アメリカ人は嘘つきだから信用できない、ってどこぞの代表が言っていた気がするんですが、
アメリカ人は嘘つきだとは思わないのです。
アメリカ人は概して、いい加減なんです。
アバウト、というか。
それと自己チュー。
日本人の様に、約束を守るとか、自分の言動に責任を持つとか、そういう感覚があまりない様な気がします。
よく言えば、フレキシブル。そう、フレキシブル!ですよ。
平成の終わり、外国から日本に来る人に日本語を教える、という案件がありました。
履歴書を送ると、すぐ返事が返ってきて、それもメールの最後には、PEACE!みたいな終わり方で、すぐ電話インタビュー!
が、そのインタビューの日取りがまったく決まらない。挙句にその日と思って待っていれば、すっぽかし。時差を考えなかったという新人のお姉ちゃんの言い訳。
で、やっとのことWhat'sApp でインタビューをしたと思ったら、最初の案件は誰かに決まっていて、「でも他があるから、来週までには書類を揃えるね〜」と。書類なんかちっとも来なくて、「月末までに始められる様にするね〜」。
まあ、結局のところ、そのまま消滅。一応きちんとした語学学校みたいでしたが、怪しいもんです。
ありえねええええええ、と思われるかもしれませんが、アメリカ人にはアリエールです。
予定を途中で変更する、事情が変わったんだからシャーないじゃん!というメンタリティ。
も一ついうと、悪い事でもバレなきゃオッケー的なのもあります。
あれだけたくさんの民族が住んでいますからね。
それと、それぞれのお役所が分離独立しているので、こっちで引っかかっても、あっちには知られない、みたいなところがあるんですね。二重国籍とかが国でオッケーなのも、そこまで追跡できないからでしょう。それと、メキシコあたりから不法で入ってきてしまっても、働き出して税金払っていれば、特に問題ない、みたいな。
興味のあるのが、3000ドルぐらいで永住権が取れちゃうってやつ。移民局の誰がやってるんだ〜?って興味がありました。インド人とか、中国人とか、そういう手を使っているってよく聞きましたね。
そのメンタリティでどれだけすっぽかしを喰らったことか。相手は悪いと思っていませんから。
だけど、日本も移民が増えてくると、こういうメンタリティで行動する人も増えてくるのではないかと思います。昭和、平成の時代に散々メディアによって流されてきた「アメリカって素晴らしい」にすっかり毒されてしまってる日本ですから時遅しの感はありますが、そういう意味から言っても、これからの時代にアメリカに留学とか移住とかはそれほどためにならないからやめておきなさいよ、と思ってしまうのであります。
そうそう、パックマンみたいな名前の人が、日本も二重国籍にするべきだなんてふざけたことを言っていましたが、日本人で二重国籍になりたい人の多くは(アメリカに限って言えば)、市民になればアメリカでもきちんと優遇措置を受けられて、でも、日本の年金やら健康保険やら、なんだか知りませんが、日本人としてのステータスも残しておきたいという、超自己チューから来ることが多いのですよ。惑わされてはいけませんぜ〜。