遅番で仮眠室にいた輝は夢を見ていた。
それはそれは幸せそーーーーーーーーーな寝顔で、枕を抱えながら笑っていた。
そんな上司の姿をイワンは座り込んでじっと見つめている。
笑いながら枕をぎゅっと抱きなおす上司に、あるイタズラをしかけた。
「アナタ~、朝よぉ。お・き・て(はあと)」
精一杯の裏声で上司の耳元に囁いた。
「う…ん…みさ…」
寝ぼけている輝は声を掛けた者の首に腕をまわし、顔を近づけ始めた。
「うわあっ!たっ隊長待った!俺ですーーーっ!」
はた、と目を覚ますと輝はイワンと掌越しにキスをしていた。
ぎゃああぁぁぁああぁぁ!
仮眠室からの雄叫びはスカル部隊棟に鳴り響いた。
「ん、もう隊長ったら強引なんだからっ」
着替えて待機所に入ってもイワンのからかいは止まらなかった。
「気持ち悪いぞイワン!」
「いや~、だって立派なテント張ってるもんだから慰めてあげようと思いましてね」
「誤解を招くような発言はやめろーーー!」
輝は顔を真っ赤にして怒っている。
「艦長が妊娠してからしてないんでしょ、隊長」
イワンに乗っかって他の隊員達までもがからかい始めた。
「溜めるのは良くないですよ。なんならオレのコレクション貸しましょうか?」
「なんのコレクションだっ!なんのっ!」
「イヤだわっアタシの口から言わせるつもり?」
イワンがしなると輝に拳固をくらった。
「そんな怒らなくてもいいじゃないスか。ルージュ小隊は今パトロール中で待機所には野郎しかいないんだから」
「いても関係ない!余計なお世話だ!」
「なんだ。せっかく隊長の好きそうなヤツ持ってきたのに」
ひとりの隊員が見せたディスクジャケットには『Gカップお姉さんの個人レッスン』という文字が書いてあった。
「おまえらーーーーっ!」
堪忍袋の緒が切れた輝はパイプイスを振り回し始めた。
「わーーー!隊長、ロープ、ロープ!」
こんな風に隊員達はコミュニケーションを取り、スカル部隊は笑顔が絶えない。
明日をも知れぬ命なら、その瞬間を楽しく生きようという男達ばかりだ。
「セーヌ・ルージュ小隊、只今帰艦しました!」
そしてそんな男達にも劣らない女性隊員もいた。
ビデオディスクをすばやく隠して何食わぬ顔をする輝たち。
「ああ、お疲れさんっ!仮眠室空いてるから寝てもいいぞっ!」
「眠くないから大丈夫でーーす!隊長っ!カードゲームしましょー!」
相変わらず無邪気なルーシーが輝の姿を見てはしゃぐ。
「そ、そうか。何がやりたい?ルーシー」
「神経衰弱ーーーぅ!」
元気なルーシーの声に隊員達はずっこけ、輝は引き攣り笑いの表情を見せた。
「うん…確かに今の俺にはぴったりなゲームかも、な…」
早番との引継ぎを終え、どこかに寄る気力も無く真っ直ぐ家に帰る。
「た…ただいま…」
「お…おかえりなさい。どうしたの?」
輝は仕事明けとはいえ、いつもよりふらふらしていた。
「あー…ちょっとな。イタズラ小僧の相手をしていたもんで…」
「…一体どんな任務体制を取っているの?」
未沙の目が一瞬細く光った。
やぶへびと言わんばかりに輝はそそくさと階段へ向かう。
「食事は?サンドウィッチが出来てるわよ」
「トマトのか?」
「卵とハムチーズのもありますー!」
いーだ!と舌を出して拗ねる。
ここ最近は未沙のつわりの都合でトマトメインの食生活だった。
それでも12週に入ってからは少しずつ軽くなってきている。
「そうか。でもそれはお昼に食べるよ。とにかく今は眠いんだ…寝る」
「そう。じゃ、私は健診の予約が入ってるから行ってくるわね」
「ん、わかった。気をつけてな。段差に気をつけるんだぞ。あと走るなよ。それから…」
「重いもの持つな、でしょ。わかってます」
「なら、よろしい」
未沙に厳重注意して振り返り、階段を昇り始めた。
「うわっ、たぁ!」
しかし段を踏み外して思い切りコケたのは輝の方だった。
「…貴方の方こそ気をつけなさい」
「はひ…」
脛やおでこをしたたかに打ち付け、返す言葉も出なかった。
軍服をその辺に脱ぎ散らかし、輝はベッドに倒れこんだ。
「つっかれたぁ」
うつぶせになって目を閉じると、からかいの言葉を思い出した。
『立派なテント張っちゃって』
『艦長が妊娠してからしてないんでしょ』
『溜めるのは良くないですよ』
---ホンット、余計なお世話だっつーの、アイツら!
