スピッツはなんでも、ハードロックだかパンクだかで活動してて、なんだかちょっと路線を変えたこういう曲で売れちゃったんだとか。本当だとすると、そういうのって当人はちょっと微妙なんですよね。もったいないねせっかくいい演奏といい声でいい歌うたうのに。
前の会社にいたころ、なぜか非常に僕になついてくれていた草サッカーチームの後輩の高校生が「スピッツいいですよ」って勧めてくれたんだけど、その時は結局CFとかで流れるのを聴いただけでした。でもそれだけでも透明感のある歌声と、比較的ゆっくりとしたテンポで丁寧に歌うからなおさら深まる歌詞の意味というか謎めいた感じが印象に残っていました(それとボーカルの名前「マサムネ」)。確かそのときはロビンソンだったかな。その後輩も「歌詞の意味よく分かんないんですよね」って言ってました。関係ないけど高校生っていつも気楽で楽しそうですよね。僕もその頃は気楽に見えたんだろうな。実際そうだったけど。
このCDは嫁が持ってたのを借りて聴いてみてはまりました。渚、ハヤテなんかがとくにお気に入りです。もちろんこんなキーじゃ歌えませんが、歌った気持ちになって聴いてるとけっこうテンションが上がるので、会社に行くときによく聞いています。歌えないから電車の中でつい声出ちゃうキケンも少ないっつーことです。
スピッツ「インディゴ地平線」POLYDOR POCH-1605