転ばぬ先の独立相談所~フランチャイズアドバイスネット~

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コロッケの「コロちゃん」が自己破産申請 

2007年08月15日 | Weblog
「コロちゃん」が自己破産申請 コロッケで全国展開
2007年08月14日11時58分

 「コロちゃんのコロッケ屋!」として、全国各地や海外にもフランチャイズチェーン(FC)を展開している食品会社「コロちゃん」(本社・岐阜県恵那市、資本金4億9062万円、小竹守社長)が、名古屋地裁に破産手続き開始を申し立てたことが14日わかった。帝国データバンクによると負債は約25億円。

 同社は、1個50円の揚げたてコロッケなど、低価格食品をFC形式で全国展開。02年のシンガポール店を皮切りにケニア、ロンドンにも出店している。

 02年には国内外合わせて700店舗を超えるまでに成長したが、その後は加盟店数の伸び悩み、競争激化が目立ち、03年3月期に約37億円だった年売上高は、07年同期には約27億円にまで落ち込み、資金繰りが悪化していた。今年3月時点の店舗は約500店。
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またまた、フランチャイズ本部の倒産です。
一世を風靡した「コロちゃんコロッケ」がなくなってしまうのは残念ですが、なぜフランチャイズを何百も持っているチェーンが倒産してしまうのかは、疑問です。
これから調べれば、たぶんいろいろな問題が出てくると思われます。

フランチャイズビジネスは加盟店さえ集めてしまえば、本部が一方的に儲かる商売です。ものすごく善意に経営して、加盟店からほとんどお金を取らず、むしろ何かを保障していたというなら別ですが、コロちゃんのホームページを見る限りでは、そんなことはなさそうですね。

別にわざわざ書くまでもなく、コロッケ単体ではブームには限界があります。その次の柱を育てられなかったということなのでしょうが、それにしてもFCがたくさんあって倒産してしまったというのは、好調時に無茶なことをしたか、経営者が無駄なことにお金を使ったというのがパターンですね。

商品と自分自身のスケールを越える事業展開には気をつけましょう。