とはいえ、連日未沙は身体をぴったりくっつけて来る。
実は一度だけ、我慢出来ずに未沙が寝静まったのを見計らい、こっそり客間に移動して自分で処理した事がある。
しかしスッキリしたのは一瞬だけで、直後にものすごい虚無を感じて項垂れた。
『す…すぐそこに未沙がいるのに…』
一人でイッても虚しいだけ、と学習した輝は以来、未沙にくっつかれても苦も無く我慢が出来るようになっていた。
仮眠室では未沙の夢を見て思わず…という事になってしまったが。
---俺ももっと精進しなくちゃな…。
そう考えているうちに、輝はすぅと眠りに入っていった。
「…かる、輝。もうお昼よ」
そして今度こそ未沙の声で起こされる。
Image song:「Baby,after you」
それはそれは幸せそーーーーーーーーーな寝顔で、枕を抱えながら笑っていた。
そんな上司の姿をイワンは座り込んでじっと見つめている。
笑いながら枕をぎゅっと抱きなおす上司に、あるイタズラをしかけた。
「アナタ~、朝よぉ。お・き・て(はあと)」
精一杯の裏声で上司の耳元に囁いた。
「う…ん…みさ…」
寝ぼけている輝は声を掛けた者の首に腕をまわし、顔を近づけ始めた。
「うわあっ!たっ隊長待った!俺ですーーーっ!」
はた、と目を覚ますと輝はイワンと掌越しにキスをしていた。
ぎゃああぁぁぁああぁぁ!
仮眠室からの雄叫びはスカル部隊棟に鳴り響いた。
「ん、もう隊長ったら強引なんだからっ」
着替えて待機所に入ってもイワンのからかいは止まらなかった。
「気持ち悪いぞイワン!」
「いや~、だって立派なテント張ってるもんだから慰めてあげようと思いましてね」
「誤解を招くような発言はやめろーーー!」
輝は顔を真っ赤にして怒っている。
「艦長が妊娠してからしてないんでしょ、隊長」
イワンに乗っかって他の隊員達までもがからかい始めた。
「溜めるのは良くないですよ。なんならオレのコレクション貸しましょうか?」
「なんのコレクションだっ!なんのっ!」
「イヤだわっアタシの口から言わせるつもり?」
イワンがしなると輝に拳固をくらった。
「そんな怒らなくてもいいじゃないスか。ルージュ小隊は今パトロール中で待機所には野郎しかいないんだから」
「いても関係ない!余計なお世話だ!」
「なんだ。せっかく隊長の好きそうなヤツ持ってきたのに」
ひとりの隊員が見せたディスクジャケットには『Gカップお姉さんの個人レッスン』という文字が書いてあった。
「おまえらーーーーっ!」
堪忍袋の緒が切れた輝はパイプイスを振り回し始めた。
「わーーー!隊長、ロープ、ロープ!」
こんな風に隊員達はコミュニケーションを取り、スカル部隊は笑顔が絶えない。
明日をも知れぬ命なら、その瞬間を楽しく生きようという男達ばかりだ。
「セーヌ・ルージュ小隊、只今帰艦しました!」
そしてそんな男達にも劣らない女性隊員もいた。
ビデオディスクをすばやく隠して何食わぬ顔をする輝たち。
「ああ、お疲れさんっ!仮眠室空いてるから寝てもいいぞっ!」
「眠くないから大丈夫でーーす!隊長っ!カードゲームしましょー!」
相変わらず無邪気なルーシーが輝の姿を見てはしゃぐ。
「そ、そうか。何がやりたい?ルーシー」
「神経衰弱ーーーぅ!」
元気なルーシーの声に隊員達はずっこけ、輝は引き攣り笑いの表情を見せた。
「うん…確かに今の俺にはぴったりなゲームかも、な…」
早番との引継ぎを終え、どこかに寄る気力も無く真っ直ぐ家に帰る。
「た…ただいま…」
「お…おかえりなさい。どうしたの?」
