問題は、巨額の買収金(ボーダフォン側は1.5-2兆!を要求してるらしいが足下見られてソフトバンクに相当値切られるだろう)によって生じる利払いも含めた膨大な負債を償還し、なお設備投資をはかりながら、経営破綻することなく事業を黒字化できるのかということだ。ケータイにあほーのコンテンツてんこ盛りにして広告収入を稼ぎ、かつてのあほーBBみたく格安の料金プランでどこもとあーうーから顧客かっさらおうとするだろうが、果たしてうまくいくのか、誰にもわからない。
確実なのは、ケータイの料金がかつてのADSLみたいに安価になるのと、どこもとKDDIの事業収益が激減、株価が急降下することだ。
明日が楽しみである。
ヤフーの情報海外配信へ、ソフトバンクが提携で調整
携帯電話世界最大手・英ボーダフォンの日本法人買収に乗り出したソフトバンクは4日、ボーダフォングループと業務提携する方向で調整に入った。
インターネット検索大手・ヤフーなど、ソフトバンクグループが持つコンテンツ(情報内容)を、世界各国のボーダフォンの携帯電話に配信することなどを検討している。携帯電話のノウハウを持つボーダフォンから技術供与を受けることなども検討するとみられるが、日本でのサービスのブランドは、現在の「ボーダフォン」から変更する見通しだ。
また、今回の買収資金は、買収先企業の資産を担保に借り入れる「レバレッジド・バイアウト」(LBO)を活用して金融機関から資金調達する。LBOは大型M&A(合併・買収)で使われる手法だ。買収額は最大で2兆円規模に膨らむ可能性があるが、新株発行による資金調達はせず、LBO中心で賄い、残りは自己資金などを使う方向だ。
週明けからボーダフォン日本法人の資産査定を始める予定で、月内合意を目指して詰めの交渉を進める。
関係者によると、LBOは、みずほコーポレート銀行、ドイツ銀行、米ゴールドマン・サックスがまとめ役となり、国内外の金融機関から融資などを受ける。
ソフトバンクは英ボーダフォンが保有する日本法人株約98%を全株取得したい意向だが、英ボーダフォンは一定割合の継続保有を希望しており、株保有割合も今後の焦点になりそうだ。
(2006年3月5日3時0分 読売新聞)
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