本日リーグ第8節があり、何とか2−0で勝利し、勝ち点を10に伸ばす事ができました。。
苦しい試合でしたが勝ち切れたことは大きかったと思います。
今日のその試合に、この春卒業したGKの先輩が応援に駆けつけてくれてくれました。
少しだけ話をしましたが、その中で「僕も1部リーグでやりたかったです」的な会話がありました。
去年、彼はチームの1部昇格に大きく貢献してくれました。
サッカーでのプレーは勿論のこと、苦しい練習にも、理不尽なことにも、チームがバラバラになりそうな時にも、文句一つ言わず、自分をしっかり持ち、ブレることなく頑張り続けてくれました。
担任として3年間受け持ちましたが、学校生活での態度も素晴らしく、あまり面白くないキャラを除けば、人間的に申し分ない生徒でした。
正直、彼がいなかったらチームは絶対にまとまっていなかったと思っています。
そんな彼が中心となり「上げて」くれた1部リーグでの戦いに現在の2、3年は必死になっているでしょうか?
苦しい時、劣勢な時、「戦って」いるでしょうか。
特にレギュラー陣、彼のように1人でもストイックに練習できているでしょうか。
彼らは、昨年、制度的に自分達が1部で戦うことが無理でも後輩の為に戦い続けてくれました。
後先の事は何も考えず、自分達は来年どの道、1部でやれる事がないし・・・と、そういう幼稚で、勝手な思考、そんな想いであれば、今のチームはなかったと思っています。
僕は恩を仇で返す人間にはなりたくないので、今は監督として、彼らが必死に戦い、上げてくれたステージでカテゴリーを下げず、在校生を戦わせ続けることが恩返しだと思っています。
上手いとか下手とか関係ありません。
彼のように自分をしっかり持ち、人の為に行動ができて考えられる選手が、一人でも多く出てきてくれる事に期待しています。
在校生の皆へ。
「今」があるのは誰のお陰か、そんな事を考えられる人間になって欲しいですね。