夢じゃないんだけどなあ……／八田さんじゃなくて法多山

　この秋、やっと法多山尊永寺に行った。行かなかったわけじゃなくて、単純に頭に無かっただけのこと。しかし新聞で名前を見たら、なぜか無性に行きたくなって、衝動的に。
　ただそこで疑問が出た。実はかなり前、１０年より更に前だろう、法多山近くまで行ったことはあるのだ。Ｗ杯が開催される少し前のエコパを見に。愛野駅前なんて何も無かったときだ。そのときに行った法多山辺りと風景が全然違う。発展して風景が変わったという意味ではないところに問題点が。
　いわゆる門前町の手前で交差点をぐいっと左折してエコパ方面に向かったと思ったが、門前はこういう様子だから交差点はないしぐいっと曲がる道ではない。




それにエコパへ行く道はずっと手前のこの交差点だった。


いや違うぞ……こんな何も無い道じゃなかった。それで改めて地図を見ると、愛野駅方面に行く道は更に手前の、このとき通ってない交差点のようで（つまり画像も無い）、袋井高校横の道路ではなかったかと。法多山からえらい離れたところじゃんか！　記憶による空間圧縮？　どうしてこうなった！？
　だから行っても行っても“記憶の中の門前”の風景に着かない、そんなせいで現実の法多山の山門にたどり着くまで、想像より距離があったことで、精神的に疲れてしまった。たださすがに法多山、道中に地味遺産が点在。





　もちろん現地で撮影はちゃんとした。車が渋滞して、やたら人がいた小国神社と違いこっちは人が少なくて拍子抜けした。まあ撮りやすくて良かったのは言うまでもない。そして個人的にはこっちの方が好みだなと。




そして幸いにも２回目に行ったら１回目に準備してた催しが開かれてたため、「無料」！ということでちとお邪魔してきた。なんせ普段公開してない紫雲閣に入れるというから入らないわけにもいくまい。





寺域自体は歩いて疲れるとか時間が物凄くかかるとかの広さはないが、しかし紅葉を撮りつついくつもあるポイントをあちこち見ていると、思ってたより時間が過ぎていて充実した時間となった。休憩施設があったり、寺の中に児童公園があるとは思わなかったぞ。






紅葉メインだったから見れてない部分も有ったし、そして団子を食わねば……また行くか。