見ました。起きてから?と首を傾げる。
いや、え?あれー? 設定が理解できない。面白かったんですけどね。
一昨日からの続き、なオリジナル、かな。
見た夢が新しいPBMに参加したっぽい内容で。
でもなー登録キャラがオリキャラのシュウ君で、女でしかも人魚設定。結構美人だった。
年齢はノーマルシュウ君より上だったよ。髪の色も水色だったし。
あ、でも性格はやはりシュウ君。
笑顔で毒舌。
なぜかイラスト(漫画?)付き。
なんだろうかこのカオス。
朽ちる骨の唄
ごとん。
真夜中。
人気のない道。
目の前に放り出された大きな袋。
酷い匂いだ。
縛っていた紐が解けて、開いた袋の口から何か、人体の一部のような何かが、覗いた。
「ひぃ…っ!」
引きつった悲鳴を上げた男は、ぎょとりと目を見開き、其れを投げた相手を見た。
街灯の汚れた光で見えるのは、パーカー姿の若い男。
高校生ぐらいか、やる気の感じられない顔は、けれどその目だけがぎらぎらとしていて恐ろしい。
「其れ、捨てたのあんただろう」
一歩踏み出し、呟くように。
其れ、と指差したのは先ほどの袋。
確認の為のセリフではない。すでに事実を決定付けている口調だ。
「な、何を…!?」
震える声で、首を振るが青年は聞いちゃいない。
「そんなもんをあの山に捨てないでくれないか? おかげで俺が借り出された。…向いてないのに。
他人の尻拭いは趣味じゃないんだ。だから、其れの始末は自分でつけて」
言葉の終わりと共に、ごそりと、袋が蠢いた。
ごそり…もぞり……がさり…
袋が、いや正確には袋の中身が、蠢いた。
蠢いて、中から這い出そうとしている。
「ひ、ひひひひひぃぃぃぃっ…?!」
擦れた――余りの恐怖に大声すら出せない男の喉から搾り出された憐れな悲鳴が、夜に尾を引くこともなく、途切れた。
「…面倒」
全てを見届けた青年は、ぼそり。
その一言に様々な感情が詰まっている。
アレを山に捨てた犯人を見つけるために用いたのは、オーソドックスな手段。
青年のよく利く鼻で、首に絡んだロープの匂いを辿ったのだ。
匂いを追うのに熱中する余り、街中でうっかり四つん這いになったときは恥ずかしかったが、まぁ見つけ出せたのでよしとしよう。
はぁとため息。
青年は歩き出す。
中身が増えた袋を担いで。
コレの処理は友人に頼もう。
自分は彼女の望み通りに山から悪いものを追い払ったのだ。
これくらい頼んでも罰は当たらないだろう。
一人うんうんと頷いて、薄明かりが照らす道に消えていった。
例えどれほどかかっても、結局自分のところに帰ってくるもんです!!
いや、え?あれー? 設定が理解できない。面白かったんですけどね。
一昨日からの続き、なオリジナル、かな。
見た夢が新しいPBMに参加したっぽい内容で。
でもなー登録キャラがオリキャラのシュウ君で、女でしかも人魚設定。結構美人だった。
年齢はノーマルシュウ君より上だったよ。髪の色も水色だったし。
あ、でも性格はやはりシュウ君。
笑顔で毒舌。
なぜかイラスト(漫画?)付き。
なんだろうかこのカオス。
朽ちる骨の唄
ごとん。
真夜中。
人気のない道。
目の前に放り出された大きな袋。
酷い匂いだ。
縛っていた紐が解けて、開いた袋の口から何か、人体の一部のような何かが、覗いた。
「ひぃ…っ!」
引きつった悲鳴を上げた男は、ぎょとりと目を見開き、其れを投げた相手を見た。
街灯の汚れた光で見えるのは、パーカー姿の若い男。
高校生ぐらいか、やる気の感じられない顔は、けれどその目だけがぎらぎらとしていて恐ろしい。
「其れ、捨てたのあんただろう」
一歩踏み出し、呟くように。
其れ、と指差したのは先ほどの袋。
確認の為のセリフではない。すでに事実を決定付けている口調だ。
「な、何を…!?」
震える声で、首を振るが青年は聞いちゃいない。
「そんなもんをあの山に捨てないでくれないか? おかげで俺が借り出された。…向いてないのに。
他人の尻拭いは趣味じゃないんだ。だから、其れの始末は自分でつけて」
言葉の終わりと共に、ごそりと、袋が蠢いた。
ごそり…もぞり……がさり…
袋が、いや正確には袋の中身が、蠢いた。
蠢いて、中から這い出そうとしている。
「ひ、ひひひひひぃぃぃぃっ…?!」
擦れた――余りの恐怖に大声すら出せない男の喉から搾り出された憐れな悲鳴が、夜に尾を引くこともなく、途切れた。
「…面倒」
全てを見届けた青年は、ぼそり。
その一言に様々な感情が詰まっている。
アレを山に捨てた犯人を見つけるために用いたのは、オーソドックスな手段。
青年のよく利く鼻で、首に絡んだロープの匂いを辿ったのだ。
匂いを追うのに熱中する余り、街中でうっかり四つん這いになったときは恥ずかしかったが、まぁ見つけ出せたのでよしとしよう。
はぁとため息。
青年は歩き出す。
中身が増えた袋を担いで。
コレの処理は友人に頼もう。
自分は彼女の望み通りに山から悪いものを追い払ったのだ。
これくらい頼んでも罰は当たらないだろう。
一人うんうんと頷いて、薄明かりが照らす道に消えていった。
例えどれほどかかっても、結局自分のところに帰ってくるもんです!!
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