もっと女性にモテたい。女性とセックスがしたい。普段、そんなエロいことばかり考えている。
なぜ自分はこんなに女性を求めるのか、なぜ朝から晩まで女性と一緒にいることばかり想像しているのか、そのことを考えてみると、単に性欲だけが理由ではないことがわかってきた。
過去を振り返ると、７歳の時に母が入院し、その数年後、母は死んだ。そして母が亡くなってからは女性を必要以上に求めるようになった。母親代わりに女性を強く焦がれるようになった。さらにあの時から女性を母親と重ねて見るようになり、目の前にいる女性を１人の個性を持つ女性としてありのままに見れなくなった。その結果、女性の心が読めなくなり、女性との距離感がわからなくなった。たとえば高校の時には、１度も話したことがないどんな性格かもわからない女性に、ただかわいいからという理由だけで告白したことがあった。当然その女性からは振られ、後々、その女性とその知り合いの何人かの女性たちからは奇妙な目で見られるようになった。
今さら母親が亡くなったことを嘆くつもりはないし、母親の死を言い訳にしても仕方がない。今自分に必要なのは目の前の女性をありのままに見て、女性との距離感をつかむことだろう。
