不登校・中退生ボランティア学習会

「学校行けなかったら人生終わり」そう思っていましたが、現実は違いましたよ。路はいろいろある。一緒に未来をつくりましょう!

春が近づいて・・・

2020年01月31日 | 不登校
冬の寒さも少しずつ和らいできましたね。梅の花の蕾を見るようになってきました。
春が近づいて来ているのを感じますね。

私が勤めている塾の子たちも、
大学受験生たちは、試験会場へと旅立ち
また、
新しく始める子もいて、人が入れ変わる時期でもあります。
春ですね。

前回の中3生も、受験。
中1、中2と学校に行ってなかったっため、そこから復習の日々が2学期ごろから始まりました。。
試験問題を見て、落ち込んだり、受験校をなかなか決められずに悩んだ日もありました。
「高校生になったら。。と思ってたけど。。。私なれるのかな。。。」と。

でもそんな時間も大事なんですよね。
悩んで、最後は自分で受験校も決めて、
そして塾の日数も1日から2日に増え、家でも勉強を始めるようになりました。

もう、親御さんも、私たちも、本当は内心、ハラハラなんですよね。
見守ることの難しさ、痛感します。
私たち職員はまだ、こういう光景を毎年見ているので、先が幾分わかるから、この子は大丈夫と思えますが、
親御さんにとっては何事も始めての経験。
つい周りの子たちと比べて、まだか、まだかと不安が増大しますよね。
人間ですもの、当たり前の感情ですよね。
でも、そこをぐっと我慢。。。

先日受験しに行きました。
緊張のあまり、トイレも行けず苦しかったーと笑いながら報告してくれました。

結果は無事合格。

苦労して勝ち取るものって、やっぱりうれしいですよね。
達成感というか、やりきった感というか。
合格報告に来てくれた時の笑顔が、今までと全く違って見えました。
何と言うか、顔色から明るい。

学校にも夕方行くようになったようです。

自己肯定感ってこうやってついていくんだなあと
実感しました。
みんな誰かにとってかけがえのない人。
「申し訳ない」とか
あんまり思わなくなってくれたらいいなあ。










2020年はじまりました

2020年01月07日 | 不登校
2020年がスタートしましたね。
この1年、どんな年になるんでしょう。いや、どんな年にしていきたいかですよね。

私は現在、不登校の子たちの塾で勉強を教えています。
先日、その子たちとお正月の話をしていたところ、心がぎゅっとなってしまいました。

ある中学生の女子だったのですが
「クリスマス、お正月と、子どもはいいね~」などと話をしていたら
「ほしいものない?って聞かれるけど、困るんです。。。」
「なんで?」
「言えないんです。なんだか申し訳なくて。。。」
「え?申し訳ない??」
「なんか、自分でお小遣いためて買う方が気が楽で。。。
欲しいものが、別にやましいものとかではないんですよ。
でも、なんか自分のために、そんな気を使ってもらってるって思うだけで、なんか心苦しくて。。。」
「だって家族だよ。。そんな、、、つかれない??」
「むちゃくちゃ疲れます。。。」

思春期は不安が増大します。脳の働きでもあるから正常なことですよね。
それがそのまま表現できる子はまだ楽なんでしょうね。
周りに迷惑かけたくないから、不安を表に出せない。
良い子にならないと、良い子でいないと。
でも、色んな不安をどう表現したらいいかわからない。
本来だれにでもある人としての存在欲さえも書き消すほど
良い子でいないとと思いこむ。。。
苦しいですよね。
疲れますよね。
そりゃあ、考えて眠れないし
朝も起きれない。

そのままでいのに。
そのままの存在でいいのにですね。

大人がそういってもなかなか伝わりませんよね。
いろんな経験を積む中でしか、その実感はわかないのかもしれませんね。

今年もいろんな経験をたくさんしてもらえるといいなあ。

また春ごろ相談会を企画しています。
みんなで知恵を出し合って、良い会をつくっていきたいと思っています。