だから今、宇宙(そら)を見よう 夜空が明るくなるかもしれない

[写真はオマケ]

冬の夜空を彩るオリオン座。

オリオン座を構成する星の中には一等星が二つある。

青く輝くりゲルはオリオンに向かって右側の腰の辺り。

赤いベテルギウスは向かって左肩に輝く。

このベテルギウスが近いうちに星の最後である超新星爆発を迎えるかもしれないと言う。

<関連記事>

CNN　オリオン座のベテルギウスに異変、超新星爆発の前兆か　天文学者

ウィキペディア　超新星（爆発）

 

[ ↑ 写真は2019年12月14日深夜のふたご座流星群極大期に撮った写真]

この話しは以前からも出ていたが天文の世界で言う「近いうち」は数百・数千年先までを指す。

ベテルギウスは地球から光の速さで600年ほど離れている。

今の様子を知りたくても知りようがない。

[ ↑ 写真左側にオリオン座の一部が写っていて三つ並んだ星の上に輝くのがベテルギウス]

むしろ今、地球から見えているのは600年ほど前の様子。

仮に明日ベテルギウスが超新星爆発したとしても実際には遥か昔にベテルギウスは終わりを迎えていた事になる。

もしベテルギウスが超新星爆発を起こしたら地球で見るその光りは満月が一年以上続くのと同じと言われている。

月の場合は満月やその前後は一カ月に数日間だけで夜空の観測を難しくする期間は限られている。

ただ超新星爆発の場合は星が見えている間ずっと続く。

そのためオリオン座（ベテルギウス）が夜空に見えている間は先に投稿した今年12月15日未明のふたご座流星群と同様に星空の観測を難しくする。

一説には日中に見えている間は満月より明るく見えるのではないかと言うものがある。

また明るく見える期間も1年という説があればそれ以上と言うものもある。

ようするに誰も予測不能。

そうなると現在の満月の夜空よりも星空が見えにくくなる可能性がある。

ベテルギウスがいつ超新星爆発を迎えるか分からないわけだが個人的には、

「今の宇宙（そら）は見られるうちに（都合・天気・体調が許す限り）見ておくべき」

と思っている。

[ ↑ 上の二枚を合成してベテルギウスが月明かりのようになった場合をシミュレートしてみた※2]

※２：実際にはベテルギウスの周囲の星はベテルギウスの明るさのためにシミュレート写真より見えにくくなるはず

追伸

先に関連記事で紹介したCNNの記事ではベテルギウスの超新星爆発が地球に与える影響は、

「オゾン層が破壊される」

可能性を示唆している。

ただベテルギウス（約600光年先）よりも近い距離、約300光年先の超新星爆発（約200万年前）の地球への影響は少なかったとする学説がある。

<関連記事>

ナショナルジオグラフィック　200万年ほど前に、地球の近くで超新星爆発　海底堆積物の中に痕跡を発見

また現在「かに星雲」の名前で知られる場所では約1000年前に超新星爆発があったが大きな影響は文献として残っていない※1

<関連記事>

ウィキペディア　かに星雲

個人的な直感では、

「夜空が明るくなって光害の影響はあるだろうが生命に大きな影響を与えるほどの事はないのでは？！」

と思っている。

 

※１：ただし、かに星雲までの距離は約7000光年でベテルギウスより10倍以上離れている。

爆発の影響は距離の自乗に反比例するので同じ規模の爆発だったとしても影響は1/100以下になる。

また、爆発の影響は星の大きさにも関係するのでかに星雲の時よりはるかに大きいベテルギウスなので一概に大丈夫と太鼓判を押すことはできないが・・・。

上で紹介したリンク：ナショナルジオグラフィックの関連記事を読んでも30光年以内で超新星爆発が起きなければ一応「安全圏」としている。

別の宇宙関連のドキュメンタリー番組を見たときも10光年以上離れているなら壊滅（大量絶滅）的影響は無いとしていた記憶がある。

無責任な見解で繰り返しになるが個人的には、

「大丈夫ではないだろうか」

と思っている。

<関連記事>

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添え書き

「だから」の使い方は基本的には、

『前に述べた事柄を受けて、それを理由として順当に起こる内容を導く語』

なので本来ならば「だから」の前に何らかの文章があってしかるべき。

ただAIグッチーとしてはタイトルの語呂合わせとしていきなり「だから」を接頭語に持ってきてみた次第。

悪しからず御了承のほど・・・。

【最後まで戯言にお付き合い頂きありがとうございます m(_ _)m 】