さて、ハーモニクスによる分類です。
・楽観的タイプ(2,7,9)図中の赤
・合理的タイプ(1,3,5)図中の青
・反応的タイプ(4,6,8)図中の緑
では毎度のように、エニアグラムで幸せ子育てから、
簡易タイプテストの、選択肢グループ2を引用します。
楽観的タイプ:選択肢X
私は、物事は結局なんとかなるのだから大丈夫だ、と思う。
楽観的な見積もりが裏目に出て対応が遅れることもあるが、
嫌なことばかり考えるより、明るい気持ちでいたほうがいい。
反応的タイプ:選択肢Y
私は、実際には、多くの人が思うよりずっと繊細だと感じる。
警戒心が強く、マイナスの感情、あるいは本能的な『嫌な予感』を、
強くはっきりと感じる。常に最悪の事態を視野に入れたい。
合理的タイプ:選択肢Z
私は、判断するとき、感情に左右されたくないので、冷静かつ論理的であろうとする。
冷淡だと非難されても、気持ちがどうかということと、
問題をどう処理すべきかということは、分けて考えたい。
この分類はとってもわかりやすい分類です。上の引用だけで完全に事足りるでしょう。
でもそれだけでは話にならないということだそうなので、もう一段階、噛み砕きます。
・楽観的タイプ(2,7,9)
「問題が起こった」と認識した次の瞬間、
「ま、なんとかなるよね。さあ、どうしようか」と考えるタイプ。
小学校のとき通信簿に「明るい」とか「朗らか」とか書かれたような人たちであり、
また、本当にその通りだよなあ、と思う感じの人たちです。根っから明るいです
(ただし「陽気」「ラテン系」とは限りません。草食系・癒し系も多数おります)。
もちろん生身の人間なので、陰の部分はあります。たっぷりあります。
必要があればどっぷりつかることだってあります。
ただ、日常のなかでは、そこにわざわざ光を当てようとしない人たちです。
辛いから避けているケースもありますし、それをしても仕方ないと思っているケースもあります。
ポジティブシンキング。
・反応的タイプ(4,6,8)
「問題が起こった」と認識すると同時に「ヤバい!」と強く感じ、
もうその瞬間に真剣な、たいへんだモードにシフトチェンジするタイプで、
ことによっては悲観的(「もうだめだ」とか感じやすい)なことさえあります。
自分に陰の部分があることをよくわかっていて、だから逆に明るくふるまうこともあるでしょう。
相手の言い方に棘があったり、説明に引っ掛かる部分があると、
ていうか、もはやそんなものがなくても、そこばっか気になっちゃう。
リスクを重くみて(だからといって安全策をとるとは限りませんけども)、
すごく、こう、「問題」を「問題」として重大に捉える人たちです。
『感情的な反応』をむき出しにすること≒真剣に向き合うこと、と考える人たちです。
・合理的タイプ(1,3,5)
「問題が起こった」と認識すると、「はいはい解決しましょうね」となり
「問題はコレ、こうなると解決、だからこれをこうしますよ」と、
合理的に、淡々と、「問題を解決」することに重点を置くタイプです。
感情の問題の優先順位は低く、後回し、そっちのけになる傾向があります。
感情的な反応や楽観的な見通しは、判断の邪魔になると考えるのか、
冷淡だ、とか、ドライだ、という印象を与えることが多いかと思います
(むしろ、ネクラと言われるような人は、反応的よりこの合理的に多いかもしれません)。
比較的、喜怒哀楽の起伏は小さめです。なんか機械的で無機質なイメージ。
「納得する」「すっきりする」より「問題がなくなる」を優先します。
自分自身に対して、「効果的」であることを求めます。
この分類は、比較的はっきり分かる方が多いと思います。
自分が世界標準だと思っているケースでも、
「なんでみんなあんなマイナス思考なんだ?」って思うとしたらたら楽観的、のように
差し引いて客観的に考えることも難しくないと思います。
さて、今夜はここまで。おやすみなさい。