盛り上がった誕生日会および歓迎会! 第1回

2018-07-16 22:45:43 | 日記


 昨日、私たちグループホームの入居者のAさんの誕生日会、そして6月に入居されたCさんの歓迎会を市内のカラオケ店にて行いました。誕生日会および歓迎会の日程が決まってから夕食ではいつもイベントの話題で盛り上がっていました。とりわけ、Cさんははじめてのイベントであり、Cさんの大好きなカラオケです。「早くカラオケをしたいですね」とニコニコ顔で話されることが多かったです。

 もちろん、参加者は入居者の方々だけではありません。誕生日会や忘年会、新年会ではいつも理事や正会員の方々もイベントを盛り立ててくださいます。

 今回は認知症高齢者グループホームに勤務する佐藤信行さん、海事法務事務所を運営されている望月照之さん、そしてFさんでした。



 望月さんははじめての参加でしたが、当法人の理事長である私の友人で、縁パワーという団体を設立する以前に、望月さんとは「ヴィア・モデルナ(新しき道)」という団体を一緒に立ち上げた同志です。「ヴィア・モデルナ」の活動期間は短かったですが、この団体の活動があったからこそ、次の「生活困窮者連絡協議会」の立ち上げ、そして現在の「特定非営利活動法人縁パワー」の設立へとつながったわけで、そういう意味では、望月さんがイベントに参加してくださったことは、私にとって非常に感慨深いものがありました。

 当日の誕生日会および歓迎会は、Cさんや望月さんのことの「人となり」もお伝えできればと考え、まずは、参加者一人ひとりの自己紹介からはじめさせていただきました。

 入居者の方々には自己紹介をしやすいよう配慮するため、私がインタビュアになって質問形式で入居者に話をしていただきました。



 Bさんは自分が通っている作業所で一緒に働いている仲間と話せる人間関係が築けたことを元気に語られました。通所当初は人間関係よりも集中して仕事をすることを目標に取り組まれてきたけれど、2年目は仲間に挨拶をされたり自分でしたりするうちに話せる関係が築けるようになり、作業所に行くことが楽しみになっている、ということを話されました。

 Aさんは自分の誕生日を迎えた心境や、障がい者雇用で働いている様子、手話サークル、ボランティア活動など、地域で取り組まれていることについて話されました。最近では猫背を治したいなどの理由ではじめた「ヨガ」の取り組みについて楽しそうに語られました。



 Cさんは作業所で働いている1日の流れを参加者に説明され、「楽しいことは黙って一人で過ごすことです」と話されました。「今日、みんなでやるカラオケは楽しいことですか」と質問してみたところ、「うん、カラオケも楽しい。好きです」と笑顔で応えられました。



 入居者の方々の自己紹介を終え、次は望月さんの自己紹介です。望月さんは生まれ故郷でよくスキーをする機会が多かった理由から、スキーをすることが得意であったようで、さらに「モーグル」の選手として活躍するためにフランスへ渡ります。フランスでケガをしてしまい、選手として活躍することは難しくなりますが、それからの生き方が面白いのです。すぐに日本に帰らず、何かを成し遂げてから日本へ帰ることを決意し、フランスの大学、そして大学院まで行き、国際法を学びます。スキーは選手として難しくなるものの、スキーを教える先生として活躍されます。望月さんの「底力」には学ぶべきことが多いですね。ちなみに、望月さんはフランス語もペラペラです。そうした話を語られた後、私と出会ったことの経緯について語られました。私が教師だった時にある労働トラブルに巻き込まれ、ある場所に相談に行くのですが、そこで望月さんとはじめて出会い、望月さんから労働問題についての知識を学んでいくのです。そうしたやりとりをしているうちにお互いが意気投合していったという話をされました。最後はご自身の「海事法務」の仕事内容について入居者の方々にわかりやすく説明され、入居者の方々から「すごい人だなあ」と言われていました。



 佐藤信行さんは認知症高齢者グループホームに勤務していることをCさんにわかりやすく説明され、自己紹介を終えましたが、佐藤さんは相変わらず、盛り上げることが上手で、話すたびに雰囲気を明るくさせる方ですね。

 さあ、いよいよこれからカラオケ大会のはじまりです!

続く

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