日々・戯言の叫び

感じた事とか色々、表に出せない事を吐き出す独り善がりで嘘つきな日記

全力オレンジ!

2008-06-12 19:05:13 | 小ネタ
嬉しいですね!オレンジ復活!!
コードギアスにおいて最高のネタキャラだと思ってます(笑)。
そんなこんなで、小話です。

大好きですよ、オレンジ!! あー可愛い可愛いvv
ジェレミア受けとカレン受けが好きですね。
カレンならやはりゼロ←カレン←ルルか。
カレンのCPなら相手がジノでもジェレミアでも全然OKだよ!!
オレンジだと王道はキューエルとなんですが、私が実はキューエルにそんな興味なくて…(こら)。
シュナジェレ・ロイジェレになります。
そして珍しくリバがいける。
ゼロ→ジェレ→ルルな感じ。
あれですよ、カレンとあわせてライバルは自分自身!!
大変だね、主人公!!(いい笑顔)

ここからが小話ですよー。
前提・時期不明。
ジェレミアがナチュラルにシュナイゼル様の部下。
ぶいつーの配下? なんですか、それ?的に。
ジェレミアはメカってますが、調整を受けたので言動は普通です。
あとシュナイゼル様が多分黒くない。
私の皇子は腹黒惑星の皇子様なのよ!と仰る方は回避。
ギャグです。むしろカオスです。
覚悟は宜しいですね?
全力でOKですね?
どうぞ。


皇宮のテラス。
眼下に広がる見事な庭園に憂える視線を向けて、ブリタニアが誇る第二皇子シュナイゼルは呟いた。
「ゼロと手を組もうかな?」
どがぁん!!
傍に控えていたジェレミアが、盛大にずっこける。
「おや? どうしたんだい、ジェレミア卿」
笑顔で問いかけるシュナイゼルに、けれど答えられはしなかった。
爆弾発言どころではない。
国家転覆を企む反逆者として捕まってもおかしくないセリフだ。
むしろシュナイゼルの立場からすれば、たとえ冗談でも言ってはいけないセリフである。
「で、殿下? 冗談ですよね?」
何とか持ち直して弱弱しく問うジェレミアに麗しき皇子はやはり微笑んで、
「もちろん、本気さ」
死刑宣告した。
眩暈がした。
このまま倒れてしまえば楽だろうな、と思うけれど、生憎とそんなに柔な体ではなかった。
「ああ、私は正気だよ? 
ただこの国は大きくなりすぎたと思うんだ。このままだと近いうちに自重で潰れるだろうと、私は思っている。
だからゼロに存在はチャンスなんだよ。
革命すら間に合わなくなったこのブリタニアを、やり直す為の」
「殿下…そのようなお考えが」
穏やかに紡がれるシュナイゼルの言葉に、感銘を受けるジェレミア。
もともと熱血で皇室への忠誠心の篤い男だ。
すでにその頭からは先ほどの爆弾発言が吹き飛んでいるだろう。
「ゼロと手を組むにして、すぐと言うわけにはいかないだろうね。
色々準備もあるし。
嗚呼、兄上も連れて行こうかな?」
爆弾発言その二。
今凄い事さらっと言ったこの人!
シュナイゼルの言う兄上。
それはブリタニアの第一皇子オデュッセウスに他なら無い。
大らかで優しい人物ではあるが、兄弟間の熾烈な競争が当然の理として存在するこの皇室では、それは凡庸にしか映らない。
「殿下!? 何を仰るんですか!!」
流石に声を荒げる。
争い事の嫌いなオデュッセウスを巻き込むなど。
「コレは兄上の為だよ、ジェレミア卿。
私がいなくなれば、兄上に色々と工作をする者も出るだろうからね」
もちろんその色々には、血生臭い事も含まれている。
第二皇子でありながらもっとも王座に近いと言われているシュナイゼル。
そのシュナイゼルがいなくなれば、第一王位継承権を持つオデュッセウスが狙われる。
例え本人にその気が無くとも、王座を求めるものにとっては邪魔でしかない存在だ。
嬉々としてオデュッセウスの命を狙うだろう皇子・皇女の顔が幾つか思い浮かんでしまい、ジェレミアは頭を抱えた。
皇室への忠誠心はある。
けれど皇室の現実を、そこが孕む闇を知っている。
「それは、そうですが……」
だからといって、オデュッセウスが承諾するだろうか?
「大丈夫だよ、兄上は私の事をとても信頼してくださっているし。
それに兄上なら上手く丸め込…説得する自信はあるよ」
にっこりと、見惚れるような笑み。
今、丸め込めると言いそうになりませんでしたか?
いくら半身が機械となっていても、やはり命は惜しい。
だから決して口にはしないけれど。
「ところで、ジェレミア卿」
「はい、なんでしょか?」
「君ももちろん一緒に来るだろう?」
にこにこにこにこにこ。
「へ? いや、あのええと……」
にこにこにこにこにこ。
「その…まだ細かい調整が…!」
「大丈夫だよ、ロイドも連れて行くし」
「それは逆に不安なのでは…?」
にこにこにこにこにこにこにこにこにこにこ。
「ジェレミア卿?」
にこにこにこにこにこにこにこにこにこにこ。
「い、いえす、ゆあはいねす」
そう答える以外、何か選択肢があっただろうか?
「決まりだね、嬉しいな。
さて、では早速ゼロに連絡しようか」
「え? 出来るのですか?」
「もちろんさ。
ゼロの正体があの子ならば、連絡できる手段はいくらでも」
誇らしく笑うシュナイゼルに、ジェレミアは流石です、と賛辞の言葉を述べる以外出来なかった。

シュナイゼルが部下を引き連れブリタニアを裏切り世界を驚愕させるのは、それから一月ほどたったある日の事である。


綺麗な花には棘がある? 棘で済まないのがこの世の道理です!!

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