StellarHeart 67Ch🌟💙

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Dark Tiger ~Theme Of Darkness~

2004-05-28 13:07:56 | ポエム☆
Down Town, うごめいているのは
鋭い眼をした猛犬達(やつら)
牙をもがれた愚者達(ハイエナ)が
この街を彷徨う…

壁にもたれて膝抱えても
激しい雨に身体打たれても
誰もこの俺に近づけない
俺のこの悲しみに気付かない…

Dark Tiger, 暗闇の中
ただ一人きり歩くだけ
鋭く光る眼を 誰もが恐れる
Dark Tiger, 孤独の闇が消えるまで
この空の下を当てもなく彷徨い続けるだけ…

Darkness, 激しさ求めて
孤独の血が騒ぎ出す
眠った俺の悲しみが
今 蘇えるのさ…

もうこの俺に仲間はいない
死ぬ程に愛していたアイツも
今は俺の悲しみの壁を
打ち砕く事出来ない…

Dark Tiger, この檻の中
悲しみの日々過ごすだけ
明日という名の光は もう見えない
Dark Tiger, いつまで続く?
研ぐ牙のないこの苦しみ
再び光差す日まで この暗闇の中 叫ぶ…

Dark Tiger…



※中学時代、作成。。。

Flying Wing,Break Wall

2004-05-27 11:47:00 | ポエム☆
真夜中の都会(まち)は
翼もがれた堕天使達が
ネオンの星の中彷徨う
一夜限りの恋 色褪せた夢が
入り混じって暗闇(やみ)に渦巻いて消えていく…

誰もみな Dirtyな素顔隠して
毎日流されて生き続けるけど
「本当にこのままでいいワケ?」
疑問ばかりが頭を過(よぎ)っていく…

Flying Wing! 今 飛び出さなきゃ
きっといつまでもこのまま
やりたい事やらなきゃ ずっと後悔だけ残る
Break Wall! 果てない夢でも
壁打ち砕けばきっと
本当の自分見つかるはずだから
翼折れても 自分の夢追わなきゃ嘘だよ…

朝のRushhour, 人込みの中
疲れた表情(かお)の大人が
今日も流れていく
作り笑いをして 周りに合わせ
個性さえも日毎薄れて消えていく…

人はみな 無難な人生守って
決して危険な路えらばないけど
「このままじゃいけない!」と
魂(こころ)は叫び続けている…

Flying Wing! 夢をあきらめて
一生小さな幸せにしがみつき怯えるなんて
絶対そんな生き方したくない
Break Wall! たとえ一人でも
勇気出して突っ走れば
いつか自分の路が出来上がってくる
後ろ振り返らず
前を向いて生きていこう…



※20代前半頃、作成。。。

Re・Birth ~No.3~

2004-05-27 11:35:14 | star spiritsシリーズ☆
 その男は、忍の通っている中学の友人・沼津洋次である。
 洋次は、好美の後ろに隠れている忍に気が付いた。
 「忍~っ、お前何隠れてんだよ~っ!」
 洋次がそう言って忍に抱きつこうとすると、忍は条件反射で洋次の腹部を思いっ切り蹴飛ばした。洋次はその勢いで、倒れ込んでしまった(忍も、好美と一緒によく不良グループと喧嘩したりするので、見た目に反して強いのである)。
 「何だよ~っ! 蹴る事ぁないだろ~っ!」
 「うるせ~っ! お前が抱きつこうとするからだろっ!」
 洋次は、忍と初めて会った時「一目惚れ」してしまい、忍が男だと判った今尚、アプローチしてくるのである(要するに「美形」なら、男も女も関係ないのである)。
 <…こいつら、また始まったよ…>
 好美は、洋次と忍が街中であまりにもギャーギャーと騒ぐので(周囲からもジロジロと見られて恥ずかしいのもあって)、ピシャッとひと言、
 「…洋次、あんまり忍にしつこくすると、忍に嫌われるよっ…」
 と言い放った。
 「えっ…?」
 洋次はそれを聞いて、一瞬固まってしまった。その隙に、忍は洋次に気付かれないよう、好美の腕を引いて走った…。
 「あっ…! 何だよ~っ、アネゴまで~っ!」
 洋次はそれに気付いて必死で追いかけたが、二人の足の方が速く、途中で見失ってしまった…。

 好美と忍は、洋次を振り切った後、狸小路にあるハンバーガーショップに入って休憩していた。

孤独の Heart Breaker

2004-05-25 01:12:21 | ポエム☆
乾いた風が吹きつける
何もかも 冷めた魂(こころ)の中
もう何も魂動かない
毎日が流れるように過ぎていくだけ…

まるで水を失った魚のようさ
まるで愛に見離された子供(ガキ)のようさ
涙も枯れはて 今はただ
屍のように生きているだけ…

暗闇(やみ)の中を彷徨い続ける
魂を失くして一人きり…

歌を忘れた鳥のよう
叫ぶ事さえ出来ない…
孤独の Heart Breaker!

