電脳東京雑記(仮)

大煩悩人の世迷言

MVPとは

2009-06-01 22:42:34 | スポーツ
MVPとはMost Valuable Playerの略ですが、日本のプロ野球においては、概ね、優勝したチームから選ばれます。
そして、その基準となるのは、成績よりも印象が優先されるようですが、本当に、それでよいのでしょうか?

では、優勝との貢献度とは別に、成績だけが優先されるとしたら、野球でいえば、本塁打・打点・盗塁などの野手の記録、投手でいえば、勝利数・防御率・奪三振などでは一位になれたとしても、優勝とは全く関係なければ、MVPの価値はあると思いますか?

また、サッカーでいえば、得点やアシスト記録が多ければ、MVPの価値はあると思いますか?

でも、本当に、MVPの価値の難しさは、サッカーでいえば、試合の評価だけで決める事にはあると思います。
例えば、準決勝まで、抜群の活躍をするものの、決勝には一秒もでない選手にたいして、MVPの価値はあると思いますか?
まして、評価という数値では抜群であるものの、肝心の決勝にも出ず、自チームが大敗した場合、その価値はあると思いますか?

サッカーのバロンドールも、守備の要のDFやキーパーが獲得するのには、相当難しいように思えますが。
(近年でいえば、DFでバロンドールを獲得した、ファビオ・カンナバーロの例もありますが、あくまでも例外の範疇に入るでしょうね)

選ぶ方は簡単でも、選ばれる方は、、、。
たかが評価、されど評価、ですね。
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4 コメント

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MVP (giants-55)
2009-06-02 00:53:16
書き込み有難う御座いました。

MVPも含め、「記録」の価値っていうのは非常に難しいのは事実でしょうね。例えば「打率争い」。これ迄にも何度か見せられて来た光景ですが、シーズン終盤に打率争いをしている選手が、相手の状態を見て休んだり、チームぐるみで敬遠したりと、「果たしてファンの事を考えているのだろうか?」と首を傾げてしまうケースが間々在ります。選手だって生活が懸っているのだし、「ずるい。」だ何だと詰られ様ともナンバー1の記録を残せば、その記録自体は後世に伝わるのだから。」という擁護の声も判らなくは無いけれど、果たしてそうやって残した記録が「ファンの記憶」に残るものだろうかと。

野球がチーム競技で在る以上、その最高到達点がチームの優勝に在るとは思っています。その意味で言えば、原則的には「優勝したチームからのMVP選抜」というのが望ましいでしょうね。唯、とてつも無い記録を残した選手が優勝したチーム以外に居た場合、例えば年間200本安打を達成した嘗てのイチロー選手なんかもそうですが、そういう場合には「優勝したチームからのMVP候補」と「それ以外のチームの選手」とを天秤にかけて、より印象度の高い選手を選ぶというのは在りかと思います。野球は「魅せるスポーツ」でも在りますので。
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コメントありがとうございます (Mars)
2009-06-03 19:49:34
>>giants-55さん。

選手名鑑の付録などでも、首位打者・本塁打などの各記録ホルダーの名前は記載されても、二位の者の名は記載されていない事が多いですね。また、打率に限らず、本塁打王争いも、敬遠合戦を見ると、興味が失せますね。でも、その当時を知っている者であれば、「ファンの記憶」に残るかもしれませんが、そうでない者にとっては、記憶よりも記録となるかもしれません。

MVPというものが、それを選ぶ者の印象度によりますので、優勝したチームのメンバーでもなければ、とてつもない記録を残してない場合でも、MVPに選ばれる可能性はあると思います。また、とてつもない記録を残そうにも、それを「聖域化」して、その更新すら、許さない者もありますが、、、。
野球だけでなく、サッカーなども「魅せるスポーツ」で、魅せる事ができないスポーツには、ファン・スポンサーは多くつかないと思います。

たかが、(ボール)ゲーム、されど(ボール)ゲーム。不調のチームの場合、魅せられるよりも、フラストレーションが溜まる事が多いですね(汗)。
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記録か記憶か (giants-55)
2009-06-03 22:40:47
書き込み有難う御座いました。

記録か記憶か、どちらに重きを置くかは人それぞれ異なりますよね。野球が「数字」に彩どられたスポーツで在る以上、基本的には「記録」という物に自分は重きを置くけれど、でもMars様も書かれている様にリアル・タイムで見ていた場合には「記憶」が勝ってしまうケースも在る。

例えば「超一流選手の象徴」の様に扱われている「名球会会員」。確かに皆さん残した記録は凄いし、記憶に残る人ばかりだけれども、会員で無い人の中にも凄い人達は大勢居る。元スワローズの松岡弘投手なんかは2百勝に到達しなかったけれど、必死で投げるあの姿、そしてグラウンド以外で見せるあの飄々とした雰囲気は好きだったし、彼も超一流選手の一人だったと思っています。

P.S. モルツ球団の試合、確かに現役時代と比べるとそのレベルは格段に下。でも、楽しんで野球をしている姿が良いし、何よりも嘗ては胸を熱くした名選手達の姿が見られるというのが良いです。村田兆治氏の投球なぞは、下手な現役投手よりも遥かに熱が籠っていて、魅せられる観客は少なくないでしょうね。
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RE:記録か記憶か (Mars)
2009-06-04 20:22:10
コメントありがとうございます、giants-55さん。

贔屓の選手が、偉大な「記録」を作れば、それに越した事はないのですが、「記憶」が勝ってしまうケースもしばしばありますよね。特に、私の贔屓のチームは、「昭和の三連発」以降は、かなり暗黒の時代でした。そして、その中では、「記録」よりも「記憶」が勝ってしまう選手も多々ですね(僅か一週間で、「神のお告げ」で帰国した選手もいましたし、HRキングも不可能ではなかったのに、叩きつけたバットで骨折した選手とか、、、(汗))。

「記憶」の中の選手には、「超一流選手」までは到達できなかったものの、その「記憶」に残る選手がいます。例えば、「代打の神様」と呼ばれた八木元選手や、広島の代打の双璧、町田・浅井両元選手も「記憶」に残る選手でしたね。
また、中継ぎや抑え、時にロングリリーフもOKな鹿取元投手も、「記憶」に残る名選手ですが、「超一流選手」かといえば、議論の余地はありでしょう。
しかしそういう、「記憶」に残る選手がある一方、反対に、期待とは裏腹な結果で終わった選手も少なくないですね(某ミスターのジュニア等)。

野球に限らず、対戦のスポーツでは、必ずしも期待通りに行かないものですが、それでも応援してしまうものですね。

追伸、
私も村田兆治氏の好投は期待していると同時に、頭が下がる思いがします。本当に、あの年齢でも140km/hの球速に取り組む姿勢は、若い現役の選手にも、見習ってほしいとも思います。村田投手には人をひきつつける、何かがあるのでしょうね。
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