Far Rattan

タイトルの後に邦題があるものはJP版です。

Rome 106 : Egeria

2010-04-19 | TV Series

「二人でバイアエに行こう」と奥様を小旅行に誘う隊長。
「リュデを置いていけないわ。夫が2ヶ月帰らないのよ」とニオベ。
「どうせ死んでるさ」と小声で言う隊長。
夫が行方不明になってから、姉の家に居候する妹リュデです。



ご機嫌斜めの隊長。タイタスに八つ当たり・・・
護民官のアントニウスの元には、多くの陳情者がやってきます。戦いに行きたいのに、留守居番。
陳情する男がクドクドと、すっかり飽きた護民官は明日にしてくれと追い返します。

セルウィリウスは元老院古参の議員。その場に奥方と居合わせました。それを見たアントニウス彼に提案を一つ。
「シーザーはギリシアに発った。私は留守居だ。君はポンペイウスを裏切った。次の元老院で2つ定めてほしい事がある、執政官を2人あなたとシーザー。その代わり、この条文を可決するように。
今後イタリア全土において、牧畜及び農業従事社の3分の1は開放奴隷か市民とする」とアントニウス。
「理解できません」ポンペイウスを裏切るつもりも無かったセルフィリウスは穏健派執政官の一人に選ばれるのは名誉なことです。
「現状では奴隷が多すぎる。市民が失業する一方だ、市民の仕事を増やさねばね」とアントニウス
「出費が激増してしまう」とセルウィリウス。
「そう、でも土地所有者は一握りの金持ちだこの国の役に立てるなら本望だろう?」
「極論過ぎます」
「私は困るのが金持ちでも貧乏でも構わない。これはシーザーの希望だ。もし、反対なら民会を召集して話し合えシーザーが悪いというならね」
「いえそのような」
「じゃ、合意だね。お上品そうな奥様に、もし、夫が死んだら、私と結婚しようね」と言い置くアントニウス。
それって、採決できなかったら命は無いって事ですね。

ニオベたちの会話。
「娘に良い人を見つけてあげるから、結婚しなさいと」母
でも娘は婚約者のクリトが良いと。でも、部隊に父が復帰したので軍人の娘には不釣合いな縁組です。
娘が反抗し始めました。

酒を飲む隊長とタイタス。
女には手を焼くとこぼす隊長。酔っ払って、あいつは一体どうしてしまったんだ?、夜もからっきし相手をしてくれない・・「辛いなら別かれたら」というタイタスに、「嫌だ分かれない、それぐらいなら死ぬ」と言って酔いつぶれます。タイタスは隊長を担いで帰ります。

元老院が開かれ、アントニウスの法案を提議するかの長老議員。



シーザーの名の元、誰も逆らえません。動議は採択されました。

タイタスが食卓でリュデと話をしています。
「エウアンドロスの事を聞いて回ったんだけど、ギリシアの連中ともめたらしい。賭け事だろう」
「夫はしないわ」
「賭け事は女房に隠れてするもんだ・・それで、言い難いが旦那はもう帰らない。死んだんだよ」



「本当に?」と台所仕事をしていたニオベ
「聞いた話じゃ殺されたらしい」とタイタス
「嘘よ・・」リュデ
「俺のアドバイスは、もう夫のことは忘れて自分の人生を生きるんだ、あなたなら直ぐ他の男が見つかる」
「嘘よ!」テーブルに突っ伏して泣き崩れるリュデ。
「忘れるんだ、過去のことはね」と呆然と妹を見やるニオベを見つめてタイタスが言いました。

「さて、ちょっと飲みに行って来るわ」とタイタスが去ると外まで聞こえる声で泣き叫ぶリュデ。
そして姉妹げんか。姉を責める妹。
「あいつから来たのよ。私は夫を愛してるわ。あなたが子供をうんで・・」口ごもる姉。
「アタシが子供が出来なかったから?人の夫を泥棒しても良いの?呪ってやる。復讐の女神に掛けて呪うわ。子供の為にこの秘密は他言しない。でも今後二度と私に話掛けないで」と啖呵切って出て行く妹。

相変わらす僕の訓練は続いています。母と姉が見学しています。
母子のたわごとを楽しそうに聞くタイタス。また女の話です。僕は不機嫌。

家に帰る隊長。
ニオベは化粧をして、待ってます。食卓に食事。
「たまには二人で食事を」というニオベに「夕食は食べてきた・・まぁ・・でも少しは食べよう」と、座る隊長。
いつもの癖でドンと刀をテーブルに置くと、奥様が驚きます。
「ごめん・・」隊長、くぁわいい!
にこにこ微笑むニオベに「食べきれないから一緒に食べよう」と隊長が自分のワイングラスを差し出し、パンをちぎって渡します。可愛い、優しそうな微笑です。
「今夜は大丈夫よ、子供たちは預けたし、リュデも帰ったわ。もし良かったら・・・」

