Wheels are turnin'

2013-12-20 11:21:50 | discography

初めて買った、ヒットチャートとかで出ていたCDです。一応ロックンロールだよね?これの後ですね買ったのが。
お小遣いをはたいて親にもお金出してもらって買ったCDプレーヤーで何を鳴らそう、って考え抜いて、そのときFMラジオで聞いてとても気に入っていたこのバンドのCDを買うことにしました。当時の2,800円は大金ですよ。近所のスーパーのレコードコーナーには無かったので、40分かけて電車に乗って県庁のある街まで行って、もう少し大きなレコード屋さんで買いました。田舎なので、電車に乗るイコール違う都市に行く、だったんですよね。地元にはない色々なCDが置いてあって、ラジオで聞いてるバンドやアーチストの名前がズラーっと並んでてすげえなあ、と思ったのを覚えています。引越しを重ねるうちにどこかに行ってしまったのですが(たぶん実家の物置)、今回Amazonで安く買えるのを見つけて衝動買いしました。

確か、ラジオで流れていたのは2曲目の「One Lonely Night」、5曲目「Live Every Moment」と6曲目の「Can't Fight This Feeling」でしたかね。これはまあ何というか好みなのだろうと思うんですが、メロディーがキャッチーでかつ歌詞が非常にシンプルで分かり易い、というのが後になると分かってきます。これとかビートルズとかの歌詞を覚えて真似して歌っていたのが、後々英語を習わされたときに、口が言葉のリズムを覚えているような感じで残っていたと思います。これ、最初がイーグルスだったりレッド・ツェッペリンだったりしたら、僕の英語もまた違った影響を受けたのではないでしょうかね。

「Can't Fight This Feeling」今聞いてみるとありがちなロックバンドのバラード曲の中のひとつなのですが、僕にとっては初めて買ったCDで、聞いていたのはニキビ全盛の中学校時代。友情が恋に変わってしまい、その気持ちを隠し続けることに耐えられない、と歌っている感情も歌詞も至ってシンプルなのですが、感覚時間が今よりずっと長かった中学時代の様々な感情がほぼ全部てんこ盛りでこの懐かしい曲に埋め込まれていました。CDを音量を上げてかけて、覚えやすかった歌詞を思い出しながら歌ってみたら、かつて僕の中にあったそれらの感情の記憶があふれ出して来て、意味もなく涙が出てきました。

ちなみに、感覚時間は対数で現される、という考え方というかモデルがあるそうでして、計算スクリプトで見てみたら今の僕は13歳のときと比べて1/3倍の速さで生きてるんだそうです。今の1日は中学生の僕にとっては3日分ってことですかね。そりゃあ音楽だって体に染み込むわな。

REO Speedwagon「Wheels are turnin'」EPIC EK 39593

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