不登校・中退生ボランティア学習会

「学校行けなかったら人生終わり」そう思っていましたが、現実は違いましたよ。路はいろいろある。一緒に未来をつくりましょう!

充電して・・・

2021年03月31日 | 不登校
桜もだんだん葉桜になってきましたね。
春ももう真っ盛りです。
ボランティアメンバーの中にも、就職が決まり旅立つ人たちもいます。
嬉しい気持ちの中にちょっぴり寂しさを抱えつつ。。。
でも、みんなの活躍、楽しみにしてますね。

ちょっと前ですが
勤めている塾の生徒が中学を卒業しました。(前にもお話しましたが、学校に行きづらい子どもたちのための塾です。)
学校の授業に出ることはありませんでしたが、塾で勉強して、ときどき定期テストを受けに行ったり、担任の先生と面談しに行けるようになっていました。
中3になってからは、定期テストや受験用の模試なども受けられるようになり、少しずつ自信をつけて、全日制の高校を受験しました。
無事合格し、この春から高校生になります。
その彼が、中学校の「卒業式」に出席したそうです。
「おお。頑張ったね~」
「経験したことなかったんで、最後ぐらいは経験してみたいと思って。でも震えましたー」

ものすごい緊張だったと思います。
でも、今の彼にはその自分の緊張を楽しむ余裕も出てきてるのです。
人の心は不思議ですね。
きっと、学校に行けない、そんな時間で、
自分のこと、そして自分のこれからの人生のこと、いろいろ考えたのでしょう。
また、再び歩きだすパワーも充電できたのでしょう。
そう考えると、ゆっくり人生を考えるための時間をとることは、決して悪いことではないんですよね。
時間ってすごいですよね。

いま悩んでいる皆さん、大丈夫です。充電の時間は人それぞれ。だから歩きだすタイミングも人それぞれ。
いまは、その”とき”が来たら、歩きだす、準備をしている時間。
再び歩きだしたときに、「あのときの時間は、きっと必要な時間だったんだ」と思えるように、行動していってください。

充電がおわって歩きだす子どもたちの姿に
わたしも充電させてもらってます。