢が多いなど口腔内の環境が悪いほど、感染症にかかりやすいことがわかっています」
○子どもの呼吸回数は1日に約3万回
口腔内の環境が悪いと感染症にかかりやすい理由には、呼吸を鼻でするか、
口でするのかということも関わっていると今井先生は指摘します。
「人の呼吸は一日におよそ2万回。子どもの場合は、呼吸回数が多いので3万回にも及びます。鼻呼吸の場合は、鼻にたくさんフィルターがあるので、温かくて湿った、そしてきれいな空気を送ることができるのですが、口呼吸の場合はそういった機能が働かないので、それだけ体内への影響に差が出ることになる。
たとえば、冬のような寒い時期には、乾いた空気や冷たい空気、そして汚い空気を、口から吸うことで、一気に感染症にかかりやすくなってしまうということが起きます。
3万回の呼吸を量で考えると、季節によって多少変わってきますが、
およそ10kg。空気はもともと軽いですから、1日に吸う空気の量がどれほど多いかということが想像しやすいと思います。
汚い空気の中にいたとしたときに、それを鼻呼吸でするか、口呼吸でするかで体にかかる負担が大きく変わってくるのです」
○呼吸の仕方で感染リスクが変わる
「遺伝性の病気や中毒、ケガなどは当てはまりませんが、人間の体は本来正しい使い方をすれば、健康が保たれるようにできています。つまり、体を正しく使ってさえいれば病気にかかりにくくなります。
呼吸がまさにそう。
本来、鼻呼吸が正しい体の使い方のはずですが、口呼吸という誤った使い方をするから、体調が悪くなってさまざまな病気を発症する。
体の器官には、それぞれに役割がありますが、鼻には鼻だけの役割があります。私たちが鼻を意識するのは、ふつう匂いを嗅いだときでしょう。
ところが、鼻には、匂いを嗅ぐ以上に高度なからだの機能と健康、命を守るという大事な役割があります。それが呼吸をするということ。
鼻は呼吸をする器官であり、命の入口ともいえる重要な器官。
私たちの体は、鼻で呼吸することによって正常に働くようになっているんですよ。口呼吸をしていると、体を守る仕組みである本来の機能が使えなくなる=体にストレスがかかっている状態に。
さらに、鼻というフィルターを通さず、直接リンパ組織に空気が触れることによって、より感染しやすい状況になってしまうのです」
○呼吸は免疫の3本柱のひとつ
「よく免疫力を高めるための方法として食事や睡眠が挙げられますが、
呼吸はそれらと並んで免疫機能を正常にするための立派な柱のひとつ。
呼吸ができなければ睡眠時無呼吸症候群といわれるように、質のよい睡眠はとれないですし、鼻炎の影響で口呼吸になり満足な咀嚼ができないというように、食事にも影響を及ぼしてしまいます。
呼吸はすべての健康の源なのですが、気づいている方がとても少ないですね。たとえば、インフルエンザ対策では、感染予防をしようと手洗いやうがい、マスク着用に必死になりがちですが、呼吸を見直すということはなかなかしないのではないでしょうか。
そして、最も私が危惧しているのが、子どものおよそ7割が口呼吸になっているということです。
保護者の申告だと、子どもの口呼吸の割合は2割くらいとなっていますが、専門家や歯科医、耳鼻科医から見ると、その率は6割ぐらいに上がります。小学校の調査でも約7割のお子さんが口呼吸という結果が出ている。
なぜ、保護者が自分の子どもが口呼吸になっているかどうかを見分けられないのかというと、口呼吸は病気ではなく、人間の癖ということが関係しているから。子どもが口呼吸かどうか確認する際は、口呼吸じゃないだろうという目で見るのではなく、口呼吸かもしれない、口呼吸だろうという前提で見ることが重要。
これからますます感染症が流行る季節になっていきますが、自分の体を正常に働かせることで免疫を高められるよう、お子さんといっしょに呼吸を見直してみてください」
FBからの投稿記事を記載しました。
電車の中でも~公園を散歩してても~道端を歩いてても~
3歳くらいの子供達が「マスク」を親から強要させられています。
自分の愛するこどもたちを~
未来ある子どもたちを~
…もうそろそろ気づいて欲しいものです…
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