今は叫ぶ術(すべ)も忘れて
心の中嵐(ブリザード)吹きつける
誰にも心開かずに
鍵をかけて閉ざしたまま生きていくだけ…

今は笑う事も忘れてしまった
今は魂に光さえも届かない
暗闇の中に抱かれているだけ…

夜の都会(まち)を彷徨い続けて
乾いた風を受けるだけ…
もう二度と誰も愛せない
悲しむ事も出来ない…
孤独の Heart Breaker!



※20代前半頃に作成。。。

二つの魂(こころ)

2004-05-25 01:03:47 | ポエム☆
二つの魂(こころ)が交差する…

「一人で自由にいたい…!」と叫ぶ声と
「誰かと一緒にいたい…!」と叫ぶ声が
ぶつかり合い 傷つけ合い
ボロボロになっていく…

二つの魂は和解する事を知らず争い
自ら滅びへの末路(みち)を
ひたすら走り続ける…

交差し 砕け
やがて魂が壊れる瞬間(とき)
私は 絶命するのだろうか?

何も信じられなくなって
誰も愛せなくなって
夢さえも壊れてしまうのだろうか?



※10代後半頃、作成。。。

出逢えない 見つからない

2004-05-25 00:58:19 | ポエム☆
どうしてこんなに遠く感じるんだろう?
空も風も 限りなく続いているのに
どこかですれ違って 出逢えないなんて…

彼等と出逢わなければならないのに
私はここで 何をやっているんだろう?
彼等を探さなければ 私の運命は
この先もずっと 変わらないんだ…

同じ毎日 同じ人々の中 流されたくない!
だから 早く彼等を見つけなきゃ…

出逢えない苛立ちが 私を悩ませる
見つからない葛藤(ジレンマ)が 私を苦しめる…



※10代後半頃、作成。。。

二つの世界

2004-05-25 00:55:10 | ポエム☆
彼等は本当に この世にいるのだろうか?

14歳の頃から私は
彼等の物語を夢の中で見ている
だけど ただの夢なのだろうか?

彼等の名前も 顔も 声も
ハッキリと覚えているけど
何処にいるのかわからない…

でも 信じよう
いつかきっと
二つの世界が出逢う日を…
その日まで 彼等を忘れない…



※20代前半頃、作成。。。

夏を待つ詩(うた)

2004-05-24 16:49:45 | ポエム☆
五月晴れの空 咲き始めたリラが
かぐわしい香りを街じゅうに漂わせている…
この北の街にも もうすぐ初夏が訪れる
夏が近づくにつれ 夏祭りを思い描いてか
作る帽子も 金魚柄を選んでしまう…

水無月の入りに雨が降り
草花もほんの少しだけ潤った…
よさこいの祭りが終わった後
街は余韻を残すかのように
ひとときだけ鎮まりかえった…

朝 電車に乗ると 樹の深緑が車窓に映えていた
昼下がり 街を歩いていると ポプラの白い綿が
まるで踊るかのように舞っていた…
黄昏時 帰路を歩いていると 駅前通りのアカシアの花が
風に舞い降りていた…

急ぎ足で駅に向かっている途中
横目に白つめ草が映った…
蒸し暑い夜 喉を潤したジンジャー・エール

雨上がりの朝 刈ったばかりの草原から 緑の匂いがした
青空の下 フリーマーケットは賑わっていた
見つけた袖なしのワンピースは 深い緑色だった…

淡い彩りのルピナスは 何を想って咲いているのだろう?
歩く途中 髪をよぎる風は 夏の詩(うた)を運んできた
海も 日ごと青の深さを増して いよいよ夏本番…



※2003年初夏、作成。。。

Re・Birth ~No.2~

2004-05-23 11:36:46 | star spiritsシリーズ☆
 「…好美ちゃん、今の声、わざとでしょ…」
 「…忍こそ、さっさと男だって事、言えばいいのに…」
 「そんな事言ったら、あいつら当分の間、ショックで立ち直れないでしょ…」
 二人は顔を見合わせると、ドッと笑い出した。
 忍は、目が大きくまつ毛も長く、栗色の長い髪をしていて、好美より背が低く、声も可愛らしいので、どう見ても「華奢な美少女」にしか見えないが、これでも正真正銘の「美少年」である。街を歩いていると、先程のようにしょっちゅう若い男達にナンパされてしまうのである…。
 「あ~ぁ、いっそ逆だったらよかったのに…」
 好美は、溜息混じりでそう呟いた。
 「まぁまぁ…。でもさぁ、あれでもし俺が男だって言ったら、どうなってたんだろうね…」
 忍は好美をなだめながら、クスクスッと思い出し笑いしていた。
 二人が楽しそうに街を歩いていると、周りの人達が皆、振り返っては「羨望の眼差し」で見ていくのである…。

 しばらく歩いていると、見覚えのある茶髪の男が向こうから歩いてきた。
 「ゲッ! ヤバイッ!」
 忍はその男を見て、とっさに好美の後ろに隠れた。
 「あれっ? アネゴじゃん♪」
 男は、好美に気が付いて歩いてきた。