Fallen leaves

心に浮かんだよしなしごとを。

詩四編。

2018-08-07 20:46:53 | ポエム

いつの日か。

いつの日か
愛して欲しいのではなく
悲しいほど
君は愛したくなる
やがて愛の中に溶けていくだろう

きっと君は憶えているはず
君がこの地に佇む意味を
この闇より遠い
記憶の果てに埋もれてしまったとしても




キミの声を。

あの日からずっと待ってるんだよ。
キミのこと
キミは相変わらずの毎日
いろいろ忙しいんだろね
僕は別にこれといったことはない

きっとキミはすっかり忘れちまってるんだよね
もっとも
それは構わないけれど

たまには僕にも聞かせなよ
あわてんぼで泣き虫の
キミの声を




虚構。

欺瞞?
傲慢?
偽善?
何がいけないのかって?
愛のない虚構ゆえに
そこには辿り着けないから。




あの月は。

あの月は
君のいるところではどんなふうに見えるのかな?
やっぱりかすんで見えるのかな
それとも澄み切って見えるのか

いずれにしろ
今は遠い世界












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