Corugen's Workplace

日常の風景をつづり、社会の非道を断じ、自らの趣味を披瀝するアナーキーな広場

■遺伝子のなせるワザ

2004年07月07日 | 001近時随想
遺伝というヤツは恐ろしい。子が親に似るのは世の常、もっと言えば遺伝子のなせる技ということであるが、得てしてそれを自覚するのは子どもに自分、それもあまり見たくない自分を見るときである。

上の嬢ちゃんの時はあまり感じなかったが下の坊主の成長過程を見るにつけ、こいつには確かに自分の遺伝子が受け継がれていると感じるものである。物事を考えずに、自分の論理で突進していって失敗をこく姿、確かに自分もそういう言動で親に何回たしなめられたことか。言葉を発するのも遅かった。物覚えはいい方ではなかった。まあ、今でもそうだけど。坊主をしかるときはだいたいにおいて自分が過去に身に覚えのあることが多い。自分の成長過程を見ているようで、オソロシイ。すべて自分の遺伝子だ。占いによると彼は大器晩成だそうだ。今の内にしっかり足掻いて大器晩成してくれ、父ちゃんのように(笑)。アレルギー体質、彼はかわいそうなことに私よりもひどくて、いまだに玉子・牛乳の類は御法度である。カミさんの食事への努力もあり、乳幼児期に較べるとだいぶよくはなっているようだが。私はせいぜいソバアレルギーで、そばしか食べられなかった程度だったが。そういうヤツだが、やはり我が子はかわいい。

娘は私に似てまゆ毛が太い。そんなに山本山の海苔を貼り付けたようなひどいものでもないので、気にするなといいたいところではあるが、そこは女の子、しっかり気にしてくれている。父から言うのはなんだが、それはそれでかわいいと思うのだが。まあ、大人になればどうせ眉をそるだろうからいましばらく我慢せいと言っている。

よいところも似ているかな。お目目大きい、まつげ長い。絵が好きである。右脳は活性化されているようである。父ちゃんがまじめに話をするとまじめに聞いてくれるし、またわからないことはよく質問する。子どもは子どもなりに考えているんだなぁ。似てないところは私に比して背が高いことである。これはくやしい。(私は小学校1年生の時に103センチのチビ助であった。今でもチビ助であるが、娘などは1年生で120センチはあった。高い方である。息子も同様。ただ。それがそのまま大人まで高身長を維持するとは限らないが。

カミさんにも似ている(当然だが)。カミさん、娘、息子で共通で似ているのは寝相である。私は横向きか仰向けでだいたい寝ているのであるが、ある日私がふと目が覚めて周りを見ると、3人とも「亀寝(かめね)」をしていた。仮面のようにうつぶせで丸まって正座して寝ているのである。たまたまそうなったのかと思っていたら、実はそうではなかった。いつも「亀寝」なのである、3匹とも。

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