みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

被災地の今。力強く・・/感動です

2011-09-30 | コラム

昨日、津波の被災地、石巻市を訪ねてきました。

----被災地を見学する、という行為には、抵抗がありましたが、

地元仙台に住む友人、Kさん(今回の案内人)は、

----「現実を自分の目で見ることは、いいことだと思うよ」と。


Kさんは、津波の後、石巻市を数回訪れたそうです。

津波に襲われながらも助かった仲間を訪ねたり、

行方不明になった肉親を探す友人と、瓦礫の中を歩いたり・・など。


石巻漁港へ車を走らせながら、Kさんは、

津波の悲惨な模様を、いろいろ語って聞かせてくれました。

津波がどのように押し寄せ、人や建物を襲っていったか、

危うく助かった仲間、行方知れずになった知人、

・・・・・、

「あの小山に、みんな、逃げたんだよね」

「この静かな川(運河)を、津波が上がって来たんだ」


行く先々で、Kさんは驚きの声を上げました。

「3ヶ月前とは、全然、違うわあ!」と。


「津波直後は、瓦礫の山で、自分の家がどこにあったかさえも分からなかった」

「2~3ヶ月後は、車がやっと通れるだけの道が出来て、両脇は瓦礫の山だった」

それが、どうだ!・・今は・・!


瓦礫はきれいに片付けられて、道路は広くなり、

サラ地になった瓦礫の跡には、雑草が生えている・・!



当時の面影を残しているのは、、、

「ほら、あの半壊の建物を見ると、津波の怖さが分かるだろ」


津波の現実を見せようと考えていたKさんは、

「残念だなあ、これじゃぁ、あの悲惨さが伝わらないなぁ」

と幾分ガッカリしていました。・・が、私は、

「かえって感動したわ!」と。


怖ろしく悲惨な津波の映像は、何度もテレビで見ています。

津波が引いた後の瓦礫の山から、6ヶ月後、

こんなにキレイに瓦礫の片付けが進んでいるなんて・・。

復興に向けて、着実に、力強く歩んでいることの実感。

「日本人はすばらしい!って、感動よ」


お昼に、坊主頭の若い青年グループに出会いました。

「ボランティアですか。お坊さんでらっしゃいますか?」

「ハイ、そうです」

「どうもごくろうさま」と、思わず頭を下げました。


壊滅状態の石巻漁港。

海岸沿いの加工業者の建物は全て全壊、半壊。

しかし再び、日本有数の漁港として、蘇るに違いありません。


それに比べると・・、

福島原発の現状。・・心配です。

 



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