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GOOD TIME!

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ロッド・スチュワート/ついにブレイク

2006-03-09 01:36:42 | フェイセズ/ロッド
Every Picture Tells a Story
Rod
Stewart
Mercury

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スーパー・スター、ロッドの誕生です。
1971年7月にリリースされたサード・アルバムで、英米とも1位に輝いています。

なんといってもシングル「マギー・メイ」がイギリス・アメリカともに1位!
これによってバンドのウ゛ォーカリストとしてではなく、ソロ・ウ゛ォーカリストとしての
自身の可能性に目覚める第1歩になったと言っても過言ではないでしょう。
「マギー・メイ」も当初「リーズン・トゥ・ビリーウ゛」のB面であったことを考えれば
そこには目に見えない力みたいなものを感じてしまいます。

過程の話ですが、フェイセズとしてのシングルが先にシングル1位になっていたら
もしかしたらロッドは、ミック・ジャガーやロバート・プラントのようにバンドのメイン
ウ゛ォーカリストとして活動を続けていたかもしれません…

さて、話はアルバムに戻るとしましょう。
このアルバムにフェイセズから参加したのはロンとイアン・マクレガンのみ。
そういう意味では本当の意味でロッドの初めてのソロ・アルバムとも言えます。
楽曲のクオリティ、ウ゛ァラエティ、アレンジも含め、正に才能が開花したアルバムです。

トラッドのアレンジも含めるとオリジナルは4曲。「エウ゛リ・ピクチャー・テルズ・ア・
ストーリー」はスチュワート/ウッド作、大ヒット「マギー・メイ」はファースト・ソロから
参加していたギタリスト、マーティン・クィッテントンとの共作。
「マンドリン・ウィンド」はロッドによる隠れた名曲です。

カウ゛ァーでは再びボブ・ディランを取り上げています。曲は「トゥモロウ・イズ・サッチ・ア・ロング・タイム」。それとテンプテーションズのナンバー「アイム・ルージング・ユー」。
この曲はフェイセズのライウ゛では定番のナンバーになってました。
当初A面ソングだった「リーズン・トゥ・ビリーウ゛」もカウ゛ァーです。
平原あやかでヒットした「アメージング・グレイス」も取り上げています。

ブリティッシュなトラディショナルなサウンドを基調に、アメリカのカントリーやブルーズの
エッセンスがバランス良くミックスされていて、初期の最高傑作です。





ロッド・スチュワート/フェイセズその2

2006-03-08 00:53:22 | フェイセズ/ロッド
Long Player
Faces
Warner Bros / Wea

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1971年3月リリースのフェイセズ、セカンド・アルバム。
LPの時は実際にレーベル面が見えるように丸い穴が開いていた変形ジャケットでした。
チャートはイギリスで31位、アメリカで29位と徐々に評価をあげてきていますね。
このアルバムからはシングルを2曲カット。

ファーストと比べるとライウ゛やレコーディングを重ねてきて、バンドとしてのまとまりが
出てきて、それが個々の楽曲のクオリティにも表れてきてます。

「スウィート・レディ・メアリー」はミドル・テンポで、フェイセズの中でも
好きなナンバーです。あと「リアル・グッド・タイム」とか「バッド・アンド・ルーイン」など
ライウ゛のレパートリーとしてもよく取り上げられたナンバーはロックしてて好きですね。

ロンがウ゛ォーカルをとった曲が2曲に、インストゥルメンタル・ナンバーが1曲、ライウ゛が
2曲とウ゛ァラエティーに富んでいて聴きごたえ十分。
ロッドのソロでは堪能できない魅力があふれています。

ライウ゛の2曲は両方カウ゛ァーで、そのうち1曲はポール・マッカートニーの「Maybe I'm
Amazed」。この2曲からフェイセズがライウ゛でこそ、その真価を発揮することが
手にとるようにわかります。この頃のロッドは荒削りですが本当にソウルフルでエモーショナルな
ロック・シンガーです。『アメリカン・ソングブック』から彼を知った人が聴いたら
驚くでしょうね。



ロッド・スチュワート/ガソリン・アレイ

2006-03-07 01:13:03 | フェイセズ/ロッド
Gasoline Alley
Rod Stewart
Mercury

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1970年9月リリースのソロ第2弾。
これもイギリスとアメリカではジャケットが違って、これはアメリカ盤。
チャート的には英62位、米27位とブレイクの一歩手前ってとこですね。
もうフェイセズとしてもバンド活動始めていたからこのアルバムの参加メンバーとして
フェイセズの面々は自身のレコーディングのように名前を連ねています。
(事実フェイセズのメンバーとレコーディングしたナンバーはライウ゛時の
 演奏曲目にも入れてますし。)

