ご主人様は逃げるのがお得意
今日もそのご自慢の俊足で何処かの人の床を汚してきたそうです
鼻を高くして(長くして)、尖った口から出るお言葉は
ハッキリ言いましょう、反吐が出るほど汚らしいです
貴方の泥だらけの靴裏以上の汚らわしさです
ああ、今夜も暇を持て余した人の皮を被った獣と
片手に松明持って何処かの人の家の前でゲラゲラ笑うのですか?
つけてやろうか、なんて出来ないくせにそんな脅しを投げつけて
うっかり誰かが手を滑らせて、その家を燃やすのでしょう?
逃げまどう家主、責任擦りつけの剥き出しエゴイスト共の狂気の宴
そこでご主人様ご自慢の逃げの早さです
サッと足を伸ばして仲間(というには結束力のない、)を置き去りにして
帰ってきたら何事もなかったかのように目をそらすのです
怒りも呆れも通り越して、褒めたくなります
それと同時に殴りたくもなるのです
ご主人様、貴方は人殺しです
貴方の両手も、ご自慢の長い脚も
紅い赤い、黒い鮮血でべったりです
そんなものはない?ああそうですね。誰も出血してませんわ
大きな態度をとる裏、刃物も持てないほど臆病な貴方ですもの
ですが貴方は多くの人々を殺めてきました
この世界で生きることが出来なくなって
この世界で首を吊った者たちの声なき悲鳴を
貴方の代わりに聞くのは、もう、耐えられません
何故私が貴方様の代わりに死体の処理をしなければならないのですか?
何人の私が貴方様の我が儘で壊れ、闇に葬られてきたか覚えていますか?
忘れていますよね、殺めた人の名前すら一日で忘れるご主人様ですもの
嗚呼、物分かりの悪いご主人様
私は限界と言いたいんですよ
この世界では呑気に胡坐をかいて
その癖表の世界ではガタガタ怯えて体育座りする
そんな可哀相な貴方様の代わりに
私が夢から覚ましてあげます
でも私、実体を持たないただの四角い箱ですわ
代わりに表の世界へ強制的に連れ出してくれるお方たちがいますの
・・・カウントダウンは、ご主人様の大好きな責め方でしたわね?
異次元殺人鬼の最期
(ただの「大人しい」青年だったりします)
物分かりの悪いご主人様、もう理解しましたね?
この世界での大量殺戮を裁くのは、
(ああ、あと私疲れましたのでこれで最後の終息を取りたいと思います)
その時彼女は人に逆らった
P.S.炎上とか、祭りとか、つるしあげとか・・・
主催者とその彼女(PC)ってやつです。