花楸樹つづり

漫画の感想、日々の出来事など。
※18禁なコメントやトラックバックはご遠慮願います。

また行ってきました

2008-12-11 22:53:08 | 映画
容疑者Xの献身を見に行ってきました。5回目です。
上映が19日までらしいので、それまでにもう1回と思いまして(笑)
上映回数が減ってるので、行けるのが21:40上映開始の奴しかありませんでした。終了は深夜0時。眠かった…(つ∀ ̄)~゜

やっぱ何度見てもいいです。
サントラも買いましたが、あれ聞くだけでも場面が浮かんできます。

ってことで(?)、好きなシーンをまとめてみました。
・電話で靖子に礼を言われた後の石神
 電話切った後の石神の顔がすごく嬉しそうでなんか好き。
 殺人を犯した者とそれを隠蔽する協力者という関係とはいえ、
 弁当屋で雑談することさえままならなかった彼には、
 名前を呼ばれたり礼を言われたりといったことは、この上なく幸せなやり取りなのだろう。

・湯川が授業に使っていた図形を4色で塗り分けてるところ
 ぼーっとしながら塗ってる感じがいい。
 あとのほうで石神が留置所の天井で四色問題やってたのと通じるものがある。
 内海が来たときに図形ごと消したのもまたなんかいい。

・石神が出頭して嘘の供述をしているシーン
 出頭した理由を話し出すとき、ずっと無表情だったのが、眉の辺りがぴくぴく動く。
 石神は狂気のストーカーをすごくうまく演じていると思う。
 こういうのも、劇中劇っていうことになるのかな?
 堤さんはホントにはまり役だと思う…。

・石神視点の花岡親子回想
 幸せだったころの靖子と美里。
 彼女らの声を聞くだけで、隣に住んでいるだけで、幸せだった石神。
 事件以降は絶対に見られない、平和な光景です…。

・ラストの号泣シーン
 もうね、それまで何考えてるのかわかんないような感じだった石神が
 一気に崩れたあの感じがね、かーっ(ノ><)ノシ バンバン
 靖子も辛いよねあれは…
 石神のストーカー化を感じて恐怖してたと思ったらそれも自分を守るための工作で、
 しかも彼はさらにとんでもないことをやってたわけで…
 んでまた取調室で一人歯ぁ食いしばってるあの人も…


年明けぐらいまで上映延長してくれたらまた見に行くのになぁ…
あ、でもそれだとDVD化が遅れるか。

***追記*12月12日(金)***
内海「草薙さんはわかるんですか?」
草薙「ん~ジャスミンの香り♪」
ここも好きだw
***追記*12月13日(土)***
あともう一つ。
石神「湯川…君はいつまでも若々しいな…うらやましいよ」
湯川「お前らしくないことを言うな」
湯川はいつも“君”って言ってたのに、ここだけ“お前”になってる。
(ちなみに原作では「いやあ、これでもずいぶん衰えた」)
石神の意外な発言に驚いて素が出たのかな、と思ったり。
***************

コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 週刊少年ジャンプ02号感想 | トップ | サプライズ! »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりです (まっちゃん)
2008-12-21 17:18:01
私は原作を計3回読み返し、映画も計3回観ました。
何回観ても退屈せず、感動は全く薄れませんでした。

私の好きなシーンは
①夜の大学の研究室での湯川と内海のやりとり。
「先生の苦しみを私が受け止めます」(正確になんと言ったかは忘れました。)
内海の影が薄い映画で一番の彼女の見せ場です。
原作では湯川と草薙の男の友情が描かれていて「男臭さ」が感じられました。映画では二人の友情が内海によってぼかされているのは残念でしたが。
あのシーンのバックにモニターに流れるスクリーンセーバー(湯川ラボ)の文字がまたせつなさをかきたててくれました。
このシーンは研究室の静寂さがラストを引き立てているように思えます。多分他の人は「なんでもないシーン」の一つに思えるでしょうが深く葛藤する「人間らしい湯川」が観られたと思います。

②橋の上から美里が石神を呼び止めるシーン
これもなんてことないシーンですが人なつこい美里の可愛さと石神の小さな幸せが伝わるいいシーンでした。

全体を通して原作との比較をすると

原作ではアリバイを曖昧にして警察に靖子が怪しいと思わせることで富樫殺しとはいつまでも平行線をたどるという筋書きでした。
映画は映画館で美里の友達と出会ったという鉄壁のアリバイで捜査の方向が変わっていました。(暴力団関係に)
私は原作の絶妙なトリックを踏襲してほしかったです。映画館には行ったが映画を観たかどうかは証明がつかないという曖昧さで、靖子が怪しいと思わせるために原作では「映画館」をアリバイのトリックに使ったわけですから。
映画では鉄壁のアリバイを作ってしまっているので特に映画館でなくてもいいわけです。
犯行時間にもっとわかりやすいアリバイで良かったわかですから。
石神のトリックの絶妙さが生かされていないのは残念でした。

