大紀元エポックタイムズ・ジャパン

「真実と伝統」をモットーに、明日を生きる上で判断材料となる有益な情報を日々発信しております。

高智晟著『神とともに戦う』(15) 我が平民の母(4)

2023-09-02 | エンタメ

【関連記事】
高智晟著『神とともに戦う』(14) 我が平民の母 3

中国北西部、黄土高原の厳しい冬は、その年初めての強い北風とともに、規則正しくやって来る。他の家の子たちが家にこもっている頃、我が家の子たちは野山をめぐっては焚き木を拾った。炭を買う金がないからだ。貧しさと厳しい自然、そして母の辛抱強さ、これらが、我が家があの時代を生き延びる基礎を築き上げたのである。1977年の後半、私にとって3年に及ぶある日課が始まった。母は、私を中学に上げる決意をしたのである。

母の棺の前に腰を下ろし、あの3年間の中学時代を振り返ると、私の心は際限なく痛む。母は、辛抱と忍耐そして想像を絶する責任感で、私を支えてくれたからだ。この母のもと、私は3年の中学生活を無事に終えたのだった。

私が通った古城中学は、我が家から5キロほどの小高い山の上にあった。当時私は小さかったから、5キロの道のりに1時間半近くかかった。寮に住むと毎日8分(0.08元)の食費を納めなければならない。だから母は私を励まして通学させた。ここから3年間の、合わせて1万8千キロに及ぶ通学生活の幕が開けた。

【続きはこちら】

 

高智晟著『神とともに戦う』(15) 我が平民の母(4)

【大紀元日本12月26日】中国北西部、黄土高原の厳しい冬は、その年初めての強い北風とともに、規則正しくやって来る。他の家の子たちが家にこもっている頃、我が家の子たち...

 

 


 

大紀元日本 LIFE


「美味しくて、ヘルシー」台湾グッドフード・マーケット第3弾!松戸で開催PR【9/1〜9/3】
 
暮らし】 【健康・美容】 【文化・歴史】 【教育・道徳】 【自然・科学】 【エンタメ】 【コラム
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 身から出た錆び? 反日を扇... | トップ | 処理水の問題で反日感情を煽... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

エンタメ」カテゴリの最新記事