メーデー休みの人気スポット「淄博」で失踪した我が子を探す親たち。(中国SNSより)
中国山東省に淄博(しはく)市という地方都市がある。日本ではほとんど知られていない地名だが、中国においても、近年までは特に有名であったわけではない。
その淄博が、客が食材を野外で焼いて食べる食事、いわゆるバーベキュー(BBQ)を町おこしの一環として取り上げた。とりわけコロナ規制が解除されてから、官製メディアによる「明るい話題」の政治宣伝によって、淄博はあっという間に誰もが知る「バーベキューの聖地」となった。
その背景には、コロナ禍の打撃によって中国経済が瀕死の状態になり、企業や商店が軒並み倒産したことがある。
当局は、もはや手段を選んではおられず、露店の商売を意味する「地摊(ちたん)経済をやろう」と呼びかけるようになった。淄博を「バーベキューの聖地」にしたことも、その一環である。
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