もう一つは前にも述べましたが
湯川と草薙の友情をもっと描いて欲しかったです。

ではまたお邪魔します。
返信する
Unknown (ジュウ)
2008-12-21 18:28:18
まっちゃんさん、お久しぶりです。

何回見ても飽きませんね、この映画。
同じシーンで緊張して、同じシーンで感動します。

>夜の大学の研究室での湯川と内海のやりとり
私もあのシーンの空気はなんか好きです。
会話はしてるけど、いつものコミカルなものではない。他に聞こえるのは内海の足音だけ。
内海が足を止めると、動くのはあのスクリーンセーバーだけ。
嵐の前の静けさ、とでもいうんでしょうか。
確かに、この静寂がラストを引き立てているように思えますね。

>捜査方針の変更
あれは私も「あれ?」と思いました。
石神の勝利の表現としては確かにわかりやすい結果かも知れませんが…。

>湯川と草薙の友情が見たかった
非常に同感です。
そして、できれば
「もし僕の推理を元に捜査を行えば、君との友人関係は解消する」
「もし彼女が自首しなければ、先生と縁を切ってでも私は捜査を進めるしかありません」
…というようななやりとりも残してほしかった。あれがあったほうが、「刑事としてでなく、友人として聞いてくれるか」の台詞に深みが出る気がするのですが…。

とはいえ、ドラマ化・映画化するにはレギュラーに女性がいないと華がないので、仕方ないのかもしれませんね(笑)
これはこれで面白いですし。
返信する
追記です (まっちゃん)
2008-12-22 02:20:05
良かったところもう一つ。
ラストのエンドクレジットと共にながれる「最愛」。
前曲のポップな「kissして」から一転してバラード。曲を作った福山さんは天才だ!と思えるいい曲でした。歌う柴咲さんも同じくです。
淡雪が舞う隅田川を捜索する様子を少しずつ上空へ遠ざかって行くさまはなんともいえません。

このガリレオシリーズで共通したテーマは言うまでも無く湯川と草薙の男臭い友情だと思います。
映画では湯川と石神の友情はうまく表現できていたように思えますが、内海の登場により湯川-草薙を結ぶ線が弱められているのは仕方の無いことなのかもしれませんが残念でなりません。
原作では湯川と草薙、湯川と石神、それぞれの友情がうまく描かれていました。
そしてそれぞれの利害関係からくる湯川の心の葛藤がよく伝わってきました。
草薙は刑事としての立場、石神は靖子を守るという立場、そして湯川は両方に対しての「責任」を負ってしまったわけです。
草薙に対しては事件を解決させてあげたいし、石神に対しては靖子への恋心に気づいているだけに解決していいものだろうかという葛藤です。いつもは理路整然としてあまり感情を表に出さない湯川が悩んでいる姿は新鮮でした。
最終的に勝ったのはパンフに書かれていましたが湯川の理性なのでしょう。何の罪もない「技師」に手をかけたわけですから。
原作には「この世に無駄な歯車なんかないし、その使い道を決められるのは歯車自身だけだ」とありましたが私としては非常に感銘を受けた言葉です。
映画では「歯車」という言葉を湯川は使っていましたが原作ほど深みはありませんでした。

最後にもう一つ
靖子を演じた松雪さん。
ふてぶてしいというか、気が強い役が多い松雪さんの今回の「幸薄女」は見事でした。さすがだな~という印象です。
返信する
またお邪魔します (まっちゃん)
2009-03-05 06:02:47
もうすぐ「容疑者Xの献身」のDVDが発売されますが、その前に映画を見て気づいたシーンを述べておきます。
最後に大学のキャンパスで内海が湯川に事件の経過を報告しますが、そのとき建物の入り口から出てくる人のジャケットかジャンパーの胸のところに四色問題のカラーの模様が付いています。
細かいですが4回目で気づきました。確かめてみて下さい。
DVDの発売前にお伝えしておきます。
返信する
Unknown (ジュウ)
2009-03-05 18:36:09
Σ(゜□゜)!

それは全く気づいてませんでした。ありがとうございます。
DVD届いたら(←予約済)そのシーン意識して見てみますw
返信する

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事