本と音楽とねこと

「孫」代理出産他にも、50代女性が娘の卵子で妊娠せず

 なんでここまでして子どもをつくらないかんのか、まったくもって理解できない。当事者たちのあたまに、おんなは子どもを残さなければ生きている価値がないという観念がこびりついているとしか思えない。
 わたしは、代理出産も、ついでながら臓器売買を許容するのにも反対だ。あっさり自らの運命を引き受けてあきらめることができないなんて、なんと不幸なことなんだろう。

「孫」代理出産他にも、50代女性が娘の卵子で妊娠せず
 子宮がなく子供が産めない30歳代の女性に代わり、50歳代の母親がこの女性の卵子を使って妊娠、出産する「代理出産」を、諏訪マタニティークリニック(長野県下諏訪町)が試みていたことが12日、明らかになった。
 数回体外受精を行ったが、妊娠しなかったという。同クリニックの根津八紘(ねつ・やひろ)院長と30歳代の女性が同日夕、東京都内で記者会見して公表する。代理出産をめぐっては、米国で行ったタレント向井亜紀さんの例などがあるが、国内で代理出産を依頼した当事者が会見するのは初めて。
 祖母が孫を産む形の代理出産は、根津院長が2006年10月、今回とは別の50歳代の女性が05年春に30歳代の娘に代わって子供を産んだことを公表している。
 根津院長らによると、今回、孫の代理出産に挑戦したのは、子宮がなく、子供が産めないため、米国で代理出産を計画していた西日本の娘夫婦と娘の実母。国内で体外受精させ、その受精卵を運ぶ予定だったが、同クリニックで話し合って実母が代理出産を了承。05年から約2年間にわたり娘の卵子とその夫の精子を体外受精させ、実母の子宮に数回戻した。
 実母は閉経していたが、女性ホルモンを投与し、妊娠できる状態に戻した。事前に、実母は人間ドックで検査を受け、妊娠・出産する上で問題がないことを確認した。妊娠はせず、家庭の事情で現在、代理出産の試みは中断している。
 根津院長らによると、実母は娘が子供を産めないことを知ってから、「私が(娘の代わりに)産む」「私の子宮を娘に移植してほしい」と話していたという。
 実母は50歳代前半で妊娠・出産することについて「身体的リスクをまったく考えなかったわけではないが、根津院長を強く信頼していたので、不安材料にはならなかった」とし、その上で、「娘が子供を産めないのは、母親である私の責任とずっと思っていた。代理出産で娘に子供を抱かせてあげられるという思いが強かった」との心情を同クリニックに寄せている。
 日本産科婦人科学会(理事長・武谷雄二東大病院長)は会告(指針)で代理出産を禁じているほか、代理出産で生まれた向井さん夫妻の子供の出生届は受理できないとの決定が最高裁で出されている。根津医師は「代理出産の悪用は禁止する必要があるが、子供が欲しい人がいて、それを助けたい人がいる。そういう人たちを妨害するような決まりや法整備はすべきではない」と話している。
 孫の代理出産は家族関係が複雑になる恐れがあるが、代理母が産んだ子を手放すのを拒むトラブルは回避でき、根津院長は「代理出産のモデルケース」と主張している。
(2007年4月12日14時31分 読売新聞)

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ニュース」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事