遊びをせんとや生まれけむ~今日も生きて、今日も遊んで~

また入院しちゃいました

 立て続けでかっこ悪いのと,病気に恥ずかしいもなにもあるか,と叱られそうですが,あんまり格好よくはない病名。黙っとこうかな(記事にしないでおこうかな)と思いました。
 しかしながら,本来日記のつもりでやっているブログ。さらにそれを本にするサービスも始まって。
 結構激動の1年ではありましたので,ちょっとお金かかっても1冊だけ本にしてみようかなとか思ってます。
 そうなると,生まれて初めて受けた手術。なんて大ニュースに触れないわけにはいかない。
 ということで,昨日退院して,今日は1日安静という状態で,記事にすることにしました。
 先週の水曜日の朝,急にものすごい腹痛。休みをとって,這うようにして家に帰りましたが,横になっていても痛い状態で,とても病院に行く元気もなし。
 痛みに苦しみながら,今回は血尿とか背中の痛みとかの前触れもなかったし,腎臓の結石とは違いそうだよなあ。とか,うん?このお腹全体の激しい痛みは昔腐ったイカの塩辛を食べたときと似ているぞ。とかいろいろ考えたりして。
 奥さんの勧めで飲んだ鎮痛剤が功を奏して,ちょっとだけ痛みが和らいだところで,タクシーを呼んで午後の診察時間に合わせて病院に行きました。
 腎臓結石の疑いもあったので,泌尿器科にしようか内科にしようかと思いつつ,やっていたのは内科だけだったので内科で受診しました。
 問診して,お腹を見たとたんに,外科の先生じゃないとはっきりいえないけれども,鼠けいヘルニアだで,緊急に手術になると思うとのこと。
 痛みも続いているし,緊急といわれれば何にもいえません。ただ宜しくお願いします。でした。
 要するに脱腸とういやつ。そう,自分では痛くて,見たり触ったりしてなかったので,どのくらい出っ張っていたかとか,わからないのですが,外科の先生が来て,戻るかどうか押し込んでみようとする。こらえても出てくるうめき声。油汗だらだら。
 それでもシロウト考えにも,これで戻れば手術はなくなるんだろうなあ。と思ってとにかくじっと目を閉じ,歯を食いしばってがまん。
 先生も結構粘るものだから,地獄の責め苦です。だめだな。手術にしましょう。と言われたときには,手術がどうのより,地獄の責め苦から開放されて,助かったという安心感だけ。
 そのあと,午後いっぱい,手術の準備に時間を費やし,夕方からいよいよ手術でした。
 全身ではなく下半身の麻酔でやるという説明。いっそのこと,眠っているうちに終わって欲しかった。
 初めて入る手術室。思ったよりうんと広くて,寒々として,やたら明るい。そんな中で手術台は以外と小さい。
 必要はなかったのですが,点滴をしながらの移動ということもあり,車いすも生まれて初めての体験。そこから手術台に移動して,いよいよ開始です。
 その段階では何が心配かって,麻酔が効かなかったらどうしよう。ということ。
 やはり医学の進歩というのはたいしたものです。手術が始まっても,たまに引っ張られているような感覚とかがあるだけで,痛みはまったくなし。横を向いてひざを立てるような姿勢で麻酔をしたのですが,手術の間中,仰向けになっていても,右足だけ立てひざの状態でいるようで,右足の体重を支えている足の裏が痛くて,足を伸ばしたい。という気がずっとしてました。
 看護師さん,それに気付いたというより皆さんそうなようで,麻酔を入れたときの感覚が残るんですよ。と教えてくれました。
 思ったより長くかかるようで,いっそ眠ってしまえと思ったら,ちょっとうとうとすると,モニターの警報が鳴り,看護師さんから深呼吸をするように指示されます。手術自体の恐怖感というのはこれだけ続いているといつまでもは続かないものでして,早く終わって欲しいという以外はちょっと余裕も。
 何で眠ったらまずいのか聞いてみました。
 下半身麻酔とはいえ,だんだん上まで効いてくる。胸まで効いてくれば呼吸が少なくなり,体内の酸素濃度が落ちる。だから酸素マスクを使ったりする。ということでした。
 深呼吸をすれば正常値にもどるので酸素マスクは使わないとのこと。上目使いでモニターを覗いていたら,ほら,この数字,と教えてもらって,その後は数字を見ながらときどき深呼吸。
 なんてことをしているうちに,出ていた小腸を切除せずに済んだことなどを聞いて,自分の感覚としては1時間くらい,外で待っていた奥さんが言うには2時間くらいで手術は終わりました。
 麻酔が効くかどうか心配していたのがバカみたいな感じで,意識はしっかりあって,腕もそこそこに動かせるのに,あとは全く感覚がないという異様な事態。
 こんな病気でよかった。体が自分の思うように動かないっていうのは,想像していたよりすごいことなんだなと,つくづく思いました。
 翌日からは普通に歩けるようになって,丸一日は食事なしで点滴だけでしたが,二日目5分粥,三日目普通食と順調に回復して,傷の痛みも日に日に軽減。
 順調な経過をたどって現在に至っております。
 ちょうど三連休もあって,仕事への影響も小さかったし。
 3年も4年も前から,ソケイ部にしこりみたいなものがあるのは感じていて,わざわざ診察もなんなので,人間ドッグのときに勇気を出して聞いてみたりはしていました。ちょっと触診するだけで,特になんでもありません。程度の話で,気にはなっていたんです。
 というわけでさっぱりもしたし,まあよかったかな。というところです。
 今困っていることといえば,うちの奥さんが執刀してくれた先生にあることないこと言うもんだから,退院前の回診のときに,退院後の生活について聞いたら,普通の生活で大丈夫だけど,しばらくは自転車はがまんして。自転車で福島まで行ったりしないようにね。といわれ,これはきっとうちの奥さん,1週間以上は自転車とか許してくれないだろうなあ。ということです。

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コメント一覧

estema22
おふたりとも
 お二人とも,いつも本当にありがとうございます。原因は加齢による腹筋の衰えと聞きましたが,別説によるとその衰えるような年齢になってから急に運動を始めるからだとか。でも,気付かなかっただけで自転車始める前からあったみたいだし。
 なんにせよ春まではおとなしくしていることにしました。
koji
大変なことでしたね
何といったらいいんでしょう。本当にお気の毒でした。でも考え方によって、悪いところを治せたという意味では良かったのかもしれません。少なくとも今後この病気で苦しむことは無くなった訳ですから。
それにしても、“estema22さん”自身が書いておられるように、次々といろいろ在り過ぎですよね。“estema22さん”は勿論のこと、奥様もその都度大変ご心配なさったことでしょう。いましばらくは自転車を忘れて、リハビりに専念なさってください。そして季節が良くなるころに、また再開なさったらいいと思います。順調な御快復を心からお祈りいたしております。
山羊
入院!驚きました
更に緊急手術とは・・、でも素早い対応で良かったですね。しばらく手術後の傷が治るまでは自転車に乗れないと思いますが、また乗れる日が来ますから焦らずに治療に専念して下さい。
お大事にどうぞ!

私も、脚の具合が悪くてズーッと自転車に乗っていませんでした。雑用なども有って皆さんのブログも見て居ませんでしたが、土、日に久しぶりで少し乗って見ました。その辺はこれまた久しぶりにブログに書き込みの予定です。
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