Corugen's Workplace

日常の風景をつづり、社会の非道を断じ、自らの趣味を披瀝するアナーキーな広場

■今年上半期ワイドショー話題ランク

2004年07月10日 | 001近時随想
夕刊フジが出したこの企画についてのコメント

「長介」「若村」トップ10…上半期Wショー話題ランク (夕刊フジ) - goo ニュース

■第2位 自衛隊派兵・日本人人質事件 緊迫イラク報道 
人質事件は自己責任が云々が問われたが、これは解放一番の開口一番に高遠さんがまたイラクに戻りたい旨の発言をしたのが相当マイナスポイントになって、こういう論議なったと見る。たしかにこれは配慮と思慮のない発言で、解放に向けて力を尽くした人たちにしてみるとカチンとくる発言。その後、沈黙を続けたが、それは後の祭りである。日本人のメンタリティーを知らないのか、考えなかったのか?思慮浅い発言の因果応報である。

だからといって自己責任論・政府免責論・費用自己負担論が出てくることはこれまた幼稚な話であって、コレ行政の使命感のなさと、マスコミの知力低下と踊らされた国民の民度の低さが原因。こういう声が挙がるのは勝手だが、そのまま取り上げるなっつーの。ちゃんとジャーナリズムとしてのフィルタをかけろよ。だから最近はネットに推されてブログでのフィルターに押されているんだよ。政府は、外地にあっては理由の如何に関わらず在外法人の安全を確保することが最大の使命。退避勧告に従わなかった結果、災禍に巻き込まれた場合でもその責を免れることはない。外務省の在外公館の仕事は各国のパーティーにうつつを抜かすことではない。こういうことなのだ。北京日本大使館脱北者亡命事件でもそうだが、彼らは組織ありきの倫理観しか持っていないのが問題。組織を離れて人間としての倫理観を持っていないからこういう非道なことも出来る。もっともそういう悪い奴らばかりじゃないけどね。頑張っている崇高な官僚もいるんだけどね。悪いヤツ、悪い言動がどうしても目立ち、それが代表格になって、善く生きるヤツが割を食うというが世の常、

■第4位 皇太子衝撃発言など皇室関連報道 
皇太子はどうしてこういう発言をしたのか。いや、これは宮内庁が悪いから、ということではなくて、皇太子たる身分に置かれた者にはしのごの言うしかくも権利もないだろうというのが思いであり、我々は税金を払って憲法に規定された象徴天皇制維持を図っているのである。そうした国民の総意として持ち上げられている分をわきまえない皇太子っていったい何なんだと思った。

だが世の中は、宮内庁が皇室一家が人間らしい生活を営むことを阻んでいるとか、雅子さんいじめを憂慮しているとか、そういう議論ばかり。確かに宮内庁の思い描く<前近代的國體観念の中で象徴天皇制を維持しようとする魂胆>にもあきれるが、少なくともはっきり言えることは雅子さんのキャリアを活かす形での外交は、立場上出来るはずもないのであり、それは明らかに憲法に反する話なのである。彼らは国家の機関であり、彼らの言動は憲法や法律に規定されてしかるべきである。彼らが我々同様の人間であるという自明の理をもってしても、それは国民との契約であるのであるから、その債務は履行して貰いたい。皇太子が分をわきまえていないと私が思うのはまさにそういう理由からだ。彼はこの40余年で皇室のなんたるかを勉強してきたはずなんだか。憲法や皇室典範が定め、法律想定する皇太子妃の役目は、まさに世継ぎ、しかも男子を生むことなのである。これは如何に我々庶民からすると非人間的な過酷な使命であることがわかるだろう。彼ら皇室に人間的な生活をさせたいと思うのであれば、女性週刊誌で遠吠えするのではなく、法律を変えることを実現できる政治家をしっかりと選び、彼らを動かすべきである。

