不登校・中退生ボランティア学習会

「学校行けなかったら人生終わり」そう思っていましたが、現実は違いましたよ。路はいろいろある。一緒に未来をつくりましょう!

ボランティア 休止のお知らせ

2022年09月12日 | 不登校
令和元年に始まったこのボランティア団体、皆さんに支えられて4年目になりました。
ここまでこれたのも、支えてくれた皆さんたちのおかげです。
本当に有難うございました。

ふりかえってみると、色んなことがありました。
相談会に来てくれた皆さんとお話しすることで、改めて、自分たちの経験のことも肯定できたような気がします。
それに久しぶりに友達とも再会もできました。
みなさんから、「話せてよかった」とたくさんの感謝と感動をもらいましたが、いえいえ、こちらこそ感謝です。
本当に有難うございました。

ここ最近は、コロナの影響で思うように活動できず、このブログと、オンラインでの相談会という活動でした。
最近はあまり活動もできなかったことが心残りです。すみませんでした。

メンバーたちもこの3年間で、就職が決まって新しい土地で新しい生活がはじまったり、結婚して子供ができたり、会社で昇進して忙しくなったり、と、ライフスタイルがすごく変化しました。
今後しばらくは、それぞれの生活に集中したいと思うので、いったん、ボランティア活動を休止しようと思います。
「自分が親の立場になって、はじめて父や母の苦労というか、気持ちがわかった気がします。」
先日、子どもが生まれました、と赤ちゃん見せに来てくれたメンバーが言った言葉です。
みんな、人生の新しい章が始まります。
またいつかボランティアを再開できる時になったら、みんなで集まりたいと思います。
そのときはまた、今とは違ったお話がいろいろできるように、自分たちも成長し続けたいと思います。

また逢う日まで。
有難うございました。

時代を先取り?

2022年08月01日 | 不登校
猛暑ですねぇ
毎日毎日ようやく生きてるって感じの暑さです。
今、自分が自然としているマスク、
でもこれって不登校生ははるか昔から、毎日こうしてたんですよね。
きつかったろうなあ。。。


そうですよね、昔、マスクは不登校の子たちの必需品でした。(まあ、今もコロナでマスクははめていますけど(笑))
武装しないと外の出るのはきついですもんね。
外に出るのが皆嫌で、家にこもって、ゲームしたり、ネットしたりして気を紛らわしていました。
家にいると、もともと悩みも多いし、考える時間も多くとれるので、ずっと考え続けて、考えすぎて眠れなかったりして、いつも疲れて、昼夜逆転もしていきます。
家族とも険悪な感じになっていくことが多いですよね。お互い思い合ってるがゆえに、うまく回らなくなるんですよね。
親は子を心配して話をする。でも子は、自分が親の負担になってると思い込んで、余計に上手く話せなくなる。。。

でも、ある時を境に、ふっと、動き出すんですよね。
自分の人生ってことに気づいたときから。

このままでいいのかな、私の人生このままでいいのかな って。
それから、自分らしく、自分で人生をつくっていきたいって、思うようになるんですよね。
少しずつ、少しずつ動き始めて、自分で自分の人生を1つ1つ決めていく、その責任は自分。
上手くいかないときもあるけど、そのたびごとにまた立ち上がって、歩きだす。

これはボランティアメンバーたちのお話。
みんな状況の違いは多少あっても、同じような道のりをたどって今に至っています。


今、コロナ禍で思うように行動できないことが多く、家にいる時間も長く、自分と向き合う時間をとることも多い時勢ですよね。
だからかな、自分らしい生き方とかを考える人たちが多くなってきてるように感じます。(私の勝手な思い込みかもしれませんが;^^)
でもこれって大事なことですよね。
たった1回の自分の人生、自分で後悔のないように、しっかりと生きぬきたい。
だからこそ、きちんと考えて、きちんと自分軸をもって行動していきたい。
私もそう思います。


不登校の子たちは、時代を先取りして(?)それをやってきたのかなあ。
だからもし今、このブログを見てくれてる人が、いろいろ悩んで、動けずに苦しんでいるならば、
すごく苦しい時間だけど、その時間でしっかり自分と向き合って、これからの自分の人生を考えてほしいなあと思います。
再び動きだせる時はきっときます。そのときに、自分の人生をつくりだしていけるように。


