初海外

2007-06-24 23:39:25 | 日記

このあと一週間ばかし海外へ行ってきます。残念ながら仕事です。初めての海外は旅行にしたかったな、ヨーロッパ行きたかったな、、、でもパスポートを取る費用も出たからいいか。なんとなくテロも怖いけどテロ対策がもっと怖いです。税関でそわそわしてると「テメこっち来い」とか屈強な男達に連れ去られてしまうのではないのでしょうか。フォービジネス、ファイブデイズ、オーケイ?

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Helloween EP/Walls Of Jericho

2007-06-15 22:49:00 | discography

高校のとき、部活の遠征で関東の町に合宿したことがありまして、民宿みたいなところに雑魚寝して、来る日も来る日も試合して負けて(たまに勝って)、という毎日だったのですが、ひとりわざわざラジカセを持ってきた猛者がおりまして。「これいいんだよ~みんな聴け~」と朝っぱらから流していたのがこのHelloween。聴いたことある人はご存知かと思いますがヘビーメタルです。

バスドラムという、リンゴ・スターがドラム叩くとき「The Beatles」って書いてあるこっち向きの一番でかい太鼓ね、あれを2つ並べて両足で叩くんです。ツーバスとか言うらしいんですが、ふつう拍子をとるために1~2回使うバスドラムを8回とかやるんですね。曲の間中通奏低音が「ドドドドドドドドドドドドドドドド」って。んでギターは唸るしボーカルは叫ぶし、寝てられるかっつーの。

このHelloweenというバンドは、たしか日本では「Keeper of the seven keys」という連作で人気が出たと記憶していますが、クラシックの楽曲構成を意識したような作りだったりけっこう丁寧に作っていて、まじめに聴くとよく出来た内容なんですね。このCDは、それで売れたあとたしかヨーロッパで出してたデビュー前後のミニLPなんかをまとめて出したCDだったと思います。このCDではカイ・ハンセンというギターの人がボーカルもやっていて、時期的にはこの後になる「Keeper~」なんかとは(ボーカルが変わって、というのもありますが)ちょっと雰囲気が違います。僕はどっちかっていうとこっちの方が好きです。荒い感じが残るけど勢いがあって。あと、このカイ・ハンセンの歌がなんとなく悲しげなのも好きですね。「How Many Tears」なんて歌詞をちゃんと読むとヒッピー全盛の頃を思い出すような反戦歌で、このボーカルで聴くと涙が出そうになるくらいです。でもそんな悲しげなはずの曲でもバスドラムはずうっとドコドコ言いつづけるんだよね。

「うるせーな、やめろよそれ」と最初は不評だった朝のHelloweenでしたが、一週間くらいするとみんな慣れちゃって、帰ってからCD買った奴が僕も含めて数人いました。音楽を繰り返し聴かせて馴染ませてしまう「刷り込み」の技法が存在することをこの時初めて実感したのです。

Helloween「Helloween EP/Walls Of Jericho」Noise Records N0088

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ブランデンブルク協奏曲全集

2007-06-06 01:19:34 | discography

前出のクラシック好きの友人のおかげで、なんとなく聴いていたクラシック曲をひとつひとつ意識できるようになったのですが、これもそういう曲のひとつです。友人が持っていたのはカール・リヒターの全曲集で、最初僕はおまけ(?)で入っていたヴァイオリンとオーボエのための協奏曲の方が気に入っていて、ついでに、といってはあまりにナンですが本編であるこっちもまたよく聴くようになりました。

クラシックはあまり分けて聴いたりしないんだけど、この5番の第1楽章は別で、チェンバロのソロはロックンロールだと思います。って、こんな事クラシック好きな人は言わないか。いや、でもロック好きな人はこの曲は好きになれると思うよ。ダメ?5番はあとパブロ・カザルスの演奏のやつも持っているんですが、面白いのは同じ曲なのに全然違うの。当たり前なんだけど。カザルスのはカザルス色がばっちり出てるし、チェンバロじゃなくてピアノ使ってんだよね、印象がかなり違う。リヒターのはわざとテンポを崩さずにマシンのように音を刻んでゆく。クラシックじゃ言わないと思うけど、ドライブ感が強くてよい。タテノリ。なんかもうその友人に聞かれたら怒られるな。

で、スタンダードというかいわゆる「名演奏」というのも聴いてみよう、と思ってこのCDを買ったんですが、最初意外と5番第1楽章の印象は薄かったんです。とても丁寧に弾いていて、抑揚も必要十分でしつこくもなく物足りなくもない。ところが、全曲とおして聴いてみるとこれが凄い。演奏に何か風格のようなものがあって、曲の作りも丁寧でひとつひとつの音まで曲想を行き渡らせているのがありありと解るんです。リヒターの演奏でついノリで聴いてしまう癖をつけてしまっていた僕にはちょっとしたショックでした。「ああ、本当に綺麗なクラシック曲だったんだな」、って(そのまんま)。その後でもう一度5番を聴いてみると、やっぱり良い。曲が立体的に聴こえるというか、あらためてバッハって凄い人だったんだ、と思い知らされる感じです。良い曲と良い演奏。もちろん、リヒターのが悪い、ってんじゃなくてよ。たとえていえば、レオンハルトのは横綱。リヒターは前捌きが上手い売出し中の三役で、カザルスは型を持ったベテランの前頭(10枚目あたりにいた栃乃和歌みたいな)。

そのあとしばらくしてその友人は「ちょっとオレの印象と違うんだ」と言って持っていたそのリヒター/ミュンヘン・バッハのCDを売りに出していました。別の友人が「お得だ」と言って買ってましたが、今思うといいチャンス逃したな。結局僕は社会人になってからちゃんと定価で買ってしまいました。クラシックなんて特に、最初の演奏の刷り込みって強いんだよなあ、、、ってリヒター版の話しかしてないな。

J.S.BACH「BRANDENBURG CONCERTOS」LEONHARDT SONY SRCR 2107-8

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古いニュースですが

2007-06-04 17:32:23 | 日記

横浜FCの三浦知良選手(カズ)が参院選出馬要請を断ったニュースはご存知かと思いますが、「相手のあることだから」とか「政治に興味のある人はやればいい。ただ、僕はサッカーが仕事だから」など相変わらずかっこいい日本語を残しています。ほんと、やることもそうだけど言葉の選び方もカッコいいよね。この人は「見られる事」を必要十分に意識した言動ができる、日本人では数少ない「プロフェッショナル」のスポーツ選手だと思います。

一部で話題になっていますがそれに反して「この時期この人に依頼するって何考えとんじゃ」的な批判もごもっとも。確かに現役スポーツ選手が議員になったこともあった気がしますが、"カズ"をちゃんと見てる人ならこのタイミングで「選挙に出ない?」って言うのが相手に対してどういう意味を持つ言葉なのか、分かりそうなもんですよね。つまりまあ、色々人のことなんて構ってられない状況なのかも知れませんが、カズがちゃんと(交渉)相手の事を考えたくらい、相手はカズのサッカー選手としての立場を考えてくれたのかしらん?という感じがすごく残ります。

でもホント大人だよね。僕だったら「テメ俺に辞めろってか!」と怒鳴るのを押さえるので精一杯だと思うな。

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