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「早食い」を調べてみました② ~7月6日(火)・朝日新聞朝刊から~

2004-07-06 13:58:14 | トリビア☆
☆改善策10項目!!!

①のみ込む前に更に5回噛む。

②1口分の量を減らす。

③汁ものやお茶などの水分と一緒に流し込まない。

④カレーライスや焼きそばなど、軟らかい食事にはキノコや肉、シーフードなどを入れる。

⑤野菜は煮るより生で。煮る時は大きめに切って硬ゆでに。

⑥めん類は太めのものや硬ゆでにして、ゆっくり噛む。

⑦お茶漬けやおかゆ、雑煮などはかき込まず、小さなスプーンを使う。

⑧外食は、品数が多い定食ものを選ぶ。

⑨はし置きを使って、時々はしを置く。

⑩2人以上で、会話を楽しみながら食べる。


☆短くなった食事時間

 大手製菓会社のロッテが専門家の協力を得て、各時代の食事を復元、食事時間と噛む回数を推定した(86年発表)。
 弥生時代は51分・3990回、平安31分・1366回、鎌倉29分・2654回、江戸初期22分・1465回、江戸末期15分・1012回、戦前22分1420回、現代11分・620回だった。


 杉本潔記者も、人工気候室で約500gの他人丼を食べ、脳波や心拍数、血圧、あごの動きなどを測ってもらった。
 初日は「普段の早さ」で指示されて6分。「成人男性の平均ですね」と曽根さん。翌日は「半分の3分で」。休む間もなくかき込み、2分36秒で食べ終えた。
 噛んだ回数は、通常が325回で、早食いでは214回。食事中の心拍数は、通常の20%増に対し、早食いでは49%も増えた。
 食後の収縮期(最高)血圧は、通常だと食前の8%増、早食いは13%増だった。
 脳波は、通常だと食前・食後ともβ波はα波のほぼ5割。早食いでは食前の5割が、食後は9割にまで増えていた。

「早食い」を調べてみました① ~7月6日(火)・朝日新聞朝刊から~

2004-07-06 13:38:38 | トリビア☆
①肥満度

 財団法人ライオン歯科衛生研究所が東京歯科大と協力して、東京都内の20~50代の会社員男女340人で、肥満との関係を調査。
 指標には、体重(kg)を身長(m)で2回割って出すBMIを使用。25以上が肥満、22が生活習慣病に最もなりにくいとされる。

 「早い」と答えた人(40%)の平均BMIは23.5、「どちらとも言えない」(45%)は22.4、「遅い」(15%)は21.6。
 「早い」と自認する人ほど、肥満度が高かった。


②満腹感

 20~40代の男性9人に、1個約100gのおにぎりを満腹になるまで食べてもらう実験もした。
 通常通り噛むと、食事時間の平均は17.2分。メトロノームに合わせて1分間に88回噛んでもらうと約2倍の33.7分に伸びた。
 食べた量は、通常時の約7個(693g)に対し、88回噛んだ時は約5個(528g)で、244kcal少なくなった。1日3食、日数が積み重なると大きな差になる。
 15分おきに計った血糖値は、食事開始15分後から上昇、30分後にピークになった。

 同研究所の武井典子さんによると、血糖値が上がり、脳が満腹を感じるまで少し時間がかかる。「よく噛んで食事時間を長くすると、少量でも満腹感が得られるので、食べる量を減らせる。肥満を防ぐ効果も期待出来る」と話す。


③心拍数・脳波

 大阪市立大の曽根良昭教授(食品栄養科学)は、「早食いは、精神にも大きな負担になる」と説く。温度や湿度を一定に保てる人口気候室で女子学生7人に半人前の食事を5分と10分で食べてもらい、心拍数や脳波を比べた。
 心拍数は、5分では食前より増えたが、10分では変化がなかった。
 脳波は、5分ではリラックスしている時に出るα波が食後減り、緊張している時に出るβ波が増えた。10分では変化がなかった。

④改善策

 群馬大の斎藤やよい教授(看護学)は、食事の60%を3分以内でとる20~50代の男性16人でそのコツを探った。
 最も効果がありそうなのが、盛り付け方。同じ弁当を1・2・5・10皿に分けて食事時間を比べた。1皿だと5.2分、2皿で6.2分、5皿で7.3分に増えた。10皿では5.8分と短くなった。
 「1皿が普段の1口量の約2倍まで少なくなると、1口で食べてしまうのでかえって早くなる。1皿の量は1口の3倍ほど、または1口より少なくして盛り付けるといい」
 

 もっとも、「食べる早さはその人の習慣。無理にゆっくり食べるとおいしくないし、ストレスになりかねない」と斎藤さん。
 徐々に習慣を変えていくのがいいようだ。