資格雑誌『不動産受験新報』のフレッシュ&リラックス情報

資格・開業情報誌『不動産受験新報』編集スタッフが、編集にまつわるおもしろ話、資格情報、耳より情報をつづっていきます。

■平成17年度 マンション管理士試験に関する公告が公布されました

2005-06-09 18:52:59 | Weblog
6月9日(木)の官報で、平成17年度のマンション管理士試験についての公告が公布されました。詳しくは、(財)マンション管理センターのホームページ(http://www.mankan.org/)をご覧ください。

試験期日:平成17年11月27日(日)
合格発表:平成18年1月中旬
試験の適用法令:平成17年4月1日(金)現在施行のもの

■平成17年度 宅地建物取引主任者試験に関する広告が公布されました

2005-06-09 18:46:15 | Weblog
6月3日(金)、各都道府県の公報で、平成17年度の宅地建物取引主任者試験についての公告が公布されました。詳しくは、(財)不動産適正取引推進機構のホームページ(http://www.retio.or.jp/)をご覧ください。

試験期日:平成17年10月16日(日)
合格発表:平成17年11月30日(水)
試験の適用法令:平成17年4月1日(金)現在施行のもの

■住宅ローンアドバイザーの役割第一回(メルマガ05年6月9日)

2005-06-09 10:20:46 | Weblog
●マガジンタイトル
資格が取れる資格を活かす「不動産受験新報」
●件名
住宅ローンアドバイザーの役割第一回
●配送予定日時
2005/06/09 10:01:41
●配送完了日時
2005/06/09 10:02:33



「住宅ローン・アドバイザーの役割」第一回

                                       住宅新報社 殿岡秀秋

はじめに
 住宅ローン・アドバイザーが注目を集めています。住宅金融普及協会が2月と3月に行った基礎

コースの講習会は,受付が始まってすぐに満員となる盛況ぶりでした。平成17年度中に行われる

予定の応用コースを修了して,効果測定に受かれば,同協会が認定する「住宅ローン・アドバイザ

ー」になることができます。受講することで,多様化する住宅ローンに対応し,住宅購入希望者に

適切なローン情報をアドバイスする能力の養成が図られます。

 今のところ,住宅ローン・アドバイザーは資格ではないのですが,業界関係者と消費者の認識が

高まれば制度的な広がりも期待できます。

 そこで,基礎コースのテキスト編集委員長である角田圭子先生(CFP・税理士)に「住宅ローン・

アドバイザーの役割」について話を聞きました。


住宅ローン・アドバイザー登場の背景


 従来の住宅金融公庫でやっていた公庫融資中心のセミナーではなく,広い意味の住宅ローンに

ついて講習を行っていくのが住宅ローン・アドバイザーです。 

 ファイナンシャル・プランナー(FP)は,だいぶ周知されてきましたが,当初は何について相談に

のる人だか分からないといわれてきました。FPの扱う範囲は,ライフプランや住宅取得などお金に

関するすべてが含まれ,幅広いのです。資格名で分野を特化していないので,どのFPに相談した

らいいか分かりにくいのです。ところが,住宅ローン・アドバイザーというのは,相談内容そのもの

がネーミングになっているので,とても分かりやすくなっています。

 これまでは,どんな住宅を買うかが先になっていて,そのあとに資金計画が立てられる傾向にあ

りました。買う住宅が決まってしまうと,そこの住宅販売業者に相談したり,提携ローンがあればそ

の銀行に頼んだりして,住宅ローンを組むのがほとんどでした。やがて繰上げ返済の相談で,やっ

とFPのところにくるのです。

 また,従来は公的融資を中心にして民間融資を組み合わせていました。民間融資は事実上,横

並びでした。銀行によってそれほど変わることはなかったのです。

 今は公庫融資が段階的に縮小されるということと,民間金融機関が貸倒れの少ない個人の住宅

ローンに貸出しを増やしています。テレビコマーシャルにも住宅ローン商品が出てくるようになりま

した。

 銀行によっていろいろな住宅ローン商品が出てきています。仕組みを見ると,保証料はないけれ

ど事務手数料は高いとか,事務手数料は安いけれど保証料が高いなど,商品特徴もさまざまで,

一律に比べられない状況です。

 銀行に行けば,その銀行の住宅ローンを勧められるだろうし,住宅販売業者に行けば,提携ロー

ンを勧められるでしょう。それを外して,もっといいローンがありますよ,という話は難しいでしょう。

最初からどこかに相談に行ける窓口があればいいと思います。そういうときに公平な立場で相談に

のれる住宅ローン・アドバイザーというものが必要になってきています。


住宅ローン・アドバイザーの仕事


 住宅ローン・アドバイザーは,これまでだと消費者に対し提携ローンしか勧めなかったところを,

住宅ローンの商品の種類と,そのメリット・デメリットを説明して,依頼主のライフプランにあった住

宅ローンを勧めていきます。

 現代は,ライフプランが多様化しています。依頼者の生活スタイルがさまざまなので,依頼者の

事情を聞いて,その人に適した住宅ローンをアドバイスできるようにしていきます。

 私のところへも,今までのライフスタイルを変えないで,住宅を購入してローンを組むにはどうした

らいいか,というような相談が増えてきています。相談の内容がバリエーションに富んできているの

が最近の特徴です。住宅ローン・アドバイザーを名乗るからには,そういうことに対応できるように

なってほしいです。

 将来はアメリカのモーゲージ・バンカー(注1)のようになるかもしれません。消費者の相談料だけ

では収入が成り立たないということであれば,モーゲージ(住宅ローンのこと)を顧客に販売するこ

とで手数料を取る。そういうときには,自分はこのモーゲージを販売することで手数料をもらってい

ることを顧客に明らかにする必要があります。

注1)モーゲージ・バンカー=預金等を原資としないで,主に住宅ローンの売却代金を資金として貸

付や元利金回収に係る手数料ビジネスを展開するノンバンク。モーゲージ(mortgage)を直訳する

と抵当だが,米国では住宅ローンを指すことが一般的。


   モーゲージ・ブローカー=米国における住宅ローン仲介業者の通称。各金融機関の住宅ロー

ン商品のなかから,住宅購入希望者に対して最適な商品を提案し,審査から金利の予約,契約,

実行などの住宅ローンに関する手続を代行する。金融機関から融資額の1%の仲介手数料を取

る。

 住宅ローンを設定したときに金融機関は事務手数料というものを取っています。将来,住宅ロー

ン・アドバイザーが,相談料とモーゲージを売るときの手数料を得ることができるようになるかもしれ

ません。手数料を取れるとなると,どうしても手数料を取りやすいローンを勧めてしまいがちになり

ます。それが顧客にとっていいことかどうか,難しい面があります。

 しかし,この住宅ローン・アドバイザーだけで独立して食べていくのは難しいと思います。

(不動産受験新報5月号より)



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2005-06-09 10:18:31 | Weblog
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