小説を読み終わったのでDVDを改めて見直してみました。
貴志祐介は昔から好きで、この悪の教典もなかなか読めずにヤキモキしていましたが、新書サイズの上下巻が1冊にまとまったものを見つけて即買いw
期待を裏切らず、ボリュームの多さを全く感じさせない良作でありました。
貴志祐介熱がまた燃え上がりそうな予感ですw
とりあえず簡単にあらすじ。
生徒のみならず、同僚からも信頼の厚い高校の有能英語教師ハスミン、学校の人気者ハスミンはなんとビックリ共感能力の欠如したサイコパス!
学校の平和を守る為大奮闘するんだけど、些細なミスから予定に無い生徒を殺しちゃった!
自らの平和を守る為、ハスミンは今立ち上がる。
「死体を隠すなら死体の中だよねー」
文化祭準備の為に夜間学校に残っていたハスミンクラスの生徒達、ハスミンの平和の為に1人、また1人と犠牲になっていくのであった…。
と、まあこんな感じです。
一部DVDでは分かりづらい為に補完してある部分もありますが。
小説読む前に先にこれDVD観ちゃったんですよね。
三池崇史監督の作品はなんだか僕は合わなくて、この『悪の教典』も微妙だなーって思いながら観てたんですw
で、改めて小説で全て把握した上で鑑賞。
…。
…。
…。
心理描写が全く無い上に展開ポンポン飛ばし過ぎて全く訳がわからねえ( ゜д ゜)
当たり前の事を言うようですが、人が何かをする時には必ず理由があるのですよ。
その理由を置き去りにしたまま進んでいくストーリーに、観てる側の頭の中はクエスチョンマークで埋め尽くされていきます。
小説だと、細かな心理描写に基づいての行動が各キャラクターしっかりと描かれている為、自然と頭に映像が浮かんでくるような感じなんですよ。
故に700ページ近い上下2段の圧倒的ボリュームのこの小説、映画を観ているような気分で時間を忘れて没頭出来ちゃいます。
この辺りは貴志祐介の小説家としての敏腕さですね。
優れた文章を書かれる作家さんであると実感出来ます。
ところがどうでしょう、いざ映像にしてみると、このボリュームに詰め込まれたものの上澄みだけをすくって並べてみましたーって感じの薄っぺらいものへと大変貌を遂げてしまうのです。
いや、これを2時間という尺に収めるっていうのがそもそもの間違いなんや。
削った部分が多すぎて、魅力を全然伝えられていない。
残念極まりないです。
更に映画オリジナルの演出ももちろんある訳ですが、いちいちどうしてこうなった…?と悲観せざるえない演出が多すぎる。
この辺りは僕がやはり三池崇史監督は肌に合わないと感じる一因なんでしょう。
小説で脳内補完出来ているから理解がまだ追いつきますが、原作を読んでいない方は本当にサッパリでしょうね。
僕がそうでしたw
原作は文句なく素晴らしい作品です。
しかし、この原作を読んだ方には絶対オススメ出来ない一作ですね。
愕然としますw
あ、ハスミン役の伊藤英明は結構ハマっていたかなとは思いますよ。
見た目や雰囲気も良かったと思います。
そう、これはハスミン役の伊藤英明を見る映画なのです。
初見の方は意味が今ひとつわからなくてぽかーん、原作を知っている方はその薄っぺらさに愕然、見所は伊藤英明のみと言い切っちゃっていいんじゃないかなと少しアルコールに酔った頭で考える次第です。
貴志祐介は昔から好きで、この悪の教典もなかなか読めずにヤキモキしていましたが、新書サイズの上下巻が1冊にまとまったものを見つけて即買いw
期待を裏切らず、ボリュームの多さを全く感じさせない良作でありました。
貴志祐介熱がまた燃え上がりそうな予感ですw
とりあえず簡単にあらすじ。
生徒のみならず、同僚からも信頼の厚い高校の有能英語教師ハスミン、学校の人気者ハスミンはなんとビックリ共感能力の欠如したサイコパス!
学校の平和を守る為大奮闘するんだけど、些細なミスから予定に無い生徒を殺しちゃった!
自らの平和を守る為、ハスミンは今立ち上がる。
「死体を隠すなら死体の中だよねー」
文化祭準備の為に夜間学校に残っていたハスミンクラスの生徒達、ハスミンの平和の為に1人、また1人と犠牲になっていくのであった…。
と、まあこんな感じです。
一部DVDでは分かりづらい為に補完してある部分もありますが。
小説読む前に先にこれDVD観ちゃったんですよね。
三池崇史監督の作品はなんだか僕は合わなくて、この『悪の教典』も微妙だなーって思いながら観てたんですw
で、改めて小説で全て把握した上で鑑賞。
…。
…。
…。
心理描写が全く無い上に展開ポンポン飛ばし過ぎて全く訳がわからねえ( ゜д ゜)
当たり前の事を言うようですが、人が何かをする時には必ず理由があるのですよ。
その理由を置き去りにしたまま進んでいくストーリーに、観てる側の頭の中はクエスチョンマークで埋め尽くされていきます。
小説だと、細かな心理描写に基づいての行動が各キャラクターしっかりと描かれている為、自然と頭に映像が浮かんでくるような感じなんですよ。
故に700ページ近い上下2段の圧倒的ボリュームのこの小説、映画を観ているような気分で時間を忘れて没頭出来ちゃいます。
この辺りは貴志祐介の小説家としての敏腕さですね。
優れた文章を書かれる作家さんであると実感出来ます。
ところがどうでしょう、いざ映像にしてみると、このボリュームに詰め込まれたものの上澄みだけをすくって並べてみましたーって感じの薄っぺらいものへと大変貌を遂げてしまうのです。
いや、これを2時間という尺に収めるっていうのがそもそもの間違いなんや。
削った部分が多すぎて、魅力を全然伝えられていない。
残念極まりないです。
更に映画オリジナルの演出ももちろんある訳ですが、いちいちどうしてこうなった…?と悲観せざるえない演出が多すぎる。
この辺りは僕がやはり三池崇史監督は肌に合わないと感じる一因なんでしょう。
小説で脳内補完出来ているから理解がまだ追いつきますが、原作を読んでいない方は本当にサッパリでしょうね。
僕がそうでしたw
原作は文句なく素晴らしい作品です。
しかし、この原作を読んだ方には絶対オススメ出来ない一作ですね。
愕然としますw
あ、ハスミン役の伊藤英明は結構ハマっていたかなとは思いますよ。
見た目や雰囲気も良かったと思います。
そう、これはハスミン役の伊藤英明を見る映画なのです。
初見の方は意味が今ひとつわからなくてぽかーん、原作を知っている方はその薄っぺらさに愕然、見所は伊藤英明のみと言い切っちゃっていいんじゃないかなと少しアルコールに酔った頭で考える次第です。

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