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ゲームと作業の境界線

2020-12-07 15:05:00 | 日記
読者諸君(諸君などとは書くが読者は今これを読んでいるあなただけかもしれない)、ゲームをやるだろうか。

ゲームと一口に言っても、ボードゲームから最新の超高画質で高級グラボを要求するようなPCゲームまで数多あり、そのどれも遊ばないと言う人はあまりいないのではないかと思う。

最近はスマホの普及で、専用のハードや高級なPCがなくてもゲームができるようになったというのもかなり大きいだろう。

斯く言う私もゲームをやる人間だ。
最近はApex Legendsというゲームにハマっているし、少し前まではDead by Daylightというゲームをやっていた。

上記の2つはPCゲームである。では私はPCゲームしかしないかというとそんなことはない。当然紳士の嗜みとしてソシャゲもやる。

今メインでやっているのはマギレコとマジカミである。ちなみにマギレコはサービス開始日からの古参で、マジカミはDX版限定シーンに惹かれて最近始めたばかりだ。

さてそろそろ本題に入ろうと思う。本題とはタイトル通りゲームと作業の境界線だ。

ソシャゲには大抵周回が付き物である。

ソシャゲなどやらない、人生に残された限りある時間を有効活用している人々の為に周回とは何かを説明するとすれば、「キャラを育成する為の素材集めの為に同じクエストを何度もクリアすること」である。
一般に強いキャラであればあるほど強化に必要な素材のレア度や必要数も増加する為、必然的に周回数も多くなる。
その回数は両手両足では数え切れない回数になることは言うまでもない。

そんな回数同じクエストをクリアするなんて辛くないのか?と思われることだろう。

実際辛い。

なので最近のソシャゲには割と高い確率でオート周回機能がついている。スタミナを消費しきるまでゲームが勝手に操作してクリアしてくれると言う機能である。

しかしそれはそれでゲームなのか?と思われることだろう。同じことを考えているゲーム製作者もいる。そう、FGOである。

私はFateが結構好きであるので、FGOもやっていたのだが、2部になったあたりから難易度が高くなって疲れてやめてしまった。

かのFGOはゲーム性を失わない為にオート周回をつけていないらしい。あくまでらしい、と付けておくのは割と記憶が曖昧だからだ。

で、まぁそれはそれとして、オート周回には色々賛否がある。
自分で操作しないそれはゲームであると言えるのか、あるいは苦労をすることがゲームであるのか。
本筋から外れるのであまり長く触れるつもりはないが私はあった方が良いと思う。

作業とゲームの境界というのは難しい。
RPGゲームのレベル上げというのは大抵敵と何回も戦ってするものだ。しかしそれはある意味ではソシャゲの周回と似たようなものではないか。

(というかもうゲームと作業の境界とかどうでもいいのだが私の趣味嗜好からいうとRPGって苦行をわざわざ自分でやらなくちゃいけないという地獄のようなゲームだと思っているがどうにも人によってはそうではないらしい。)

RPGは楽しいからゲームでソシャゲはつまらないから作業、ということなのだろうか。
あるいは、楽しい作業がゲームなのかもしれない。

と、ここまでに記述したことについてこう突っ込みたい人もいるだろう。

ソシャゲとRPG、そもそもゲームにおける戦闘の役割が違う。

RPGにおいて戦闘はゲームのメインである。一方でソシャゲにおける戦闘とは戦闘とはあまり関係のないストーリーを読む、あるいは観る為の必要な過程である。

つまりプレイヤーが求めるものとの直結度が違うのだ。
だとすれば戦闘自体の面白さはあまり関係がないのかもしれない。

つまり、ゲームと作業の境界線とは、戦闘自体を楽しめるかどうか、ただし戦闘の面白さというよりはゲームのプレイ目的への直結度の高低ではないかということである。


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