小さなことでもいいから、1つ1つ自分で考えて、決めて、実行するのって結構楽しいですよね。
大人になった今、私は勉強するのが楽しいです。
これ知りたいなあ、今月中に、ここまで理解して、練習してみよう、とか自分で決めて実践しています。
自分で考えて、決めて、実行する、自分の人生ですもんね、だから楽しいんですよね。



心のベクトル

2022年03月08日 | 不登校
春到来ですね。
いつもの散歩コースで早咲きの桜の花が咲いていました。
春、ですよ。

私が働いている塾(不登校の生徒や中退した生徒たちの塾です)では、国公立大学、公立高校の受験が終わりほっと一息の時期です。
毎年、受験、そして勉強は修行だなあとつくづく感じる時期です。

大学入学共通テストが終わり、1人の受験生が体調を崩しました。
激しい頭痛、倦怠感、だるさ、寝ても眠れてないから、疲れも取れない。
入試前だから、勉強しなくては、と頭ではわかっているものの、体が動かない。
体調のよい時間にzoomを使って、家と塾を結び、一緒に過去問演習(今は便利になりましたね。)、週に1度お母さんのお休みの時に塾に連れて来てもらう、そんな1か月でした。

以前には、受験時に、髪の毛が抜けた生徒もいました。
繊細な彼らにとっては、受験のプレッシャーは、私たち大人が考えている以上に、大きいのですよね。

一方、高校1年生の生徒が、先日こんな話をしてくれました。
「今、むちゃ地理楽しいんですよ。知る喜びって感じで。」
聞くと、世界中の文化や習慣を話してくれる学校の地理の先生の話が面白いらしいのです。今までの自分が知らなかった世界の話が大変新鮮なんだそうです。
彼は小学校、中学校とあまり学校には登校できていませんでした。そんな中、高校入試をきっかけに勉強を始め、無事志望校に合格し、今は毎日楽しく高校へ通っています。毎日がとても新鮮らしく、楽しんで勉強をしています。
「世界って広いんですね。」
最近の彼の口癖です。今、彼の心のベクトルは外に向いてるんですよね。
自分の知らない世界を知り、視野も心も広くなっていっている、そんな感じです。

二人の違いは(まあ、受験が一番大きいのですが)、心のベクトルの向きなんだろうと思います。
受験生の子は、きっと今すごく自分を責めてるのかもしれません。心のベクトルが内に、自分に向いて、いろんなところを攻撃して、体に来てるのかもしれません。
もう一方の彼は、外に向いている。知らない世界を知り、学ぶことが楽しくてしょうがない。そんな感じです。

でも、私たち大人にだって、気持ちが外に向くとき、内に向くときはあります。
大事なのは、希望を忘れないこと、ですよね。
内に向きすぎて、自分を攻撃しすぎないこと。いつか外に向けれる日が来ると思えることですよね。

入試が終わり、彼女が塾に遊びに来ました。
「試験前日、大学に下見しに家からバスで行ったんですけど、大学構内を少し歩いただけなのに、試験当日筋肉痛になってて。何日も外に出なかったからですよね。
今思うと、学校に通ってた頃、体育の授業とかって嫌でたまらなかったけど、大事なんですね。私も体を鍛えないと。。」
晴れ晴れした表情で、笑顔で語ってくれました。いろいろあったけど、受験を乗り切った、やり切った充実感ですよね。
今、彼女のベクトルは再び外に向き始めています。

春は来る。
受験の結果も楽しみにしています。
(その後、彼女から、『合格しました!』との連絡がありました。ちゃんと春は来ました。)

11月20日(土)オンライン相談会 ありがとうございました!