輝は仕事明けとはいえ、いつもよりふらふらしていた。
「あー…ちょっとな。イタズラ小僧の相手をしていたもんで…」
「…一体どんな任務体制を取っているの?」
未沙の目が一瞬細く光った。
やぶへびと言わんばかりに輝はそそくさと階段へ向かう。
「食事は?サンドウィッチが出来てるわよ」
「トマトのか?」
「卵とハムチーズのもありますー!」
いーだ!と舌を出して拗ねる。
ここ最近は未沙のつわりの都合でトマトメインの食生活だった。
それでも12週に入ってからは少しずつ軽くなってきている。
「そうか。でもそれはお昼に食べるよ。とにかく今は眠いんだ…寝る」
「そう。じゃ、私は健診の予約が入ってるから行ってくるわね」
「ん、わかった。気をつけてな。段差に気をつけるんだぞ。あと走るなよ。それから…」
「重いもの持つな、でしょ。わかってます」
「なら、よろしい」
未沙に厳重注意して振り返り、階段を昇り始めた。
「うわっ、たぁ!」
しかし段を踏み外して思い切りコケたのは輝の方だった。
「…貴方の方こそ気をつけなさい」
「はひ…」
脛やおでこをしたたかに打ち付け、返す言葉も出なかった。
軍服をその辺に脱ぎ散らかし、輝はベッドに倒れこんだ。
「つっかれたぁ」
うつぶせになって目を閉じると、からかいの言葉を思い出した。
『立派なテント張っちゃって』
『艦長が妊娠してからしてないんでしょ』
『溜めるのは良くないですよ』
---ホンット、余計なお世話だっつーの、アイツら!
とはいえ、連日未沙は身体をぴったりくっつけて来る。
実は一度だけ、我慢出来ずに未沙が寝静まったのを見計らい、こっそり客間に移動して自分で処理した事がある。
しかしスッキリしたのは一瞬だけで、直後にものすごい虚無を感じて項垂れた。
『す…すぐそこに未沙がいるのに…』
一人でイッても虚しいだけ、と学習した輝は以来、未沙にくっつかれても苦も無く我慢が出来るようになっていた。
仮眠室では未沙の夢を見て思わず…という事になってしまったが。
---俺ももっと精進しなくちゃな…。
そう考えているうちに、輝はすぅと眠りに入っていった。
「…かる、輝。もうお昼よ」
そして今度こそ未沙の声で起こされる。
Image song:「Baby,after you」
とツッコミ入れそうになった(笑)
ま、それは置いといて。
「なんちゅーもん書いてんじゃ!しなすんどー!」
と怒られそうだな。笑う人の方が多い事を祈る
「Baby,after you」は英詩曲で曲調はめっちゃ可愛いんだけど『きてあん、ステキもうイッちゃう~』っていう歌。
イイよ、こっこ、キミはとても可愛い…(笑)
ものすごいニアミス!!(笑)
お待たせしましたっ(・ω・)ゞビシッ!!
かりなさんらしい明るさがイイ
イワンくんと柿崎くんがいたら、一体どうなるのだろう…とか考えちゃった。
いや、若い内は寝起きには誰でもテン…ぷちっ←もんちゅたん。
ドスッ
カッキーがいたら
柿「もしかして子供が出来てからしてないのかな~?あははは・・・うっぎゃあぁぁぁあぁ!」
岩「柿崎いいいぃぃ!」
に100マクロス$(いくらなんだ?!)
しかも今頃気がつくなんて…orz
蛸の口で・・・回覧板でブロックされるだろな(笑)
未沙が安定期で落ち着けば、( ☆∀☆)
ギシあぁん も夢では無くなる かもしれない かもね
イワンU+2795カッキー×先輩=全部隊総出演
あっ!とある女性隊長が 苦悩悶絶説明会を連日絶賛開催だぁ~(*´・ω-)b