
赤の宮殿《Palazzo Rosso》 イタリア北西部、リグリア州の都市ジェノバにある宮殿。17世紀後半、ブリニョーレ=サーレ家の邸宅として建造。名称はファサードの赤い石材による切石装飾に由来する。現在はファン=ダイクやデューラーなどのフランドル絵画を展示する美術館になっている。
同宮殿があるガリバルディ通りは16世紀から17世紀にかけて整備された「レ‐ストラーデヌオーベ」(新しい街路群)の一であり、当時の富裕貴族が建てた多くの宮殿が立ち並ぶ。

赤の宮殿ファサードとガリベルティ通り 向かい側は白の宮殿








赤の宮殿の最上階から街を見渡せる屋上へ出られる。
港町ジェノヴァの景色。




白の宮殿とトゥルシ宮
白の宮殿Palazzo Bianco ここも内部が美術館になっており、ヴァン・ダイクなどフランドル派やカラヴァッジョ、アントニオ・ピサネッロらの作品が集められている。
ドーリア・トゥルシ宮 Palazzo Doria Tursi 現在は市庁舎となっているこの宮殿は、16世紀に貴族で銀行家だったグリマルディ家が建てた。ジェノヴァに生まれた天才バイオリニスト、ニッコロ・パガニーニが愛用したバイオリンが展示されている。