個人的にはアルバム1曲目の「ガソリン・アレイ」大好きなんです。ロッド&ロンによる
耳に残るメロディ・ラインとギターとマンドリンの音色がなんともいえずいいんですよ。
自分にとってはベスト3に入りますね。

アルバムも非常に粒揃いの作品が多く入っていて、何故ヒットしなかったのか
不思議なくらいです。バンドとしてライウ゛を重ねてきたフェイセズのメンバーによる
演奏も多くファースト・ソロからくらべると別物のようによくなってます。

ロッド本人の作品は他に2曲。
ストーンズのカウ゛ァーでも有名な「イッツ・オール・オーウ゛ァー・ナウ」はシングル
としてもリリースされてます。ストーンズとは違ったアレンジは面白いですよ。

フェイセズのファーストでも取り上げたボブ・ディランはここでもカウ゛ァーをしてます。
曲は「オンリー・ア・ホーボー」。親友エルトン・ジョンの「カントリー・コンフォーツ」
のカウ゛ァーも収録されてます。

面白いのはスモール・フェイセズの「マイ・ウェイ・オブ・ギウ゛ィング」のカウ゛ァー。
ロニー・レインのアイディアだといわれてますが、スティーウ゛・マリオットへの
あてつけっぽいですよね。






ロッド・スチュワート/ソロはじめ

2006-03-06 02:33:31 | フェイセズ/ロッド
The Rod Stewart Album
Rod Stewart
Mercury

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ロッド・スチュワート、初のソロ・アルバム。
フェイセズのファーストに先んじること1カ月前の1970年2月リリース(英/米では'69年
1月)でジェフ・べック・グループ脱退からフェイセズ参加までの間に制作されたもの。
タイトル&ジャケットが米英で違い、米では『ザ・ロッド・スチュワート・アルバム』で、英では
『アン・オールド・レインコート・ウォント・エウ゛ァー・レット・ユー・ダウン
An Old Raincoat Want Ever Let you Down』となっています。

チャート的には100位にも入らないほどでヒット作とは言いがたいですが
アルバム中オリジナルが8曲中5曲もあり、ロッドがシンガーとしてだけでなく
創作意欲にも燃えていた時期でもあると言えるでしょう。

アルバム1曲目のストーンズのカウ゛ァー「ストリート・ファイティング・マン」や
シングルとして全米42位にランクインし、今でも取り上げるほど本人も気に入っている
「ハンドバッグと外出着 Handbags & Gradrags」、後につながるブリティッシュ・トラッドに
あふれる作品が収録されていて、名作とは言えませんが聞きごたえのある作品です。

このアルバムを聴いていると、やりたいことがいっぱいあって、ソロ契約もしたけど
バンド契約もしたんだろうなあーって想像できます。ましてや当時のパートナーでもあった
ロン・ウッドと仕事を続けるとなるとこういう方法になるしかなかったんだろうし。
でもこのアルバムでは後のソロ作品のようにどっちのアルバムかわからないような曖昧さはなく
ロッドの原点を感じられて、なんだかうれしくなりますね。




ロッド・スチュワート/フェイセズ参加

2006-03-05 04:32:16 | フェイセズ/ロッド
First Step
The Small Faces
Warner Bros.

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ジェフ・べック・グループを辞めたロッドとロン・ウッドが、スティーウ゛・マリオットが
抜けて困っていたスモール・フェイセズに参加することになり、名前をSMALL FACESから
FACESと変え、レーベルもワーナー・ブラザースと契約して1970年3月にリリースした
ファースト・アルバム。

この前にロッドはソロとして別のレコード会社と契約をしており、ソロ・デビュー・アルバムを
リリースしたばかり。ソロとバンドのかけもちが結果的にはフェイセズ解散につながるわけですが
この時期はロッドもバンドもこれからというかんじで、チャート的にもふるわず。
アルバムの名前にある通り、まさに「ファースト・ステップ」だったわけです。

アルバム1曲目がいきなりボブ・ディランのカウ゛ァー。後はメンバーによる共作。
楽曲的にも演奏的にもまだまとまっていない感じですが、個人的には「3つのボタン(Three Button Hand Me Down)」とか「シェイク、シャダー、シウ゛ァー(Shake, Shudder, Shiver)」は
好きなナンバーです。