因みにcorugenは第9条以外についてテこ入れすべきと言う意味で改憲論者である。

■第6位 民主党・古賀議員 学歴詐称問題発覚 
政治家って学歴コンプレックスってあるのかなぁ。まあ、政界っつーのは比較的高学歴の人が集うムラでもあるし、少しでも箔を付けたいという気持ちは出てくるのだろう。これは地方選挙の候補者のリーフなどを見ても思うところである。(○○大学を出ただけでは物足りないのか、偏差値グレード的に上位の学校の聴講生だったとか、○○市民大学の研究生だったとか、どうでもいい経歴をワンサと並べ立てている)。気持ちは分かるよ。票を入れて貰うためには、人智の限りを尽くす、自分が優秀な人間である、力になる人間であるということをアピールしなきゃならない。よほどその人を知っている人でない限り、投票の判断材料はそういうところになってしまうからね。

だがだ。だからといってウソをついてまで学歴を粉飾するその魂胆にもはや国民の範たる国会議員の資質を疑う。発覚後の往生際の悪さも大問題。反省しているのかしていないのかはっきりしない。辞職してけじめも付けられない。もはや国会議員どころか人間としての資質すら疑わしい。腹立たしいのはあの山崎拓を破って当選したとのこと、そう福岡2区の選出議員であるということ。こいつは福岡の恥である。即刻クビにすべき。でも辞めていない。
★古賀潤一郎のホームページ

■第7位 ザ・ドリフターズいかりや長介氏死去
これはドリフターズ世代のcorugenとしては大変なショックである。ご冥福をお祈り申しあげます。

■第9位 サッカー、野球、陸上…続々決定アテネ五輪代表
スポーツ観戦(除くラグビーの生観戦)に基本的に興味のないcorugenとしてはどうでもいいニュース。誰が出て誰が勝つかなんて所詮娯楽の域の話で、知らなくても生きていける。野球でどこの球団のファンだとか誰々がきのうツーベースヒットを打ったとか、過去に遡って得々と話すヤツがいるが、その精神構造、脳構造が私には理解できない。(野球はしていたけど)そもそもスポーツコンプレックスの故もあるかもしれない。あと、アテネ五輪の特番番組のために、通常の放送が中止延期になるのが腹立たしい。平素でもナイター中継延長でその後の番組がずれたりするとビデオ録画の予定が変わってくるので、そういうときの私の怒りは尋常じゃない。
 
■第10位 若村麻由美 新興宗教代表と極秘結婚
まあ、今の日本は宗教的ノンポリだから、堅気の坊さんならまだしも、宗教法人(新種だろうなと類推した上で)の代表なんて聞くと、怪しいと思っちゃんだろうな。ましてあの年齢あの風貌で、あの美女を射止めたというんだから、三文週刊誌のライター共は羨望の思い出、バッシングしたに違いない(エロ記事も基本的にそういうライターたちのマスターベーションの材料に過ぎない。国民の知る権利を満たすためだぁ?ふざけるなっ!)。かくいう私もちょっとビックリしたし、若村さんの記者会見での「イッちゃっている眼」を見たとき、おや?もしや?と思ったりもしたが(オウムまで極端ではないにしても「イニシエーション」でもやったか、「立川流の奥義」でも受けたか)、冷静に考えるとこれも自分が生きている世界(次元)の話ではないのである。芸能界や宗教界という異次元の話。そこで役者と坊主が結婚したと言うだけのこと。スポーツ同様「あっしには関係のないことでござんす」ということ。まあ、世界は違えども、お二人さん、お幸せに。

余談であるが、某週刊誌がお相手の小野某氏を「怪僧」と表現していたが、たぶん「歴代の怪僧」をイメージしたためであろう。「歴代の怪僧」とは、弓削道鏡、ロシアのラスプーチン。いずれも人間的魅力によるものか男根的優秀さによるものかはわからないが、女性には不自由しなかったらしい。件のライターや編集者はコレを教養の高さと誇っているのかもしれないが、そもそもそういうワーディングを下らない文脈(ネタ)の中で使い、あまつさえ天下の公器でこれを流す罪深さを反省した方がよい。こいつらにはcorugen最高裁では騒乱罪を適用する。
なぜなら、こやつら三流マスコミ連中の倫理観のなさ、教養のなさが社会にいらぬ騒擾を巻き起こし、倫理の低さを社会に蔓延させ、結局官憲につけいる隙を与えているからである。 

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