2021年11月29日 | 不登校
11月20日(土)初めてのオンライン相談会を開催しました。
オンラインということで、関東や福岡のメンバーも参加でき、活動の幅を広げることができた有意義な会でした。
また、30分という短い時間だったので、申込時に質問を頂きそれにお答えする形で進行しました。

「学校に登校できたときなど褒めた方がいいのか」などの日常の声掛けの仕方や、子どもに対する親の対応、
そして「前を向くきっかけ」についてまで、メンバーも当時のことを思い出しながら、1つ1つ丁寧に話をしてくれました。

Q「声掛けの仕方など、親はどう対応したらいい?」「学校に行けたときは、褒めた方がいい?」「子どものことを考えると、つい泣いてしまうのですが。。」
A「親が隠れて泣いているのは、当時なんとなくわかっていました。申し訳ないなあ、と。」
「褒めてもらえるのは嬉しかったけど、さらに期待をされると辛かったかなあ。できない自分もそれはそれで認めてくれると楽になります。」
「自分が不安定だから、親にはどんと構えてほしかったですね。」

親御さんもわかってはいるんですよね。頭ではいろいろ。
つい、言っちゃうんですよね。

Q「前も向くきっかけは何でしたか?」
A「自分がどういう人かわかってからは、気が楽になりました。
 大学生のときかな、知り合いの方に『オリンピック選手の足と普通の子の足の両方を持ってるんだね。』と言われはっとしました。
 今までは、いつも頑張りすぎて、疲れて、パタッと行けなくなるのを繰り返してて。選手の足に合わせてると、それは疲れるよね、と思えるようになって。
 だからここまで頑張りたいけど、これをしたら明日動けなくなる、っていうのが分かるようになって、自分で少しずつ調節できるようになってからは、楽になりましたね。
 自分を責めることも少なくなって。」
A「僕は、高校を中退して、高卒認定試験をとって大学に行きました。
 勉強するために行ったところに、自分と同じような人たちがたくさんいて、ああ一人じゃないんだと思えたことがきっかけですね。
 自分らしく、自分の道を進めばいいことがわかって。
 それからは迷惑かけた親を安心させたくて、勉強頑張りました。」

参加された皆さんありがとうございました。
今、悩み真っ只中のみなさんのお子さんたちも、もがき苦しみながらも、いつかは乗り越えていきます。
彼らみたいに。
今は繭の中かもしれないけど、きっといつかきれいな蝶になって飛び立っていきます。





「不登校経験者とオンライン相談会」開催!

2021年10月23日 | 不登校
コロナ禍でなかなか活動ができず、心苦しく思っていましたが、オンラインという形で久々に活動を再開することにしました。
オンラインなので、またコロナの状況が変わっても開催可能ですし、就職や結婚で県外にいったボランティアメンバーも参加可能となりました。
悪いことばかりではないですね。

”不登校”は正解のない難しい問題です。また、周りにも相談しにくい話です。
今現在、
お子さんが不登校で悩んでらっしゃる保護者の方、
学校を辞めてしまった後どうしていいのかわからない方、
身近な人が不登校や中退で悩んでいてどう接してよいか考えている方、
私たち、経験者に、いろいろ質問してください。
答えにはならないかもしれませんが、私たちが、その当時どう考え、どう行動していったのか、おしゃべりする中で、皆さんの気持ちが少しでも軽くなればと思っています。


参加ご希望の方は、
①名前
②返信用のメールアドレス(こちらからのメールが受け取れるようにしておいてください)
③質問してみたいこと 
をお書きの上、メールにてお申し込みください。
後日、頂いたメールアドレスに、参加方法をご連絡します。
お気軽にお申し込み下さい。お待ちしております。

●日時:11月20日(土)15:00~15:30
●会場:オンライン開催(Zoom)
●定員:先着10名
●お申し込み方法:①名前 ②返信用のメールアドレス(こちらからのメールが受け取れるようにしておいてください) ③質問してみたいこと 
          をお書きの上、メールにて fcvg2019@yahoo.co.jp までお申し込みください。
        ※ご連絡のとれるメールアドレスの記載が必須です。
        ※11月18日(木)には、頂いたメールアドレスに、参加方法をお送りいたします。
         メールが届かない場合は、お手数ですが、下記までメールまたはお電話をお願いいたします。
         TEL:096-356-4408
         MAIL:fcvg2019@yahoo.co.jp
●申込〆切:11月17日(水)