祈りをささげて一人で食事を取るタイタス。

シーザーのアントニウスへの手紙
「健康を祈っている。ポンペイウスは逃げの一手だったが、あの老いぼれに分別が残っていたらしい。戦闘を避けつつ、10個軍団を西から召集した。今や、我々が追われる立場となった。じき追撃もかわせなくなる。兵は疲れ果て、物資も十分では無い。直ちに13大隊を率い進軍せよ」という内容でした。
「直ぐ副官を招集しますか?」とシーザーの奴隷の事務官ポスカが問います。
「いやちょっとまて、」何か思惑があるのでしょうか。

アティアが娘と自分に首輪を買っています。
娘は贅沢だわと嫌がりますが、アティアには何か考えがあるのでしょう

そこへプッロがやってきました。
でも女のお勉強を控えてナーバスな僕は気分が悪いから来週出直せと告げますが、母は聞き咎めます。
「オクタヴィウス!今行くから待つようにとタイタスを待たせなさい。何度彼に出直しさせるの?今日こそ女を抱かないと書物を燃やします」とアティア。恨めしそうな僕は答えもせず。



プッロと出向くオッタヴィウスはうつうつしてます。
高級娼館のドア口で立ちすくむ僕に、



「大したことじゃないから大丈夫」というタイタス
「大したこと無いならば何故皆で強いる?」
「じきに判りますよ」
宿屋で面通し・・目の前に娼婦&男娼が並びます。
でも俯いていてなかなか決まらない僕。エジュリアという女性に決まりました。

アントニウスの元にポンペイウス側の使者の謁見、要点は寝返りを求めて居ます。報酬は属州とそれなりの金銀を。
「何故俺をそんなに高く買う?」明日出直すように答えるアントニウス。

僕は娼婦と世間話、親兄弟を殺され、異国から連れてこられた娘のようです。
マダムと待っている間タイタスがマダムに問います。
「俺みたいなのはだめだろうね」「ええ、チャンスは無いわ」

アントニウスは娼婦同士で切り合いをさせています。
ポスカがやってきて、「今夜はアティアさまと夕食のお約束が」
「あ・・忘れてた・・」
アティアは遅いと苛立っています。ドアのノックの音、待っていたと思われるのが嫌で、わざと部屋着に着替え化粧も落とします。
待つアントニウスに忘れてましたわ・・とナイトドレス姿で出て行きます。

・・・やっと出てきた僕に感想を聞くタイタス(笑
「よかったよ」と答える僕。そうだろうと頷くタイタス。
「彼はどうだった?」と娼婦に聞くタイタス。「雄牛のようでした」と。
そう言う様に決まってるのかしら?

隊長は悩み事。
アントニウスは進軍しない、そんな男に忠誠を誓ってしまったと・・・かなりの堅者だわ。

ベッドでアントニウスにローマを支配したら?と唆すアティア。
情事のあと、アントニウスにプロポーズ・・ちょいと叔母さん!
「冗談だろ?」
「これは策略よ。ローマに留まれば?」とアティア。
「お前って本当に計算高いばばぁだな」ふられたアティア、悔しくて涙がこぼれます。

僕を送るタイタス。
怒り心頭名アントニウス。
泣きじゃくるアティア

翌日、アントニウスによって、13軍団が召集されました。



せっかく上手く行ってたのに・・



返事を聞きに来たポンペイウスの使いは殴り飛ばされました。



アティアはシーザーと別れた彼女セルフィリアに贈り物を考えています。
自分で二人の仲を切り裂いておきながら、シーザーが負けたときにはカトーたちと親しい彼女を頼ろうというのです。
皆が顛末の元を知っているのに、開き直りも良いところ。
娘に奴隷男とたからものを持たせます。
「友情の印だと」気まずい娘。
「お母様に、いつかこの友情に報いたいと思います」と冷ややかな返事をするセルフィリア。
いたたまれなくて泣きながら帰ろうとするオッタビアに、待ってとセルフィリア
「あなたはとても良い子よ。誰が何をしようとあなたに罪は無いわ。お母様に、この先も友情は変らないと伝えてください。また遊びにきてね。私たちは仲良しのままですもの」とやさしい微笑み。



タイタスはあの奴隷の彼女に別れを言います・・殆どパパ気分。



方や、やっと上手く行きかけてきた奥様に別れを言わなくてはならない隊長



母アティアの言いつけで、ミラノのアカデミーに入学が決まった僕、家来に付き添われて泣きながらローマの門をくぐります。



ギリシアに向けてローマを立つ13軍団。



嵐の海 ギリシアへ向け帆船で渡ります・・嵐収まるまで待てよ・・・




Ray Stevenson ... Titus Pullo
Kevin McKidd ... Lucius Vorenus
Polly Walker ... Atia of the Julii
Kenneth Cranham ... Pompey Magnus
Lindsay Duncan ... Servilia of the Junii
Tobias Menzies ... Marcus Junius Brutus

Kerry Condon ... Octavia of the Julii
Indira Varma ... Niobe

Max Pirkis ... Gaius Octavian

Lee Boardman ... Timon
Nicholas Woodeson ... Posca
Suzanne Bertish ... Eleni
Esther Hall ... Lyde
Anna Francolini ... Clarissa

Chiara Mastalli ... Eirene

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